クレディセゾンの2026年7月1日付のお知らせで、今回の追加について書かれているのはこれだけです。
このたびカードサービス手数料の対象カードを追加いたしました。追加されたカードについては以下の「対象カード一覧はこちら」からご確認ください。
券種名も件数も、このお知らせには書かれていません。名前が分かるのはリンク先の「カードサービス手数料 対象カード一覧」ページのほうで、そこの「2026年8月1日(土)適用開始カード」という見出しの下に、カード名が3件並んでいます。
先に結論
これは「これから始まる改定」ではなく、すでに適用開始日を過ぎた改定です。適用開始は2026年8月1日(土)、本記事の確認日は2026年9月24日です。
骨格は3つです。
- 対象に加わったのはエムザセゾンカード(※AMEXブランド除く)・カワトクカード・さくら野セゾンカード
- 金額はカードサービス手数料 2,200円(税込)。年会費ではありません
- 発生するのはご利用判定期間に1円も使わなかった場合だけ。1円以上のショッピング・キャッシング、または残高のお支払いがあればかかりません
年会費が無料(エムザセゾンカード・さくら野セゾンカード)、あるいは2年ごとに300円(税込)(カワトクカード)という維持費の軽いカードに、使わなければ2,200円(税込)が乗る構造が加わった、というのが今回の中身です。
「3券種」という数の基準
件数の根拠をはっきりさせておきます。「対象カード一覧」ページの「2026年8月1日(土)適用開始カード」という見出しの下にあるカード名のリスト項目が3件、という数え方です。当編集部は一覧ページの生HTMLで、この見出し直下のリストに項目がちょうど3件であることを確認しました(確認日2026-09-24)。
お知らせ本文(2026年7月1日付)が「3券種」と言っているわけではありません。お知らせは上に引用したとおり、券種名も件数も書かずに一覧ページへ誘導するだけです。
なお、この一覧ページには「適用開始カード」の見出しが8つあり、全体では合計60件のカード名項目が載っています(注記の項目を除いた数です。リスト項目そのものは66件あり、うち6件は「いずれも年会費3,300円(税込)のプレミア・アメリカン・エキスプレス®・カードを除く」のような注記で、券種名ではありません)。今回の3件はそのうち最新の1セクション分です。「セゾンカード全体で3券種だけが対象」という意味ではありません。
追加された3券種
| カード | 年会費(公式カードページ記載) | 一覧に追加される前 | 2026年8月1日適用開始以降 |
|---|---|---|---|
| エムザセゾンカード(Visa / Mastercard / JCB) | 無料 | 対象カード一覧に掲載なし | ご利用判定期間に利用がないと2,200円(税込) |
| エムザセゾンカード(AMERICAN EXPRESS) | 3,300円(税込) | 対象カード一覧に掲載なし | 「※AMEXブランド除く」で対象外 |
| カワトクカード | 2年ごとに300円(税込) | 対象カード一覧に掲載なし | ご利用判定期間に利用がないと2,200円(税込) |
| さくら野セゾンカード | 無料 | 対象カード一覧に掲載なし | ご利用判定期間に利用がないと2,200円(税込) |
各カードページの年会費欄には注記(※)が付いていますが、当編集部はその注記の本文までは確認していません。金額そのものは3ページとも公式の年会費表からの転記です。
「※AMEXブランド除く」が付いているのは、エムザセゾンカードの項目の中だけです。カワトクカード・さくら野セゾンカードの項目にはこの注記は付いていません(一覧ページの生HTMLで確認)。3券種にまとめて掛かる注記と読まないでください。
つまりエムザセゾンカードは、年会費無料のVisa/Mastercard/JCBが手数料の対象で、年会費3,300円(税込)のAMERICAN EXPRESSが対象外という並びになります。エムザセゾンカードの公式ページにも、こう書かれています。
ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合には、カードサービス手数料(2,200円/税込)がかかります(AMEXブランドを除く)。
カワトクカード、さくら野セゾンカードの公式ページにも同じ文が載っており、こちらには括弧書きのブランド除外がありません。
ご入会月から翌年同月までにカードのご利用がない場合には、カードサービス手数料(2,200円/税込)がかかります。
金額は3券種とも2,200円(税込)です。同じ一覧ページの別セクションには1,650円の券種もあるので、混ぜないでください。
2,200円は「年会費」ではありません
一覧ページの2026年8月1日セクションには、こう書かれています。
初回請求日:2027年10月4日(月) カードサービス手数料:2,200円(税込)
公式は「年2,200円」という書き方をしていません。年会費とは別枠のカードサービス手数料で、ご利用判定期間に利用がなかったときだけ請求される構造です。「年会費が2,200円になる」ではなく、「1年使わないと2,200円(税込)がかかる」が正確な言い方になります。
かからない条件
一覧ページの冒頭に条件が書かれています。
以下に掲載のカードにつきましては、カードサービス手数料の対象です。ご利用判定期間内(カードご入会月の1日~翌年ご入会月の末日)に1円以上ショッピングまたはキャッシングのご利用もしくは残高のお支払いがあった場合は、カードサービス手数料はいただきません。
判定期間は暦年でも年度でもなく、自分のカードの入会月が起点です。ご利用ガイドの請求サイクルも同じ書き方です。
ご請求サイクル カード入会月の1日から翌年入会月の末日までにご利用がない場合、翌々月4日にご登録の口座からお引き落とし
FAQにはもう少し具体的な形で載っています。
<ご利用判定期間> カードご入会月1日~翌年ご入会月末日 <カードサービス手数料請求月> ご入会月の翌々月4日にお引き落とし ※金融機関が休業の場合は翌営業日 (例)6月が入会月の場合 ご利用判定期間:6月~翌年6月 手数料請求月:8月
「ご利用」に入らない5項目
ここが今回いちばん落としやすい限定条件です。FAQは、手数料が発生する条件をこう説明しています。
カードご入会月の1日~翌年のご入会月の末日までに、以下のご利用を除く1円以上のショッピングまたはキャッシングのご利用、もしくは残高のお支払いがない。 <ショッピング・キャッシングに含まれないご請求> ・カードサービス手数料 ・提携金融機関ATM/CD利用手数料 ・カード再発行手数料 ・ご利用明細書発行手数料 ・遅延損害金
手数料の引き落としが明細に並んでいても、それは「使った」ことになりません。カードサービス手数料そのものも、ATM手数料も、再発行手数料も、明細書発行手数料も、遅延損害金も、判定上はゼロ扱いです。明細に何か動きがあるから大丈夫、という判断は成立しません。
逆に、カウントされるもの
●家族カードやETCカードでの利用分や、携帯料金といった継続決済もご利用に含まれます。
別のFAQにも同じ趣旨の記載があります。
●ETCカードや家族カードでのご利用も判定の対象となります。
携帯料金のような継続決済を1つでも通してあれば、その引き落としが判定期間に入るかぎり条件は満たせる、という読み方になります。ハードル自体は1円以上と低く、ここは緩い側の作りです。
判定は「使った日」ではなく計上日
FAQには、こういう注記が付いています。
※実際のご利用日と弊社でご利用が確認できる計上日が異なる場合があります。
ご利用ガイドの注意事項は、これより踏み込んだ書き方をしています。
ご利用判定期間中に、当社にて売上情報が確認できたご利用売上が判定対象となります。ご利用判定期間以降に当社に売上情報が到着した売上は、期間内のご利用として判定されない場合があります。
「ずれる場合がある」ではなく「判定されない場合があります」と書かれています。締め切り間際の1回に賭けるなら、この一文のほうを基準に考えてください。
同じ注意事項には、手数料そのものの扱いも2つ書かれています。
カードサービス手数料ご請求分は永久不滅ポイント付与やその他カード利用特典の対象外となります。
カードサービス手数料のみのご請求の場合、郵送でのご利用明細書発行手数料は無料となります。
手数料を払ってもポイントは付かず、その月の請求が手数料だけなら紙の明細代は取られない、ということです。
月末ぎりぎりに1回だけ使って判定期間に滑り込ませる、という使い方は、計上日が翌月にずれると狙いどおりになりません。期限まぎわの1回に賭けないほうが安全です。
「初回請求日 2027年10月4日」の読み方
一覧ページの2026年8月1日セクションに書かれている初回請求日:2027年10月4日(月)は、この3券種を持つ全員の請求日ではありません。公式が入会月基準であることを明示しています。
公式FAQ(id=6282)にはこうあります。
※入会月により、初回お引き落とし月は異なります。
同じFAQの本文は「なお、カードサービス手数料のお引き落としは2025年8月〜順次となります。」とも書いていますが、この2025年8月は最初に手数料が導入されたグループの話で、今回の2026年8月1日グループのことではありません。ここで効いているのは※以下の一般則のほうです。
ご利用ガイドの注意事項にも、こうあります。
本サイクル表のご請求予定日はご入会月を基準としています。
請求日の一般ルールもFAQに書かれています。
クレジットカード年会費/カードサービス手数料/ETCカードサービス手数料のご請求がある場合は、クレジットカードのご入会月の翌々月4日(金融機関が休業の場合は翌営業日)がお支払い日です。 ※一部のカードの年会費ご請求月は、上記と異なる場合があります。
過去に追加されたグループでは、一覧ページに載っている初回請求日が、入会月ごとの判定期間表の先頭行(入会月=適用開始月の行)と一致していました。同じ規則が今回も当てはまるなら、2027年10月4日(月)は入会月が8月の会員のケースで、他の入会月の会員の初回請求はそれより後ろにずれる、という見立てになります。ただしこれは当編集部の推定です。2026年8月1日適用グループ専用の入会月別の判定期間表は、確認日時点でFAQにも一覧ページにも公開されていません。
いま断言できるのは、2027年10月4日(月)は告知に書かれている初回請求日であり、自分の請求日は自分の入会月で決まるということまでです。入会月はNetアンサー、セゾンPortalアプリ(アプリTOPの右下のメニュー>お客様情報の確認・変更>入会日)、カード発送時のカード台紙で確認できる、とFAQに案内があります。
家族カード・ETCカードは「かからない」と「カウントされる」の両方
この2つは別の話なので、分けて押さえてください。
ご利用ガイドの注意事項には、請求の単位が書かれています。
対象の本会員カード1枚毎に所定のカードサービス手数料をご請求いたします。家族カード・ETCカードは対象外です。
FAQも同じです。
●カードサービス手数料がかかるのは本会員カードのみです。
| カードサービス手数料の請求 | 免除判定へのカウント | |
|---|---|---|
| 本会員カード | 1枚ごとに請求 | 対象 |
| 家族カード | 対象外 | 対象(利用は判定に含まれる) |
| ETCカード | 対象外 | 対象(利用は判定に含まれる) |
家族カードやETCカードに手数料は付きませんが、そこでの利用は本会員カードの判定に効きます。逆に、対象カードを本会員として2枚持っていれば、手数料は2枚分という計算になります。
「ETCカードサービス手数料」は別の制度です
セゾンには、カードサービス手数料とは別にETCカードサービス手数料という制度があります。専用のFAQが用意されており、2026年8月31日付でも別のお知らせが出ています。今回の3券種追加は「カードサービス手数料」の話で、ETCカードサービス手数料の金額や条件は本記事では検証していません。名前が似ているので、明細やお知らせを見るときは取り違えないでください。
解約した場合
FAQには、こう書かれています(原文ママ。「クレジットカードカード」の表記もそのままです)。
クレジットカード年会費およびカードサービス手数料は、クレジットカードカードご入会月の月末までに解約いただいた場合は発生いたしません。
条件付きの記述です。「ご入会月の月末まで」という期限が付いているので、解約すればいつでも避けられる、という読み方はできません。同じFAQには、ETCカードサービス手数料については「クレジットカードご入会月の前月末まで」と、別の期限が書かれています。
ETCカードサービス手数料は、クレジットカードご入会月の前月末までにETCカードを解約いただいた場合は発生いたしません。
告知が触れていないこと
書かれていないことを「変わらない」と読み替えないための整理です。以下はいずれも、お知らせ・ご利用ガイド・FAQ・3券種の公式カードページのどこにも記載を確認できませんでした。
- 2026年8月1日適用グループ専用の、入会月ごとの判定期間表。FAQのアコーディオンには過去グループの表しか掲載がなく、今回のグループ分は確認日時点で見当たりません。
- 3券種の新規募集の停止や、別カードへの切り替えの有無。告知は対象カードの追加だけを案内しており、この点に触れていません。
- 3券種に家族カードの設定があるかどうか。3ページとも追加機能の欄はETCカードのみ(電子マネー・タッチ決済は別の欄)で、家族カードの記載は3ページのどこにもありませんでした。記載がないことは「存在しない」の証明ではないので、必要なら発行元に確認してください。
- 提携先(金沢エムザ・川徳・さくら野百貨店)側からの告知の有無。今回は提携先サイトを取得していません。
- 既存会員に個別通知(郵送・メール)が届いたかどうかと、その文面。ただしFAQには、案内を送っている旨の記載があります。
現在、カードサービス手数料の対象カードをご契約中のお客様へ順次ご案内をお送りしております。ご案内が届いた場合は、お持ちの対象カードやご入会月、ご利用判定期間など記載がございますのでご確認ください。
届いた案内には自分の入会月と判定期間が書かれている、ということなので、手元に案内が届いているなら、まずそれを見るのがいちばん早いです。
いま、できること
1. 自分の入会月を確認する。判定期間も請求日も、すべてここから決まります。一覧ページの2027年10月4日(月)を自分の日付として覚えないでください。Netアンサー、セゾンPortalアプリ、カード台紙で確認できます。
2. 判定期間に1円以上の利用があるか、明細で確かめる。ショッピング、キャッシング、残高のお支払いのいずれかです。手数料の引き落としだけが並んでいる状態は、判定上はゼロです。
3. 動きがないなら、継続決済を1つ通すか、持ち続けるかを決める。家族カード・ETCカードでの利用も判定に入ります。締め切りぎりぎりの1回は計上日がずれる可能性があるので、余裕をもって。
4. 手放すなら、FAQの期限を先に読む。カードサービス手数料が発生しない解約の期限は「ご入会月の月末まで」と書かれています。提携先の優待を使っているなら、そちらへの影響も含めて判断してください。
5. エムザセゾンカードのAMERICAN EXPRESSブランドを持っている人は、自分が対象外側だと確認する。「※AMEXブランド除く」が付いているのはエムザセゾンカードだけです。
セゾンの主要カードの中身はセゾンカードインターナショナルのレビューとセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードのレビューで整理しています。
出典と確認日
- セゾンカード「カードサービス手数料 対象カード一覧」。「2026年8月1日(土)適用開始カード」の見出しとその直下のカード名3件、初回請求日2027年10月4日(月)、カードサービス手数料2,200円(税込)、免除条件の文面を生HTMLで確認。確認日2026-09-24。
- セゾンカードご利用ガイド「カードサービス手数料」。ご請求サイクルの文面、「本サイクル表のご請求予定日はご入会月を基準としています。」、家族カード・ETCカードが請求対象外である旨を確認。確認日2026-09-24。
- セゾンカード お客様へのお知らせ「【カードサービス手数料】対象カード追加のお知らせ」(2026年7月1日)。本文に券種名も件数も記載がないことを確認。確認日2026-09-24。
- よくあるご質問「カードサービス手数料とは何ですか。」。ご利用判定期間と請求月、「ご利用」に含まれない5項目、本会員カードのみが請求対象である旨、入会月により初回引き落とし月が異なる旨、案内送付の記載を確認。確認日2026-09-24。
- よくあるご質問「カードサービス手数料がかからないためには、どうすればよいですか。」。ETCカード・家族カードの利用が判定対象である旨と、計上日に関する注記を確認。確認日2026-09-24。
- よくあるご質問「年会費/カードサービス手数料/ETCカードサービス手数料の請求はいつですか。」。入会月の翌々月4日という支払日ルールと、入会月の確認方法を確認。確認日2026-09-24。
- よくあるご質問「いつまでに解約すれば次回の年会費/カードサービス手数料がかかりませんか。」。解約時期の条件を確認。確認日2026-09-24。
- 【公式】エムザセゾンカード/【公式】カワトクカード/【公式】さくら野セゾンカード。各ブランドの年会費と、カードサービス手数料2,200円(税込)の記載を確認。確認日2026-09-24。
券種の件数と「※AMEXブランド除く」の掛かり方は、markdown変換後の本文ではなく一覧ページの生HTMLで、見出し直下のリスト項目と注記の位置を確認したうえで転記しています(確認日2026-09-24)。
2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。
※本記事は2026年9月24日に公式ページの内容を確認して作成しています。手数料・条件は変更される場合があります。最新はセゾンカード公式の対象カード一覧でご確認ください。