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改悪公開: 2026-09-24情報確認日: 2026-09-24

JCB、JR東海エクスプレス予約サービス特約(プラスEX会員)を2026年8月25日に改定。新旧対照表に載る変更は2か所で、第2条から「プラスEXカードを発行・貸与します」の一文を削除。改定後の特約本文に「プラスEXカード」「EX-IC」は0件

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JCBの「提携カードまたはそのサービスに関する特約・規定の改定に関するお知らせ」に、1行だけ書かれています。改定概要の欄です。

EX-ICカードの廃止に伴う関連特約の一部改定

対象は「JR東海「エクスプレス予約」サービス」、改定日は「2026年8月25日(火)」、掲出日は「2026年7月1日」。JCB経由でエクスプレス予約に入っている人(プラスEX会員)が対象です。

先に結論

これは料金の改定ではなく、乗車用ICカードの記述が特約から消えた改定です。

ややこしいのは、日付が3系統あって、それぞれ基準になっている語が違うことです。新規発行は「申請分」、再製・再発行は「受付」で日付が明示、乗車サービスの終了は「2027年夏頃」という時期表現。ここを混ぜると事実が変わります。後段で分けて整理します。

新旧対照表に載っている変更は2か所

新旧対照表PDFは1ページで、現行と変更後の全文が両方載っています。当編集部はその全文を突き合わせて差分を取りました(確認日2026-09-24)。

箇所 改定前 改定後
特約 第2条(取り次ぎ、およびエクスプレス予約サービスの入会) 「エクスプレス予約サービス会員には、JR東海より、エクスプレス予約サービスにおける新幹線乗車用のICカードであるプラスEXカードを発行・貸与します。」という一文がある この一文がない(削除)
同 第2条の(※)注記 「(予約や購入申込がなくなった時点でエクスプレス予約サービス会員として登録されます。)」 「(予約や購入申込がなくなった時点で「スマートEXサービス」は自動的に退会になり、エクスプレス予約サービス会員として登録されます。)」(字句の追加)
個人情報の取扱い 第2条【利用目的】1項目目 「・JR東海が別に定めるプラスEXカードの送付等、エクスプレス予約サービス提供のため」 「・エクスプレス予約サービス提供のため」(字句の削除)

表は3行ありますが、新旧対照表の凡例が変更箇所として挙げているブロックは特約第2条と個人情報第2条の2か所です。第2条のブロックのなかに、削除1件と追加1件が同居しています。

削除された一文(特約第2条)

エクスプレス予約サービス会員には、JR東海より、エクスプレス予約サービスにおける新幹線乗車用のICカードであるプラスEXカードを発行・貸与します。

この一文が改定後の特約にはありません。JCB側の特約は、乗車用ICカードそのものに触れない条文構成になりました。

追加された字句(特約第2条の※注記)

改定後の該当文は次のとおりです。

(※)エクスプレス予約サービスの決済用クレジットカードとして登録するクレジットカードが、JR東海が別に提供する「スマートEXサービス」で登録されており、かつ予約や購入申込がある場合は、その期間内はエクスプレス予約サービス会員として登録されません。(予約や購入申込がなくなった時点で「スマートEXサービス」は自動的に退会になり、エクスプレス予約サービス会員として登録されます。)

改定前の同じ箇所は、こうでした。

(予約や購入申込がなくなった時点でエクスプレス予約サービス会員として登録されます。)

同じクレジットカードでスマートEXに登録していた場合、エクスプレス予約サービス会員として登録される時点でスマートEXは自動退会になる、と特約に明記されました。これは削除ではなく追加です。ただし、実際の運用がいつからそうなっているのかは特約からは読めません。ここで言えるのは「特約に明記された」というところまでです。

削除された字句(個人情報の取扱い 第2条)

改定前の利用目的の1項目目から、次の字句が削除されました。

JR東海が別に定めるプラスEXカードの送付等、

カードを送るという行為が条文から消えたので、その送付のために個人情報を使う、という目的も一緒に消えた形です。

日付は3系統。基準になっている語が違います

何の日か 日付 基準になっている語 出典
JCB特約の改定日 2026年8月25日(火) 改定日(条文の効力発生日) JCB 告知ページ
JR東海 会員規約・特約の改定日 令和8年(2026年)8月25日 改定日 expy.jp 規約・特約の末尾
EX-ICカード 新規発行の終了 2026年8月(日付の指定なし) 申請分 JR東海 告知ページ
EX-ICカード 再製・再発行の受付終了 2026年8月24日 受付(日付で明示) JR東海 告知ページ
EX-ICカードによる乗車サービスの終了 2027年夏頃(目途) 時期表現のまま。確定日は公表されていない JR東海 告知ページ

「8月24日で新規発行が終わった」と読むと誤りです。8月24日は再製・再発行の受付終了日で、新規発行のほうは日付が特定されていません。原文はこうなっています。

「EX-ICカード」の新規発行は、「2026年8月の申請分」をもって終了いたしました。それ以降の申請分に対しては、「EX-ICカード」を発行いたしません。

「EX-ICカード」の再製・再発行は、「2026年8月24日」をもって、終了いたしました。2026年8月25日以降は、「EX-ICカード」の再製・再発行の受付はできません。

新規発行は申請分、再製・再発行は受付。基準語が別系統なので、片方の日付をもう片方に当てはめられません。

すでに持っている人はどうなるか

JCBの改定後の特約は、乗車用ICカードに一切触れない条文になりました。既存保有者について、JCB側の特約は何も書いていません。使い続けられる根拠は、JR東海の告知ページ側にあります。

既に「EX-ICカード」をお持ちの会員様は、2027年夏頃まで、引き続きチケットレス乗車をご利用いただけます。

2027年夏頃以降、「EX-ICカード」による乗車サービスを終了いたします。「EX-ICカード」による乗車終了後は、「交通系ICカード」でご乗車いただきますので、あらかじめ「交通系ICカード」のご登録をお願いいたします。

そして、この「2027年夏頃」を確定スケジュールとして読まないでください。同じ告知の親ページには、こう書かれています。

上記①~③のスケジュールは都合により変更となる場合がございます。

実際に後ろ倒しになった例もあります。親ページの②(紙の「EXご利用票」の終了)は、当初の案内から変更されています。

【2026年6月追記】終了時期を2026年9月(予定)とお知らせしておりましたが、2027年2月(予定)に変更になりました。

なお、この親ページには③として「e特急券」の終了(2027年3月31日(水)乗車分をもって終了)も載っていますが、基準が「乗車分」で別系統の話です。EX-ICカードの日付と混ぜないでください。

新規に入会した人の乗り方

新規発行が終わったあとに入会・追加された会員については、JR東海がこう案内しています。

「EX-ICカード」の新規発行終了後にご入会・追加された会員様は、お手持ちの「交通系ICカード(モバイル端末含む)」でご乗車ください。

JCBのサービス紹介ページにも、メリットの1つとして同趣旨の記載があります。

お持ちの「交通系ICカード(モバイル端末含む)」を登録すれば、チケットレスで乗車できます。

専用カードが1枚届く形から、手持ちの交通系ICカード(モバイル含む)を登録する形に変わった、というのが公式の書きぶりです。財布に入るカードが1枚減る点をどう受け取るかは人によりますが、乗車手段そのものが無くなるという告知ではありません。

また、会員登録方法も変わっています。

なお、「EX-ICカード」発行終了に伴い、2026年8月より「エクスプレス予約」の会員登録方法も変更いたしました。

案内が別になっている会員種別(落とすと事故ります)

この告知には、上記と扱いが違う会員種別が明記されています。

E予約専用/E予約専用W/E予約専用ライト会員様は上記案内と異なります。

E予約専用・E予約専用W・E予約専用ライト・コーポレート会員の方は、2026年8月5日必着分をもって終了いたしました。

こちらは再製・再発行についての案内で、基準は「必着分」、日付も本体の案内とは別です。告知では、この一文は「「EX-ICカード」の再製・再発行の受付終了について」の節の注記として置かれています(生HTMLで節の入れ子を確認、確認日2026-09-24)。8月24日でも8月の申請分でもありません。

交通系ICカードの機能が付いたタイプも別記載です。

一部の会員様に発行しております、交通系ICカード機能つきの「EX-ICカード(TOICA機能付き)」につきましても2026年8月24日をもって、再発行の受付を終了いたしました。また、「エクスプレス予約」サイト内の「TOICA履歴サービス」につきましても、2027年夏頃に終了いたします。

告知ページの記載はここまでですが、JR東海の特約にはこれより踏み込んだ規定があります。特約第19条第8項の※です。

※ただし当社は、当社HP上で定める日以降については、在来線IC機能つきEX-ICカードは再発行をしません。また、当社は第12条で定める入出場および在来線での利用を含め、在来線IC機能つきEX-ICカードの一切のサービスを停止できるものとします。

告知ページだけを読むと「履歴サービスが終わるだけ」に見えますが、規約側にはサービスを停止できるという規定が置かれています。

ただしこの2つが同じカードを指しているとは、公式には書かれていません。告知ページの「EX-ICカード(TOICA機能付き)」と、特約第19条第8項の※が言う「在来線IC機能つきEX-ICカード」は、字面が違います。「TOICA」という語は会員規約にも特約にも1回も出てきません。前の節の「プラスEXカード」と「EX-ICカード」と同じで、当編集部は同一物だと断定できる一次情報を見つけられていません。いずれにせよ、TOICA機能付きを持っている人は告知ページと規約の両方を見ておいたほうがよい箇所です。

「プラスEXカード」と「EX-ICカード」の呼び名

この件を読むときに混乱しやすいのが名称です。

両者を同一物だと明示的に定義した一次情報を、当編集部は見つけられていません。JR東海の特約の定義は「当社が会員を対象に貸与するICチップを内蔵するエクスプレス予約サービス専用のICカード」で、デザインや仕様はHP等で案内する、という書き方に留まっています。ここは断定を避けて、「JCBは改定理由を『EX-ICカードの廃止に伴う関連特約の一部改定』と記載している」という事実までにしておきます。

もう1つ、JCBとJR東海では条文の直し方も違います。JCBは該当する一文をまるごと削除しました。JR東海は条文を残したまま「※ただし当社は、当社HP上で定める日以降に会員資格を有した会員については、EX-ICカードを貸与しません。」のようなただし書きを付ける形をとっています。同じ出来事に対する手当てのしかたが、2社で異なります。

規約の名前が会員種別ごとに分かれて見えるのも、同じ種類の紛らわしさです

JCBが特約第3条で引用している「JR東海エクスプレス予約サービス会員規約(プラスEX会員用)」は、JR東海側でも使われている呼び名です。JR東海の「会員規約・約款」一覧には、この名前のリンクが会員種別ごとに並んでいます。ただしリンク先で公開されている文書のタイトルは「JR東海エクスプレス予約サービス会員規約(JR東海エクスプレス・カード会員・プラスEX会員・ビューカード会員用)」で、一覧で「JR東海エクスプレス・カード会員用」「ビューカード会員用」として並ぶ2本のリンク先と本文が完全に一致します(当編集部で本文のハッシュ値を照合、確認日2026-09-24)。リンクは会員種別ごとに分かれていますが、規約本文は3種別の共通文書です。

告知が触れていないこと

「書かれていない」を「変わらない」と読み替えないための整理です。

いま、できること

1. 交通系ICカード(モバイル端末含む)を登録しておく。公式が案内している乗車手段です。EX-ICカードを持っている人も、乗車サービスの終了に備えて事前の登録を求められています。

2. 自分の会員種別を確認する。E予約専用・E予約専用W・E予約専用ライト・コーポレート会員は案内が別で、再製・再発行の終了は2026年8月5日必着分でした。本体の案内をそのまま当てはめられません。

3. TOICA機能付きを持っているなら、告知ページだけで判断しない。規約(特約第19条第8項の※)には、在来線IC機能つきのサービスを停止できるという規定があります(これが告知の言う「TOICA機能付き」と同じものかは公式に明示されていません)。

4. 「2027年夏頃」をカレンダーに固定しない。公式にスケジュール変更の可能性が明記されており、同じ告知の別項目では実際に後ろ倒しがありました。時期が近づいたら公式の告知を見直してください。

5. 年会費を気にしているなら、出典はサービス紹介ページを見る。今回の改定は金額に触れていません。金額の最新はJCBのサービス紹介ページで確認してください。

JCBカードそのものの評価はJCBカードWのレビュー、JCBゴールドのレビューで整理しています。

出典と確認日

新旧対照表の差分は、色の付き方ではなく現行・変更後の全文を突き合わせて確定しています。JCBの告知ページの表はセル結合(rowspan/colspan)を使っていないことを生HTMLで確認したうえで転記しました(確認日2026-09-24)。

2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。

※本記事は2026年9月24日に公式ページの内容を確認して作成しています。条件は変更される場合があります。最新は必ずJCBの告知およびJR東海の告知でご確認ください。

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出典