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ソラチカカードの評判は?メトロポイント→ANAマイル90%交換に年2,200円を払う価値があるか

更新日: 2026-08-06データ確認日: 2026-08-06執筆: CardLens編集部

年会費・還元率などの数値は発行会社の公式サイトで確認し、確認日を記載しています。詳しい検証の手順は編集方針(データの集め方と確認ルール)をご覧ください。

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ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)は、買い物の還元率で見れば200円につき1マイル、つまり0.5%です。その数字だけで選ぶ理由はありません。

このカードにしかない値打ちは出口のレートにあります。貯めたメトロポイント(メトポ)をANAマイルに替えるとき、ソラチカ一般カードとソラチカゴールドカードだけが100ポイント=90マイルで交換できます。同じTo Me CARDでもPrime・ゴールド・一般カードは1,000ポイント=600マイルです(To Me CARD公式、確認日2026-08-06)。

同じ1ポイントが0.9マイルになるか0.6マイルになるか。差は1.5倍です。だから判断軸は一つに絞ります。「東京メトロで年に何ポイント貯まる生活か。その90%交換に年2,200円を払う価値があるか」

スペック

ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)

0.5%(200円=1マイル/2マイルコースで1.0%)基本還元率
2,200円(税込)・初年度無料年会費(家族会員1,100円。本会員が無料の年は家族も無料)
要確認発行スピード
公式サイトで詳細を見る出典: Tokyo Metro To Me CARD公式「ソラチカ一般カード」(2026-08-06確認)

発行は株式会社ジェーシービー、国際ブランドはJCBのみ。PASMO機能とオートチャージ機能を内蔵し、PASMO定期券も搭載できます。新規入会時には入会ボーナス1,000マイル(本会員のみ。家族会員と既存のANAカード会員は対象外)。追加できるのはETCカード、家族カード、QUICPay、PiTaPa、プラスEXで、空港ラウンジは付きません。

主力特典:メトポ→ANAマイル「100ポイント=90マイル」

交換レートは会員の状態で3段階に分かれる

誰のメトポか 交換レート 還元係数
ソラチカ一般・ソラチカゴールドの本会員 100ポイント=90マイル 90%
To Me CARD(Prime・ゴールド・一般)の本会員 1,000ポイント=600マイル 60%
メトポに家族カードを登録している会員、メトポにTo Me CARD未登録の会員 1,000ポイント=500マイル 50%

移行単位も違い、ソラチカ系は100ポイント単位、その他は1,000ポイント単位で、端数を残さず替えられます。

制限もあります。1回の申し込みで20,000ポイントまで、移行は毎月1回のみ、マイルとして使えるまで約1〜2か月。申し込めるのはANAマイレージクラブの登録情報と名義が一致するTo Me CARDの本会員だけです(出典:To Me CARD公式、確認日2026-08-06)。

同じページには「移行レートは変更することがあります」とも明記されています。90%はいまの条件であって、将来を約束するものではありません。

メトポはどう貯まるか

貯まり方 付与
乗車回数ポイント(平日) 1乗車につき5ポイント
乗車回数ポイント(土休日) 1乗車につき15ポイント
電子マネーポイント(自動販売機) 100円利用につき1ポイント
電子マネーポイント(店舗) 200円利用につき1ポイント
利用金額によるボーナスポイント なし

土休日は平日の3倍です。なおカードが届いたら「メトポへのTo Me CARDの登録」と「メトポへのPASMOの登録」が必要で、これを済ませないと乗車ポイントは積み上がりません。

乗車ポイントを90%で換算した具体例です。

乗り方 年間メトポ 交換後のANAマイル
平日に往復通勤(月20日=40乗車) 2,400ポイント 2,160マイル
上記+土休日に月2往復(4乗車) 3,120ポイント 2,808マイル
土休日に月2往復だけ 720ポイント 648マイル

年会費2,200円は、年に何日メトロに乗れば取り返せるか

メトポの価値は出口で決まります。PASMOチャージは10ポイント=10円分(1ポイント=1円)、ANAマイルは1ポイント=0.9マイルなので、マイルをいくらで見るかで単価が動きます。

メトポの使い道 2,200円に必要なメトポ 平日往復(1日10P) 土休日往復(1日30P)
ANAマイル(1マイル=2.0円) 約1,223ポイント 約123日 約41日
ANAマイル(1マイル=1.5円) 約1,630ポイント 約163日 約55日
PASMOチャージ(1P=1円) 2,200ポイント 220日 約74日
ANAマイル(1マイル=1.0円) 約2,445ポイント 約245日 約82日

平日に往復で乗る人なら年123日〜245日。マイルを特典航空券でうまく使う前提なら月10日ちょっとの通勤で足りますが、PASMOチャージ相当の手堅さでしか使わないならほぼフル出勤の年220日が要ります。土休日中心なら話は早く、往復41〜82日、つまり月4〜7回の外出で年会費に届きます。

上表に入会ボーナス1,000マイルは含めていません。初年度は年会費が無料なうえに1,000マイルが乗るので、判断すべきは2年目以降です。

誤解されやすいところ

「還元率1.0%」は年5,500円を払ったあとの数字

ショッピング還元は選ぶコースで変わります。付与単位はいずれも200円(税込)ごとです。

コース 付与 貯まるもの 年間の移行手数料 実質還元率
マルチポイントコース 200円=1ポイント J-POINT 無料 J-POINTの使い道次第
1マイルコース 200円=1マイル ANAマイル 無料 0.5%
2マイルコース 200円=2マイル ANAマイル 5,500円(税込) 1.0%(手数料は別)

「ソラチカは1%」という説明は年5,500円を払った状態の数字です。To Me CARD公式は「2マイルコースを選択された場合、マイル移行手数料をJCBからご請求いたします」と書くだけで金額に触れていません。金額が出ているのはANA公式側で、ANA JCBカードの一般・ワイドは2マイルコースが年5,500円(税込)、1マイルコースは無料と明記されています(ANA公式、確認日2026-08-06)。ソラチカ一般カードはANA JCBカードの一般区分にあたるため、本記事はこの5,500円で計算しています。増えるのは「200円につき1マイル」だけなので、回収ラインの計算は素直です。

マイルの評価 5,500円を回収できる年間カード利用額
1マイル=2.0円 55万円
1マイル=1.5円 約73万円
1マイル=1.0円 110万円

年間利用が数十万円台なら1マイルコース(無料)のままのほうが手残りは多くなります。なお移行手続きには自動移行コースと都度移行コースの2種類があります(ANA公式)。どちらが初期設定になるかは公式ページに書かれていないため、入会後にJCBの会員サイトで自分がどちらのコースかを確認しておくと安心です。

90%交換は「本会員が自分のカードを登録している場合」の話

メトポに家族カードを登録している会員や、メトポにTo Me CARDを登録していない会員は1,000ポイント=500マイルです。カードを持っているだけでは90%になりません。世帯で使い分けるなら、どのカードをメトポに登録するかを先に決めておくのが安全です。

メトポには有効期限がある

4月1日から翌年3月末日までに獲得したポイントは、翌々年の3月末日まで有効(最長2年)です。マイル交換に1〜2か月かかるため、3月末ぎりぎりに動くのは危険です。

付帯保険とその他の費用

補償は次のとおりで、いずれも「クレジットカード会社の条件により適用」という但し書きが付きます。

項目 内容
海外旅行傷害保険 最高1,000万円
国内航空傷害保険 最高1,000万円
ショッピング補償 海外 最高100万円
携行品損害 なし
カード盗難保険 あり

自動付帯か利用付帯かは、カード紹介ページ上では明示されていません。旅行保険を当てにするなら、申し込み前に発行会社であるJCBの約款・保険説明で適用条件を確認してください。海外で使う機会が多い治療費用の金額も読み取れず、確認するまで期待値に入れない扱いが正確です。

ANA便の搭乗ごとには、ANAカード一般区分として区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%のボーナスマイルが加算されます(ANA公式、確認日2026-08-06)。

PASMO一体型ならではの注意

◎ 良いところ

  • メトポをANAマイルへ100ポイント=90マイルで交換できる(他のTo Me CARDは1,000ポイント=600マイル)
  • 東京メトロは1乗車で平日5ポイント・土休日15ポイント。土休日は3倍効く
  • 交換単位が100ポイントと細かく、端数を残さずマイルに寄せられる
  • PASMO一体型でオートチャージ対応、PASMO定期券も搭載できる
  • 初年度年会費無料、本会員が無料の年は家族会員(1,100円)も無料。入会ボーナス1,000マイル付き

△ 注意したいところ

  • 2年目以降は年会費2,200円。東京メトロに乗らない年は回収する手段がほぼない
  • ショッピングは200円=1マイルの0.5%。1.0%にするには2マイルコースの年5,500円が別途必要
  • メトポ→ANAマイルの交換は毎月1回・1回20,000ポイントまで、反映まで約1〜2か月かかる
  • 国際ブランドはJCBのみで選べない。空港ラウンジと携行品損害も付かない
  • PASMOの残高・定期券は移し替えできず、更新や紛失時に駅窓口での手続きが残る

向く人、向かない人

向いています 向いていません

他のカードと並べてみる

数値はいずれも各社が公表している基本還元率・年会費です。

カード 基本還元率 年会費(税込) ひとこと
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB) 0.5% 2,200円(初年度無料) メトポ→ANAマイル90%交換が本体
To Me CARD Prime 0.5% 初年度無料・年50万円利用で翌年も無料 年会費は消せるが交換は1,000P=600マイル
ANA JCB一般カード 0.5% 2,200円(初年度無料) メトロを使わないANA派はこちら
楽天カード 1.0% 無料 数字の素直さでは上
リクルートカード 1.2% 無料 基本還元率はこの5枚のなかで最も高い

迷うならTo Me CARD Primeと比べます。年3,000ポイント貯まる人ならPrimeは1,800マイル、ソラチカは2,700マイルで差は900マイル。1マイル2円で見て1,800円相当なので年会費2,200円に届きません。差はメトポ1ポイントあたり0.3マイルなので、1マイル2円で評価するなら年およそ3,700ポイントを超えたあたりからソラチカ側が有利に傾きます。ただし平日往復は年245日乗っても2,450ポイント止まりなので、この水準に届かせるには土休日の乗車か電子マネー利用を足す必要があります。2枚目の組み方は2枚目の組み合わせも参考になります。

まとめ

ソラチカカードは買い物のカードではありません。東京メトロで貯めたメトポを、90%という高いレートでANAマイルに変える装置です。同じメトポでも他のTo Me CARDなら60%、条件を満たさなければ50%まで落ちます。この差に年2,200円を払うかどうか、という問いに尽きます。

判断材料は自分の乗車実績です。マイルを1マイル2円で使える前提なら、平日に往復で年125日以上、または土休日に月4回以上で年会費は乗車ポイントだけで回収できます。逆にマイルを1円でしか使えないなら平日往復で年245日が要るので、話はまったく変わります。届かないなら年会費を消せるTo Me CARD Primeや年会費無料の高還元カードが素直です。そして「還元率1.0%」に飛びつく前に、年5,500円と自分の年間利用額を突き合わせてください。年55万円未満なら1マイルコース(無料)のままが合理的です。

よくある質問

年会費はいくらですか?

本会員2,200円(税込)で初年度は無料、家族会員は1,100円(税込)です。本会員の年会費が無料の年は家族会員も無料になります。条件や改定で変わることがあるので、申し込み前に公式ページでご確認ください(確認日2026-08-06)。

メトロポイントはANAマイルにどのレートで交換できますか?

ソラチカ一般カード・ソラチカゴールドカードの本会員は100ポイント=90マイル(移行単位100ポイント)です。Prime・ゴールド・一般カードは1,000ポイント=600マイル、メトポに家族カードを登録している会員やTo Me CARDを登録していない会員は1,000ポイント=500マイルになります。1回20,000ポイントまで、移行は毎月1回のみ、利用可能まで約1〜2か月です(出典:To Me CARD公式、確認日2026-08-06)。

買い物の還元率はどれくらいですか?

付与単位は200円(税込)ごとです。1マイルコースなら200円=1マイル(0.5%相当)で移行手数料は無料、2マイルコースは200円=2マイル(1.0%相当)ですが年5,500円(税込)かかります。マルチポイントコースなら200円=1 J-POINTです。5,500円は1マイル2円で評価しても年55万円の利用が必要になります。

年に何回メトロに乗れば年会費の元が取れますか?

回数より「年間で何ポイント貯まるか」で見るのが正確です。平日は1乗車5ポイント、土休日は15ポイントなので、平日往復なら年123日〜245日、土休日往復なら年41日〜82日が分岐点です(幅はマイルを1.0〜2.0円のどこで評価するかによります)。PASMOチャージ前提なら平日往復で年220日です。

旅行保険は自動付帯ですか?

公式のカード紹介ページには海外旅行傷害保険 最高1,000万円、国内航空傷害保険 最高1,000万円とあり、いずれも「クレジットカード会社の条件により適用」という但し書きが付いています。自動付帯か利用付帯かはこのページからは判断できません。保険を重視するなら、発行会社であるJCBの保険説明・約款で適用条件をご確認ください。携行品損害と空港ラウンジは付きません。

いま使っているPASMOの定期券や残高は移せますか?

移し替えはできません。手持ちのPASMOの定期券情報やチャージ残高をTo Me CARD PASMO(一体型)へ引き継げない旨が公式に明記されています。一体型に入会するとPASMOオートチャージサービスにも入会となり、その有効期限延長には駅窓口またはPASMOアプリでの手続きが必要です。カードの有効期限更新時・解約時・紛失時も駅窓口での手続きが発生します。

最新の年会費や特典はソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)の詳細ページで、他のカードとの比較はカード一覧からご確認いただけます。カードの改悪・変更はカード改悪・変更ウォッチで追っています。

出典

この記事の最終確認日は2026-08-06です。個別の出典に確認日が付いているものは、その日に当編集部がそのページを確認しています。付いていないものは、本文中の確認日をご覧ください。

CardLens編集部

クレジットカードのデータと仕組みを解説しています。X: @cardlens_jp