JALカードは2026年8月3日、更新カード(有効期限がきて新しく届くカード)のお届け方法を、これまでの「簡易書留」から「普通郵便」へ順次変更すると発表しました。不在でも郵便受けで受け取れるようになる一方で、受け取りの確実性は下がります。簡易書留に戻すことはできますが、手続きできる期間が1カ月しかないのが今回いちばんの注意点です。
何が変わるか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 変更内容 | 更新カードの発送が簡易書留 → 普通郵便(郵便受けへ投函) |
| 初期設定 | 普通郵便(何もしなければこちら) |
| 簡易書留にできるか | できる。ただし受付期間内にMyJALCARDでの手続きが必要 |
| 告知日 | 2026年8月3日(株式会社ジャルカード) |
JALカードは変更の理由を「お客さまの利便性向上のため」とし、不在時でも受け取れる・対面受け取りや再配達の手続きが不要になる点を挙げています。
いつから:カードのブランドで時期が違う
| カード種類 | 普通郵便が適用される時期 |
|---|---|
| JAL・Mastercard / JAL・Visaカード / JALカード TOKYU POINT ClubQ / JAL アメリカン・エキスプレス・カード / JALカードSuica | 2026年10月有効期限の更新カードから |
| JAL・JCBカード / JALカード OPクレジット / JALダイナースカード | 2026年11月有効期限の更新カードから |
自分のカードの有効期限(カード券面の「MONTH/YEAR」)がこの月以降なら、次の更新分から対象です。
※正確な内容は必ずJALカード公式のお知らせでご確認ください(確認日2026-08-05)。
普通郵便になると何が変わるか
簡易書留と普通郵便では、扱いがはっきり違います。
| 簡易書留 | 普通郵便 | |
|---|---|---|
| 受け取り方 | 対面(受領印・サイン) | 郵便受けに投函 |
| 追跡 | あり(引受・配達を記録) | なし |
| 不在のとき | 不在票→再配達 | そのまま投函される |
| 万一届かなかったとき | 記録から追える | 追跡記録がない |
つまり「再配達に行かなくていい」というメリットと、「郵便受けに現物のカードが入ったまま放置される」というリスクは裏表です。集合住宅の共用ポストで施錠していない、家を数日空けることがある、郵便物が抜き取られたことがある——そういう環境なら、簡易書留のままにしておく判断は十分にあり得ます。
なお公式には「更新審査などの理由により、簡易書留でのお届けとなる場合がございます」という注記もあります。普通郵便に切り替わったあとも、必ず普通郵便になるとは限りません。
簡易書留に戻す手続き(ここが本題)
初期登録は普通郵便です。簡易書留を希望する人だけが、自分で設定を変えます。
手順
- 本会員がMyJALCARDにログイン
- 「登録情報の確認・変更」を開く
- 少し下にスクロールして「更新カード発送方法を変更する」を押す
- 発送方法を「簡易書留」に変更
法人カードはWebでは手続きできず、JALカード コンタクトセンター(03-5460-5131/月〜土 9:00〜17:00、日・祝・年末年始は休み)への電話になります。
受付期間:1カ月しかない
ここが最大の落とし穴です。いつでも変更できるわけではありません。
①JAL・Visa / JAL・Mastercard / TOKYU POINT ClubQ / JALアメックス / JALカードSuica → 有効期限年月の2カ月前の1カ月間
| カード有効期限 | 変更受付期間 |
|---|---|
| 2026年10月 | 2026年8月3日(月)〜8月31日(月) |
| 2026年11月 | 2026年9月1日(火)〜9月30日(水) |
| 2026年12月 | 2026年10月1日(木)〜10月31日(土) |
②JAL・JCBカード / JALカード OPクレジット / JALダイナースカード → 有効期限年月の3カ月前の1カ月間
| カード有効期限 | 変更受付期間 |
|---|---|
| 2026年11月 | 2026年8月3日(月)〜8月31日(月) |
| 2026年12月 | 2026年9月1日(火)〜9月30日(水) |
| 2027年1月 | 2026年10月1日(木)〜10月31日(土) |
いずれも以降の月は同じ規則で続きます(8月3日開始なのは、サービスの運用開始日の都合によるものです)。
この1カ月を逃すと、その回の更新カードは普通郵便で届きます。有効期限が近い人は、カレンダーに入れておくのが確実です。
見落としやすい注意点3つ
- カードごとに設定する。JALカードを複数枚持っている人は、1枚ずつ発送方法を選ぶ必要があります。1枚設定したから全部、とはなりません。
- 今回の更新カードだけが対象(都度制)。次回の更新でも簡易書留にしたい場合は、次回の受付期間にもう一度手続きが要ります。設定が続くわけではありません。
- 海外住所を登録している人は選べない。EMS(国際スピード郵便)または国際書留郵便での発送になります。
このほか、紛失や改姓などの手続きにともなう再発行カードは、発送方法の選択に関わらず「転送不要の簡易書留」で送られます。今回の変更は、あくまで有効期限による更新カードの話です。
どうすればいいか
- 郵便受けが施錠できる/日中も在宅しやすい:普通郵便のままで問題ありません。再配達の手間がなくなる分、むしろ楽になります。
- 共用ポストで施錠していない/長期で家を空ける/郵便トラブルの経験がある:受付期間内にMyJALCARDで簡易書留へ変更を。有効期限が2026年10月(①グループ)または2026年11月(②グループ)の人は、受付が2026年8月31日までです。
- 複数枚持っている人:枚数ぶん設定します。設定漏れが起きやすいところです。
他社も同じ流れ
更新カードの普通郵便化はJALカードだけの動きではなく、コスト削減と再配達削減の流れのなかで各社に広がっています。カードが郵便受けに投函される前提になるほど、受け取り環境の見直し(郵便受けの施錠、長期不在時の郵便局留め)の重要度は上がります。
JALカード各券種の内容はJALカード(普通カード)のレビュー、JALカードSuica、JAL CLUB-Aカードにまとめています。