告知の本文はこうです。
JALカード navi、CLUB-Aカード、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードに付帯する海外旅行保険(携行品損害)の補償内容を一部改定します。
2026年12月1日(火)ご出発分より「携行品損害」の免責額が3,000円/1事故となります。
また、眼鏡、スマートフォン、ノートパソコン等は「携行品損害」の対象に含まれなくなります。
先に結論
限度額は1円も下がりません。下がるのは、何が補償されるかのほうです。- 免責3,000円/1事故が新たに付きます。少額の損害は自己負担になります
- 眼鏡・スマートフォン・ノートパソコン等が対象外になります
- 限度額は据え置き。naviが1旅行15万円、CLUB-AとJALカードSuica CLUB-Aゴールドが1旅行50万円、いずれも年間累計100万円のまま
- 判定は出発日基準。2026年11月30日(月)ご出発分までは現行のままです
- 告知が名指ししているのは3券種だけです
何がどう変わるか
告知の表をそのまま並べます。
| 券種 | 2026年11月30日(月)ご出発分まで | 2026年12月1日(火)ご出発分から |
|---|---|---|
| JALカード navi | 1旅行につき15万円限度/年間累計額100万円限度 | 1旅行につき15万円限度/年間累計額100万円限度(免責3,000円) |
| CLUB-Aカード | 1旅行につき50万円限度/年間累計額100万円限度 | 1旅行につき50万円限度/年間累計額100万円限度(免責3,000円) |
| JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード | 1旅行につき50万円限度/年間累計額100万円限度 | 1旅行につき50万円限度/年間累計額100万円限度(免責3,000円) |
数字を見るだけだと「カッコが増えただけ」に見えます。実際に効くのは、表の外に書かれている一文のほうです。
効くのは金額ではなく「対象から外れるもの」です
もう一度引きます。
海外旅行で壊れたり盗まれたりして実際に困るものの上位が、まとめて抜けます。また、眼鏡、スマートフォン、ノートパソコン等は「携行品損害」の対象に含まれなくなります。
スマートフォンは、旅行中に最も持ち歩き、最も落とし、最も盗まれやすい持ち物です。ノートパソコンは単価が高く、携行品損害が効く典型でした。眼鏡は破損が起きやすく、現地での再購入が難しいものです。
限度額50万円が残っていても、その50万円で守られる対象からこれらが外れます。金額の改定ではなく、適用範囲の改定だと理解してください。
なお「等」が付いている点にも注意が要ります。告知は「眼鏡、スマートフォン、ノートパソコン等」と書いており、この3つで打ち止めとは書いていません。タブレットやスマートウォッチ、カメラがどう扱われるかは、この告知からは読み取れません。
免責3,000円が意味すること
免責は自己負担額です。1事故あたり3,000円を引いた額が支払われます。
少額の損害は実質的に補償されなくなります。たとえば5,000円のものが壊れた場合、受け取れるのは2,000円です。3,000円以下の損害は支払い対象になりません。
携行品損害は、もともと高額な1件よりも小さな損害が積み重なるタイプの補償です。そこに免責が入る影響は、限度額の数字から受ける印象より大きくなります。
対象は3券種です
告知が名指ししているのは次の3つです。
- JALカード navi(学生専用)
- CLUB-Aカード
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
ただし「出てこない=変わらない」ではありません。この告知が触れていないだけです。他券種について別の改定があるかどうかは、この告知からは分かりません。
判定は出発日です
利用日でも請求日でもなく、旅行の出発日で決まります。2026年12月1日(火)ご出発分より
11月中に出発して12月に帰国する旅行は、現行の条件が適用されます(免責なし・スマホも対象)。12月1日以降に出発する旅行から新しい条件になります。
年末年始の旅行を予定している人は、出発日が11月30日までか12月1日以降かで扱いが変わります。
告知が触れていないこと
書かれていないことを「変わらない」と読まないための整理です。
- 「等」に何が含まれるか。タブレット、スマートウォッチ、カメラ、イヤホンなどの扱いは書かれていません
- 国内旅行保険の携行品損害がどうなるか。この告知は海外旅行保険についてのものです
- 普通カード・CLUB-Aゴールド・プラチナ・プラチナ Proの扱い。名指しされていないだけで、変わらないとは書かれていません
- 家族会員の扱い。告知に家族会員についての記載はありません
- 改定の理由。告知は理由を説明していません
- 他の担保項目(傷害治療費用・疾病治療費用・賠償責任など)への影響。この告知は携行品損害だけを扱っています
いま、できること
1. 11月中に出発する予定があるなら、条件は現行のままです。出発日で決まります。
2. 12月以降の海外旅行では、スマートフォンとノートパソコンがカード付帯の携行品損害の対象外になる前提で考えてください。別の手当て(端末の保険、クレジットカードのスマホ保険、旅行保険の単品加入)を検討する場面です。
3. 自分の券種が対象かを確認してください。対象はJALカード navi・CLUB-Aカード・JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの3つです。
4. 他のカードの携行品損害も確認しておくと安全です。複数枚持っていれば、別のカードの携行品損害が使える場合があります。ただし補償の重複には各社の規定があります。
5. 「等」の範囲は公式に問い合わせないと分かりません。タブレットやカメラを持っていく人は、出発前に確認しておいてください。
出典と確認日
- JALカード公式「〔JALカード navi、CLUB-Aカード、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード会員の皆さまへ重要なお知らせ〕海外旅行保険(携行品損害)の改定について」(2026年7月24日・株式会社ジャルカード)。確認日2026-10-05。本記事の引用と表は、すべてこのページの生HTMLで確認しています。titleとページ内見出しが同じ告知を指していることも確認済みです。
- JALカード公式「カード付帯保険」。確認日2026-10-05。改定前の補償内容の確認に使用。
※内容は変更される場合があります。最新は必ずJALカード公式のご注意・ご案内一覧でご確認ください。
海外旅行保険の適用条件そのものの変化は海外旅行保険「自動付帯→利用付帯」まとめに、2026年のカード改悪の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめにまとめています。