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改悪公開: 2026-09-25情報確認日: 2026-09-25

海外旅行保険「自動付帯→利用付帯」まとめ。三井住友カードは2025年10月16日出発分から出国後決済の条件3を廃止、JALダイナースは2025年10月1日出発分から利用条件付き、ライフカードは2026年3月31日出発分で告知掲載44券種、アメックス・プラチナは2026年10月1日出発分で自動付帯が0円に。JALカード CLUB-A、アメックス コーポレート・ゴールドとコーポレート・プラチナは自動付帯を維持

本記事はプロモーションを含む場合があります。

三井住友カードの告知は、こう書いています。

海外旅行傷害保険が利用付帯であるカードは、これまで下記カードご利用条件の1~3いずれかを満たしていただくことが保険の適用条件となっておりましたが、2025年10月16日(木)以降出発のご旅行より、1~3のうち、カードご利用条件3の日本出国後のカード決済条件を廃止いたします。

ライフカードの告知は、こう書いています。

日本出国前に海外旅行に関する所定の料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた場合、海外旅行傷害保険が適用されます。

アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードの告知は、こう書いています。

2026年10月1日より、プラチナ・カードに付帯する海外旅行傷害保険は旅行代金*をカード決済いただくことが必要となります。

どれも「利用付帯化」と一言でまとめられがちですが、中身は同じではありません。この記事は、2025年から2026年にかけて各社が出した告知を1本ずつ原文で読み、どこが同じでどこが違うのかを並べたものです。

先に結論

当編集部が今回一次情報を確認したのは、三井住友カード/ライフカード/アメリカン・エキスプレス/三井住友トラストクラブ(ダイナースクラブ)/JALカードの5つの発行会社です。施行日順に並べると、こうなります。

施行(基準は原文の語) 会社・対象 何が変わったか
2025年4月1日 出発分 ダイナースクラブ(三井住友トラストクラブ)の自動付帯・一部自動付帯の券種 自動付帯→利用条件付き。外貨盗難保険は付帯廃止
2025年10月1日 出発分 JALダイナースカード 海外・国内とも自動付帯→利用条件付き(保険金額は変更なし)
2025年10月16日 出発分 三井住友カードの「海外旅行傷害保険が利用付帯である全カード」 カードご利用条件3(日本出国後の決済)を廃止
2025年10月16日 出発分 三井住友カード Visa Infinite/プラチナ/ビジネスプラチナカード for Owners の3券種 海外・国内旅行傷害保険と海外航空便遅延費用特約が自動付帯→利用付帯(保険金額は据え置き)
2026年3月31日 日本国内の住居を出発分 ライフカード(告知が「主な改定対象カード」として挙げている44券種) 海外が自動付帯→利用付帯。救援者費用は減額、航空機遅延系4項目は新設
2026年7月1日 旅行開始分 アメックス(告知の表に載っている19券種) 携行品損害保険の補償サービスを終了
2026年8月1日 日本を出国する海外旅行より アメックス コーポレート・カード グリーンは自動付帯→利用付帯だが治療費用を増額、ゴールドは自動付帯のまま増額、プラチナは決済あり/なしの2表とも維持して治療費用を増額
2026年10月1日 出発分 アメックス プラチナ・カード(個人プロパー) 「カード決済しない場合」の表そのものが消え、決済がなければ0円に

いずれもご利用分でもご請求分でも売上処理日でも口座振替分でもなく、旅行の出発を起点にした線引きです。ただし、その「出発」を指す言葉は会社ごとに違います。ここは後段でそのまま並べます。

そして、自動付帯がすべて消えたわけではありません。JALカード CLUB-Aカードは決済なしで傷害死亡5,000万円、アメックスのコーポレート・ゴールドは適用条件が改定前後とも自動付帯のまま治療費用が増額されています。三井住友ビジネスゴールドカードも、改定対象は利用付帯分だけです。

最大の分岐は「出国後の海外決済でも条件を満たせるか」

利用付帯で本当に困るのは、条件を満たしそこねたときです。そして日本を出たあと、現地でタクシーや鉄道をカード決済して条件を満たせるかどうかは、会社によって正反対になっています。ここを1社のルールで覚えると、別のカードでは条件を満たせないことがあります。

会社 出国前の国内決済 出国後の海外決済
三井住友カード 必要 不可(2025年10月16日出発分から条件3を廃止)
ライフカード 必要 告知は「日本出国前に」と明記。出国後でよいという記載はない
アメックス プラチナ・カード ①として可 ②として可。ただし補償期間は購入時点から
ダイナースクラブ/JALダイナースカード 可 FAQは可としている(支払ったタイミングから補償)
JALカード(カード利用条件分) 必要 JALカード側の注記は「日本出国前に」のみ
アメックス コーポレート・カード 必要 告知が対象外の支払いを列挙(下記)

アメックスのコーポレート・カードは、条件を満たす「旅行代金」から外れるものを告知が名指しで挙げています。

電子マネーのチャージ代・デポジット代、プリペイドカード購入費、電車やリムジンバス等の回数券、空港利用税、航空券の発券手数料、航空券の消費税、座席指定手数料、ラウンジ利用料、タクシー代

タクシー代と電子マネーのチャージが明示的に外れているのは、この記事で扱う会社のなかでも際立った条件です。現地でタクシーを使えば条件を満たせる、という発想が通りません。

三井住友カードは、廃止する条件そのものを告知に載せています。

海外旅行傷害保険 カードご利用条件

1.日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金を特定クレジットカードで決済した場合。

2.日本出国前に募集型企画旅行(※2)の旅行代金を特定クレジットカードで決済した場合。

3.日本出国後に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金を特定クレジットカードで決済した場合。

⇒2025年10月16日(木)以降出発のご旅行より廃止

一方、ダイナースクラブのFAQはこう書いています。

また、日本出国前にダイナースクラブカードでのお支払いがなかった場合でも、日本出国後に公共交通乗用具の料金(例:現地でのタクシー利用)をダイナースクラブカードでお支払いになった場合は、支払ったタイミングから補償が適用されます(お支払い前の期間は補償の対象となりませんのでご注意ください)。

同じ「利用付帯」の4文字でも、現地で取り返せる会社と取り返せない会社があります。

三井住友カード(2025年10月16日出発分から)

利用付帯カード全体 — 条件3の廃止

告知の原文は次のとおりです。

2025年10月16日(木)以降は、日本出国前にカードご利用条件の1または2を満たしていただく必要があります。

2025年10月15日(水)までに出発のご旅行につきましては、日本出国後にカードご利用条件3に該当するクレジット決済いただいた場合も補償の対象となります。なお、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただき、ご利用条件を満たした場合は、保険金額に変更はございません。

項目 2025年10月15日までに出発 2025年10月16日以降に出発
条件1(出国前・公共交通乗用具) 対象 対象
条件2(出国前・募集型企画旅行) 対象 対象
条件3(出国後・公共交通乗用具) 対象 廃止
条件を満たした場合の保険金額 — 変更なし(原文「保険金額に変更はございません」)

決済額の下限はありません。

当該カードにてクレジット決済いただく金額に定めはございません。全部または一部でもカード利用条件を満たします。

対象になる利用の例も、告知が具体的に挙げています。ここで効くのは、三井住友カードが対象の乗り物にタクシーとバスを明示的に含めている点です。

カードご利用条件の例

宿泊+交通手段のパッケージツアー代金を合算でカード決済した場合(※1)

旅行地に向かうための航空券をカード決済した場合

空港に向かうための新幹線、リムジンバス、タクシー代などをカード決済した場合

空港に向かう交通費(※2)をカード決済した場合

カードでSuicaやPASMOなどにチャージして、空港に向かう交通費を支払った場合(※3)

1 ホテルの宿泊代金のみは対象になりませんのでご注意ください。

3 保険金申請の際、保険会社に対し当該カードでチャージしたことを証明する書類(売上票など)のほか、チャージした電子マネーで公共交通乗用具を利用した(または当該パッケージツアーの代金をお支払いした)ことを証明する書類(搭乗証明・明細書など)の提出が必要になります。

ホテル代だけでは条件を満たしません。電子マネーチャージ経由で条件を満たす場合は、保険金請求のときに追加の書類が要ります。

対象カードは原文で「2025年10月16日(木)時点で海外旅行傷害保険が利用付帯である全カード」とされ、その下に「主なカード種類のみ掲載」として50券種が並んでいます(当編集部が数えた実数)。加えて「海外旅行傷害保険が利用付帯である各種個人向け提携カード」「同 法人向け提携カード」の2区分があります。主なもののみの掲載なので、50券種が全件ではありません。

告知は「改定対象とならないカード」も10項目挙げています。三井住友ビジネスプラチナカード/三井住友コーポレート ゴールドカード(個人システム型含む)/各種提携プラチナカード/各種提携ビジネスプラチナカード/各種提携ビジネスプラチナカード for Owners/各種提携コーポレート ゴールドカード/旧SMBCファイナンスサービス発行カード/JTB三井住友ビジネスカード(クラシック・ゴールド)/JTB旅カード(クラシック・ゴールド)/ANAカード(一般・ワイド)です。告知はこれらを「改定対象とならない」と書いているだけで、自動付帯かどうかは書いていません。当編集部も、これらが自動付帯だとは書きません。

三井住友ビジネスゴールドカードについては、注記に明示があります。

三井住友ビジネスゴールドカードは、補償内容のうち利用付帯分(傷害死亡・後遺障害 4,000万円)のみ改定の対象となります。自動付帯分は、2025年10月16日(木)以降も変更はございません。

Visa Infinite・プラチナ・ビジネスプラチナ for Owners — 自動付帯→利用付帯

こちらは別の告知です。原文はこうです。

2.海外・国内旅行傷害保険と海外航空便遅延費用特約の適用条件が自動付帯から利用付帯となります。

これまでは当該カードでのクレジット決済有無に関わらず、自動的に保険が適用されましたが、2025年10月16日(木)以降出発のご旅行より、すべての補償について、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが必要となります。

なお、事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただき、ご利用条件を満たした場合は、保険金額に変更はございません。

国内航空便遅延費用特約は、従来より事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提のため変更ございません。

海外旅行傷害保険だけの話ではありません。国内旅行傷害保険も同時に自動付帯から利用付帯になります。
項目 2025年10月15日までに出発 2025年10月16日以降に出発
海外旅行傷害保険 自動付帯 利用付帯
国内旅行傷害保険 自動付帯 利用付帯
海外航空便遅延費用特約 自動付帯 利用付帯
国内航空便遅延費用特約 利用付帯 利用付帯(原文「変更ございません」)
保険金額 — 条件を満たせば変更なし

対象は原文で「2025年10月15日(水)時点で海外旅行傷害保険が自動付帯である下記カード」として挙がる3券種、三井住友カード Visa Infinite/三井住友カード プラチナ/三井住友ビジネスプラチナカード for Owners です。保険金額は条件を満たせば据え置きで、本会員は傷害死亡・後遺障害 最高1億円/傷害治療費用 500万円/疾病治療費用 500万円/賠償責任 1億円/携行品損害(免責3,000円) 100万円/救援者費用 1,000万円。家族特約(Visa Infinite・プラチナのみ。ビジネスプラチナ for Owners には家族特約がありません)は傷害死亡・後遺障害 最高1,000万円で、家族特約のカードご利用条件も改定対象です。

同じ告知は「対象とならないカード」を13券種挙げています。三井住友カード プラチナ(FS)/三井住友ビジネスプラチナカード/ANA VISAプラチナ プレミアムカード/ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード/ザ・リッツ・カールトン大阪VISAカード(プラチナカード)/スノーピークカード プラチナ/PRESTIA Visa PLATINUM CARD/但馬銀行ビジネスカード for Owners プラチナ/伊予銀行ビジネスカード for Owners プラチナ/阿波銀ビジネスプラチナカード for Owners/長野銀行ビジネスカード for Owners プラチナ/筑波銀行ビジネスカード for Owners プラチナ/京都ビジネスカード for Owners プラチナ。

なお同じ告知には「選べる無料保険の補償プランが2つ選択可能になります。」という別の改定も入っていますが、こちらの改定日は2025年10月21日(火)で、旅行傷害保険の10月16日出発分とは日付が違います。混ぜて読まないでください。

三井住友カードで押さえておく2つの前提

三井住友カードの旅行傷害保険は「選べる無料保険」の旅行安心プランとして提供されています。プランを選択していなければ、そもそも補償の対象になりません。ただし自分で申し込まないと付かない、という意味ではありません。Visa Infinite・プラチナ・ビジネスプラチナカード for Owners の告知には「カード入会時の初期設定は、旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)およびスマホ安心プラン」とあり、初期状態で選ばれている券種があります(この記載は当該3券種の告知内のものです)。過去に別のプランへ切り替えていないかを確認してください。「三井住友カードなら付いてくる」という理解のままだと、条件以前のところでつまずきます。

補償期間の考え方も案内の注記に書かれています。

日本出国日から3ヵ月後の午後12時までを限度とします。旅行出発前にカードご利用条件を満たした場合、旅行開始期間から3ヵ月間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。

Oliveを使っている人向けの注記もあります。

Oliveフレキシブルペイのポイント払いモードでのご利用は、付帯保険の補償対象ならびにカード利用条件の対象となりません。

ポイント払いモードで空港までの交通費を払っても、利用条件を満たしたことにはなりません。

ライフカード(2026年3月31日 日本国内の住居を出発分から)

告知の改定日はこうです。

改定日

2026年3月31日(2026年3月31日以降に旅行へ出発されるお客さまが対象となります)

表の列見出しは一貫して「2026年3月30日以前に日本国内の住居を出発の場合」「2026年3月31日以降に日本国内の住居を出発の場合」です。基準は出国日ではなく、日本国内の住居を出発した日になっています。

利用付帯の条件は次のとおりです。

【改定後】2026年3月31日出発以降

適用条件:利用付帯

日本出国前に海外旅行に関する所定の料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた場合、海外旅行傷害保険が適用されます。

所定の料金とは:「搭乗する公共交通乗用具※1」または「参加する募集型企画旅行※2」の料金。

(※1)公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海上運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶などをいいます。

2点、読み落としやすいところがあります。1つは「日本出国前に」と明記されていること。もう1つは公共交通乗用具の例示が航空機・電車・船舶などで、三井住友カードのようなタクシー・バスの明示がないことです(ライフカードの定義は航空法・鉄道事業法・海上運送法ベースで、道路運送法が入っていません)。三井住友カードの感覚で「空港までのタクシー代で条件を満たせる」とは、ライフカードでは書けません。

金額についても、ライフカードの告知には「いくら以上」という条件は書かれていません。ただし三井住友カードやダイナースクラブのような「金額に定めはありません」という積極的な記載もありません。金額はいくらでもよい、と当編集部は断定しません。

補償額(告知が「対象①」として挙げる31券種・本会員・家族会員)

補償項目 3月30日以前出発(自動付帯) 3月31日以降出発(利用付帯)
傷害による死亡・後遺障害 最高2,000万円 最高2,000万円
傷害による治療費用 200万円限度 200万円限度
疾病による治療費用 200万円限度 200万円限度
賠償責任 2,000万円限度 2,000万円限度
携行品の損害(自己負担額1事故3,000円) 20万円限度 20万円限度
救援者費用 200万円限度 100万円限度
航空機出航遅延/欠航/搭乗不能費用 - 3万円限度
航空機乗継遅延費用 - 3万円限度
航空機寄託手荷物遅延費用 - 3万円限度
航空機寄託手荷物紛失費用 - 3万円限度

対象①は「家族特約対象者の補償はございません」と明記されており、被保険者はカード会員(本会員・家族会員)本人です。

補償額(告知が「主な改定対象カード」として挙げる13券種。カッコ内は家族特約対象者)

補償項目 3月30日以前出発(自動付帯) 3月31日以降出発(利用付帯)
傷害による死亡・後遺障害 最高1億円(最高1,000万円) 最高5,000万円(最高1,000万円)
傷害による治療費用 300万円限度(150万円限度) 300万円限度(150万円限度)
疾病による治療費用 300万円限度(150万円限度) 300万円限度(150万円限度)
賠償責任 1億円限度(5,000万円限度) 5,000万円限度(5,000万円限度)
携行品の損害(自己負担額1事故3,000円) 40万円限度(20万円限度) 40万円限度(20万円限度)
救援者費用 300万円限度(100万円限度) 100万円限度(100万円限度)
航空機出航遅延/欠航/搭乗不能費用 -(-) 3万円限度(-)
航空機乗継遅延費用 -(-) 3万円限度(-)
航空機寄託手荷物遅延費用 -(-) 3万円限度(-)
航空機寄託手荷物紛失費用 -(-) 3万円限度(-)

航空機遅延系の4項目は、この改定で新しく付いたものです。ライフカードの改定は減額だけではありません。ただし家族特約対象者の遅延系は改定後も「-」のままで、家族分を対象にするには家族分の旅行代金も対象カードで決済する必要がある、と注記されています。

券種数は、いずれも告知の見出しが「主な改定対象カード」「主な廃止対象カード」となっているため全件ではありません。当編集部が告知に掲載されている券種を数えた実数は、海外の改定対象①が31券種、対象②が13券種で、合わせて44券種です。

海外以外もまとめて動いています。

対象 改定前 改定後
国内旅行傷害保険(告知の「主な改定対象カード」13券種) 自動付帯 利用付帯へ改定。傷害死亡・後遺障害 最高1億円(1,000万円)→5,000万円(1,000万円)、入院保険日額 10,000円(5,000円)→5,000円(5,000円)、通院保険日額 4,000円(2,000円)→3,000円(2,000円)。手術保険金は据え置き
国内旅行傷害保険(告知の「主な廃止対象カード」30券種) 傷害死亡 最高1,000万円/傷害後遺障害 1,000万円 廃止
学生専用カードの海外旅行傷害保険 自動付帯(傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円ほか) 全廃止(適用条件欄は「-」)
シートベルト保険 死亡200万円・重度後遺障害200万円 廃止

入院・通院保険日額はいずれもフランチャイズ7日間です。学生専用カードには券種リストが載っていないため、当編集部は学生カードの券種数を書きません。

ライフカード単体の詳細はライフカード、付帯保険を大幅縮小にまとめています。

アメリカン・エキスプレス(2026年に3件)

アメックスの旅行傷害保険トップページの重要なお知らせ欄には、2026年の改定が3件並んでいます。

(1)2026年10月1日(木)より、プラチナ・カード®会員様向けの補償内容が一部変更となります。

■変更となるサービス カード決済なしの海外旅行に関する補償

(2)2026年7月1日(水)より、海外旅行傷害保険の補償内容を改定しました。

■改定内容 2026年6月30日(火)までに旅行期間(※)が開始されるご旅行をもって「携行品損害保険」の補償サービスを終了

(3)2026年8月1日(土)より、コーポレート・カード会員様向けの海外旅行傷害保険の補償内容を改定しました。

■改定内容 適用条件、航空便遅延費用追加、保険金額の増額など

そして、アメックスは社内でも券種によって「旅行代金」の定義が違います。「アメックスは出国後の決済でもOK」と一括りにはできません。

プラチナ・カード(個人プロパー) — 2026年10月1日出発分から

告知(amex-news-017)の「旅行代金」の定義は次のとおりです。告知の原文に番号は付いていません。

旅行前に日本国内にてカード決済された、日本出入国のために時刻表に基づいて運航される公共交通乗用具 (※1) のチケットやパッケージ・ツアーの料金

日本国内でのカード決済がない場合、出国後に海外で時刻表に基づいて運行される公共交通乗用具のチケット (※2) の料金

同じ内容を、旅行傷害保険ページのほうは①②と番号を振って載せています(そちらには(※2)がありません)。本記事で「定義①」「定義②」と呼ぶのは、この旅行傷害保険ページの番号に合わせた呼び方です。

(※1)公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海上運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶などをいいます。

(※2)この場合、購入時点から補償期間終了までが補償期間となります。

②があるので、出国後の海外決済でも条件は満たせます。ただし②を使った場合、補償期間は「購入時点から補償期間終了まで」に短縮されます。出国してから現地でチケットを買うまでの間は補償されません。「アメックス・プラチナは出国後でも大丈夫」とだけ覚えると、いちばん事故が起きやすい到着直後が空白になります。

②で満たせるのは公共交通乗用具のチケット代だけです。アメックスの旅行傷害保険ページは、出国後の決済について次の2点を注記しています。

※ 出国後に海外ツアー料金をカード決済した場合は対象外です。

※ 出国後にカード決済された場合は、出国時からご住居にお戻りになるまでの最長90日間の旅行期間内を限度に、その購入のときから補償されます。

改定後に告知へ載っている補償表は「旅行代金をカード決済した場合」の1表だけで、「カード決済しない場合」の表そのものが消えます。決済がなければ0円です。カード決済した場合の補償額は改定前の利用付帯表と1項目も差がなく、増額は1項目もありません。

出発日基準であることは、告知のFAQに明示があります。

出発が2026年9月30日以前で、帰国が2026年10月1日以降の場合、自動付帯の補償は対象ですか。

補償対象になります。

2026年10月1日以降の出発ですが、自動付帯の付保証明書を発行してもらっていました。自動付帯の補償は対象ですか。

付保証明書につきましては、発行日時点で有効であり、2026年10月1日以降の出発は自動付帯の補償対象外となります。

同じ告知でゴルフ保険も終了します(2026年9月30日をもってサービス終了)。対象はプラチナ・カード(個人プロパー)で、告知本文にビジネス・コーポレート・ゴールド・グリーン・センチュリオンの語は出てきません。詳細はアメックス、海外旅行傷害保険の自動付帯を全廃にまとめています。

携行品損害保険の終了 — 2026年7月1日開始の旅行から

2026年6月30日(火)までに旅行期間(※)が開始されるご旅行をもって「携行品損害保険」の補償サービスを終了いたします。

ただし「携行品損害保険」の補償対象期間は「日本を出国した」翌日から90日後の午後12時(24時)を限度とします。

※「旅行期間」:海外旅行を目的にご住居(日本国内)を出発されたときから、ご住居にお戻りになるまでの間で、かつ、日本を出国する前日の午前0時から日本に入国した翌日の午後12時(24時)までの間を指します。

告知の表に載っているのは19券種です。うち17券種が利用付帯からの終了、2券種(ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード、ANAアメリカン・エキスプレス®・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード)は自動付帯からの終了です。

改定前の適用条件 券種 改定後
利用付帯 アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード/ゴールド・カード/ゴールド・プリファード・カード/スカイ・トラベラー・カード/スカイ・トラベラー・プレミア・カード/ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード/同 プレミアム・カード/Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード/同 プレミアム・カード/ANAアメリカン・エキスプレス®・カード/同 ゴールド・カード/ANAアメリカン・エキスプレス®・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード 付帯なし
自動付帯 ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード/ANAアメリカン・エキスプレス®・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード 付帯なし
利用付帯 デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード/同 ゴールド・カード/ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス®・カード/アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード/同 ビジネス・ゴールド・カード 付帯なし

この表は結合セルだらけで、変換後の本文だけを読むと「自動付帯」がどの行に掛かっているかを取り違えます。当編集部は生HTMLでセル結合の範囲(利用付帯=12行、自動付帯=2行、利用付帯=5行、付帯なし=19行)を確認したうえで転記しています。

FAQには、締め切りをまたぐケースの答えも出ています。

すでに予約済の旅行で出発日が7月1日以降の場合、例外的に補償されることはありますか?

申し訳ございませんが、例外的に補償されるケースはございません。

詳細はアメックス、携行品損害保険の補償を終了にまとめています。

コーポレート・カード — 2026年8月1日に日本を出国する海外旅行から

ここがこの記事でいちばん重要な例外です。原文はこうです。

2026年8月1日(土)に日本を出国する海外旅行より、アメリカン・エキスプレスのコーポレート・カードに付帯する海外旅行傷害保険の保険金額を増額し、適用条件などを改定します。

※国内旅行の補償内容・適用条件に変更はありません。

*2 旅行代金とは、日本出入国のために時刻表に基づいて運行される公共交通乗用具のチケットやパッケージ・ツアーの料金をいいます。

この*2の定義には、プラチナ・カードの定義②にあった「出国後に海外で」のただし書きがありません。同じアメックスでも、券種が違えば条件も違います。

そして、この告知は「チケット料金とならないもの」を名指しで列挙しています。ここが三井住友カードやダイナースクラブといちばん食い違う部分です。

※公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海上運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶などをいいます。

また、以下のものは公共交通乗用具のチケット料金となりません。

電子マネーのチャージ代・デポジット代、プリペイドカード購入費、電車やリムジンバス等の回数券、空港利用税、航空券の発券手数料、航空券の消費税、座席指定手数料、ラウンジ利用料、タクシー代など。

タクシー代が入っています。三井住友カードは条件の本文でタクシーを明示的に対象に含め、ダイナースクラブも「空港に向かう電車代・タクシー代金・リムジンバス乗車代金」を対象と書いていますが、アメックスのコーポレート・カードでは逆に対象外として名指しされています。電子マネーのチャージ代も同様で、三井住友カードがSuica・PASMOチャージを条件を満たす例として挙げているのとは正反対です。他社の感覚で「空港までのタクシーで条件を満たした」と思い込むと、ここで外れます。なお告知のFAQは「海外旅行のために自宅出発後、空港までの国内電車運賃等は利用付帯の対象です。」として、電車運賃は対象だと明示しています。

補償内容の表はすべて画像で提供されています。当編集部はページ内の画像を全点列挙し、該当する画像を1枚ずつダウンロードして中身を読み、そのうえで画像のalt属性および英語版ページの記載と突き合わせています。

コーポレート・グリーン/JR東海EX・コーポレート・グリーン
項目 改定前 改定後
適用条件 カード決済なし/自動付帯 カード決済あり/利用付帯(旅行代金をコーポレート・グリーン、またはBTAで決済した場合に適用)
傷害死亡・後遺障害保険金 (最高)5,000万円 (最高)5,000万円
傷害治療費用保険金 (最高)400万円 (最高)600万円
疾病治療費用保険金 (最高)400万円 (最高)600万円
賠償責任保険金 (最高)4,000万円 (最高)4,000万円
携行品損害保険金(自己負担3,000円) (最高)50万円(1旅行中)/(最高)100万円(保険期間中) 同左
救援者費用保険金 (最高)400万円(保険期間中) (最高)400万円(保険期間中)
乗継遅延費用保険金 補償対象外 1回の到着便の遅延について2万円まで
出航遅延、欠航、搭乗不能費用保険金 補償対象外 2万円まで
受託手荷物遅延費用保険金 補償対象外 2万円まで
受託手荷物紛失費用保険金 補償対象外 4万円まで

自動付帯を畳む代わりに治療費用を1.5倍にし、航空便遅延費用を新設しています。同じ会社の個人プロパーのプラチナ・カードには増額が1項目もないのと対照的です。

コーポレート・ゴールド/JR東海EX・コーポレート・ゴールドは、適用条件が改定前・改定後とも「カード決済なし/自動付帯」で維持されています。そのうえで傷害治療費用400万円→600万円、疾病治療費用400万円→600万円、航空便遅延費用4項目(2万円/2万円/2万円/4万円)を新設。傷害死亡5,000万円・賠償責任4,000万円・救援者費用400万円は据え置きです。

コーポレート・プラチナ/JR東海EX・コーポレート・プラチナだけは、告知が「旅行代金の決済有無により補償内容が異なります。」として「カード決済あり」「カード決済なし」の2つの表を並べています。決済しない場合(自動付帯)の補償が残る点で、グリーンとも個人プロパーのプラチナ・カードとも違います。

項目 決済あり(利用付帯)改定前→改定後 決済なし(自動付帯)改定前→改定後
傷害死亡・後遺障害保険金 (最高)1億円 → 1億円 (最高)5,000万円 → 5,000万円
傷害治療費用保険金 (最高)1,000万円 → 1,200万円 (最高)500万円 → 600万円
疾病治療費用保険金 (最高)1,000万円 → 1,200万円 (最高)500万円 → 600万円
賠償責任保険金 (最高)1億円 → 1億円 (最高)5,000万円 → 5,000万円
携行品損害保険金(自己負担3,000円) (最高)100万円(1旅行中)/100万円(保険期間中) → 同左 (最高)50万円(1旅行中)/100万円(保険期間中) → 同左
救援者費用保険金 (最高)1,000万円(保険期間中) → 同左 (最高)500万円(保険期間中) → 同左
航空便遅延費用4項目 3万円/3万円/3万円/6万円 → 同額 3万円/3万円/3万円/6万円 → 同額

適用条件そのものも動いています。告知は決済あり側の改定内容に「適用条件に「ビジネス・トラベル・アカウント(BTA)決済」を追加」と明記しており、航空便遅延費用については「コーポレート・プラチナ*2では、航空便遅延費用の改定はありません。」としています。

ダイナースクラブ/JALダイナースカード

三井住友トラストクラブの告知は、対象の範囲をこう書いています。

現在、自動付帯または一部自動付帯のカード種類が改定の対象となります。すでに利用条件付きとなっているカード種類は変更ありません。

保険の適用条件は旅行出発日を起点として変更になります。

施行はダイナースクラブ本体が2025年4月1日出発分から、JALダイナースカードだけ半年遅れて2025年10月1日出発分からです。

[2025年4月1日更新] 本改定の対象カードに、JALダイナースカードを追加しました。なお、改定時期は2025年10月1日(水)からとなります。

JALカード側の告知も同じ日付です。

2025年10月1日(水)から、JALダイナースカードに付帯する海外旅行・国内旅行傷害保険の適用条件を下表の通り改定いたします。

なお、適用条件改定後も保険金額に変更はありません。今後とも安心してご利用ください。

JALダイナースカードに付帯する海外旅行・国内旅行傷害保険は、三井住友トラストクラブ(株)が提供しております。

項目 2025年9月30日(火)出発まで 2025年10月1日(水)出発から
海外旅行傷害保険 自動付帯(JALダイナースカードでのお支払いの有無にかかわらず、自動で適用) 利用条件付き
国内旅行傷害保険 自動付帯(同上) 利用条件付き
保険金額 — 変更なし

公式の語は「利用付帯」ではなく「利用条件付き」です。また、海外だけでなく国内旅行傷害保険も同時に利用条件付きになります。適用条件となる支払いは、JALダイナース ビジネス・アカウントカードも対象です。

改定対象は告知の列挙で、海外旅行傷害保険が25券種、国内旅行傷害保険が9券種、外貨盗難保険が6券種(当編集部が数えた実数)。外貨盗難保険は自動付帯から付帯廃止になります。

JALダイナースカードの出国後決済は、2つの公式が食い違っています

ここは断定できません。当編集部が確認した2つの公式ページの記載が一致していないからです。

JALカードの海外付帯保険比較表の注記は、こう書いています。

カード利用条件分の保険金額は、「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を日本出国前にJAL・JCBカード CLUB-Aゴールドカード、JALカード OPクレジット CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、JAL アメリカン・エキスプレス®・カード 普通カード、JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナでお支払いいただいた場合のみ対象となります。

一方、保険を提供している三井住友トラストクラブ側の告知FAQは、こう書いています。

また、日本出国前にダイナースクラブカードでのお支払いがなかった場合でも、日本出国後に公共交通乗用具の料金(例:現地でのタクシー利用)をダイナースクラブカードでお支払いになった場合は、支払ったタイミングから補償が適用されます(お支払い前の期間は補償の対象となりませんのでご注意ください)。

JALカードの告知は「JALダイナースカードに付帯する海外旅行・国内旅行傷害保険は、三井住友トラストクラブ(株)が提供しております。」と明記しています。当編集部はどちらか一方に寄せた書き方をしません。JALダイナースカードで出国後の現地決済に頼るつもりなら、出発前に発行会社へ直接確認してください。2つの記載のどちらとも矛盾しないのは、出国前に日本国内で条件を満たしておく方法です。

対象になる利用・ならない利用(ダイナースクラブ)

金額の条件はありません。

利用条件適用となる利用金額に条件はありますか。

ありません。金額に関わらず利用条件を満たすダイナースクラブカードでのお支払いがあれば、利用条件の適用となります。

告知は旅行傷害保険のほかに、もう1つ対象があることも書いています。

一部の券種に付帯している航空便遅延費用特約も適用条件変更の対象です。

遅延で宿や食事の実費が出るタイプの補償も、同じ条件の変更を受けます。どの券種が該当するかは告知に書かれていません。

対象と対象外は、告知が具体的に列挙しています。対象外のほうが読者の実害に直結します。

対象となる主な利用内容(いずれかのご利用で利用条件の対象となります)

・空港に向かう鉄道代金(モノレール含)や有料特急列車代金(新幹線、成田エクスプレス、スカイライナー等)

・空港に向かう電車代・タクシー代金・リムジンバス乗車代金

・旅行会社で予約した海外旅行ツアー代金

・渡航先への航空券(地方空港〜国際空港含む)

・海上運送法に基づく事業会社が所有する船舶代金

・燃油サーチャージ代、座席のアップグレード代

対象とならない主な利用内容

・電車・バスの定期券・回数券

・自家用車で空港まで向かう際のガソリン代金、空港までの高速道路料金、空港の駐車場料金

・レンタカー料金

・空港利用税、航空券の発券手数料、空港ラウンジ利用料

・ビザ申請費用、ESTA申請料

・ホテルの宿泊費用(※国内旅行における宿泊中の火災・爆発事故のみ補償対象)

マイルの特典航空券で行く場合の答えも出ています。

マイレージで交換する航空券で海外へ行きますが、どうしたら利用条件の適用となりますか。

空港に向かう鉄道料金やバス、燃油サーチャージ料金などをダイナースクラブカードでお支払いの場合、利用条件の適用となります。なお、航空券の発券手数料、マイレージの交換手数料、空港利用税などのお支払いは利用条件を満たしませんのでご注意ください。

本会員が同行しない家族会員だけの旅行でも、利用条件を満たす支払いがあれば補償は適用されるとFAQにあります。

JALカードは「自動付帯か利用付帯か」の二択で書けません

JALカードの付帯保険Q&Aは、原則をこう書いています。

JALカード会員である期間中は、旅行回数・利用航空会社を問わず、またカードで航空券を購入していない場合でも適用となり*3、日本を出国した日の翌日から数えて90日間(JAL・JCBカード CLUB-Aゴールカード、JALカード OPクレジット CLUB-Aゴールドカード、JAL・JCBカード プラチナ、プラチナ Pro、JALダイナースカードは、日本出国日から3ヵ月)を限度として全旅行期間が対象となります。

*3 JALダイナースカードは利用条件付きとなります。

カードで航空券を買っていなくても適用される、というのがJALカードの原則で、例外として名指しされているのはJALダイナースカードだけです。

ただし、JALアメックスなど一部のカードは「自動付帯分+カード利用条件分」の合算方式になっています。ここを一言で「自動付帯」または「利用付帯」と書くと誤報になります。

カード 海外・傷害死亡 内訳
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード 普通カード 最高3,000万円(下記1と2の合算額) 1.カード自動付帯分:1,000万円 / 2.カード利用条件分:2,000万円
JAL・JCBカード CLUB-Aゴールドカード、JALカード OPクレジット CLUB-Aゴールドカード 最高1億円(下記1と2の合算額) 1.カード自動付帯分:5,000万円 / 2.カード利用条件分:5,000万円
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ 最高1億円(下記1と2の合算額) 1.カード自動付帯分:5,000万円 / 2.カード利用条件分:5,000万円

つまり決済がなくても自動付帯分は出ます。JALアメックスの普通カードなら1,000万円。決済して条件を満たせば、そこに利用条件分が上乗せされて最高3,000万円になります。

海外と国内で内訳が違う点も落とせません。別ページの国内付帯保険比較表では、JAL アメリカン・エキスプレス®・カード CLUB-Aゴールドカードの傷害死亡が「最高5,000万円(1、カード自動付帯分:3,000万円 2、カード利用条件分:2,000万円)」となっています。海外の内訳をそのまま国内に当てはめないでください。

なお、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードには適用開始日の注記もあります。

JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは、カード入会日当日以降に日本をご出発の海外旅行より適用になります。

他のJALカードは入会日の翌日以降です。

自動付帯を維持している側

改悪の話だけを並べると、いま実際に自動付帯が残っているカードが見えなくなります。当編集部が今回確認した範囲では、次の4つが維持側です。

カード 状況
JALカード CLUB-Aカード 一連の改定で利用付帯化されていません。決済なしで傷害死亡5,000万円。補償額の内訳に「カード自動付帯分/カード利用条件分」の区分がなく、比較表の利用条件に関する注記の対象カードにも含まれていません
アメックス コーポレート・ゴールド/JR東海EX・コーポレート・ゴールド 2026年8月1日の改定後も適用条件は「カード決済なし/自動付帯」のまま。そのうえで傷害治療費用・疾病治療費用を400万円→600万円に増額
アメックス コーポレート・プラチナ/JR東海EX・コーポレート・プラチナ 改定後も「カード決済なし」(自動付帯)の補償表が残っています。その表で傷害治療費用・疾病治療費用が500万円→600万円に増額。決済した場合(利用付帯)の表は別に用意され、そちらは1,000万円→1,200万円
三井住友ビジネスゴールドカード 改定対象は利用付帯分(傷害死亡・後遺障害 4,000万円)のみ。自動付帯分は原文で「変更はございません」

JALカード CLUB-Aカードのページは、こう書いています。

旅行のたびの面倒な加入手続きはありません。旅行回数、利用航空会社を問わず適用になります。

補償額は、JAL・JCBカード、JAL・Mastercard、JAL・Visaカード、JALカードSuica、JALカード TOKYU POINT ClubQ、JALカード OPクレジットで、傷害死亡 本会員・家族会員 5,000万円/傷害後遺障害 200万〜5,000万円(保険金額の4%〜100%)/傷害治療費用 150万円/疾病治療費用 150万円/賠償責任 2,000万円/携行品損害 1旅行につき50万円限度・年間累計額100万円限度/救援者費用 100万円/補償期間90日間。家族特約対象者は全項目「-」です。CLUB-Aカードの内容はJALカード CLUB-Aカードのレビューでも整理しています。

なお、携行品損害は2026年12月1日ご出発分から条件が変わります。JALカードが2026年7月24日に出した告知は、対象をJALカード navi・CLUB-Aカード・JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードとしたうえで、次のように書いています。

2026年12月1日(火)ご出発分より「携行品損害」の免責額が3,000円/1事故となります。

また、眼鏡、スマートフォン、ノートパソコン等は「携行品損害」の対象に含まれなくなります。

限度額は変わりませんが、スマートフォンとノートパソコンが対象から外れます。本記事の主題である自動付帯/利用付帯の切り替えとは別の改定ですが、同じ携行品損害の話なので併記しておきます。

改悪だけではありません

今回確認した範囲で、条件を厳しくする代わりに補償を足している例、あるいは条件を据え置いたまま補償を足している例が4つありました。

一方で、アメックスのプラチナ・カード(個人プロパー)には増額が1項目もありません。カード決済した場合の補償額は改定前と1項目も変わらず、自動付帯分だけがなくなります。同じ会社のなかでも、コーポレートと個人プロパーで扱いが分かれているのが2026年の特徴です。

告知が触れていないこと

書かれていないことを「変わらない」と読み替えないための整理です。

この記事で確認できていない会社

JCB、楽天カード、エポスカード、セゾン、MUFGニコス、オリコなどは、今回一次情報にあたっていません。これらの会社の海外旅行傷害保険が自動付帯なのか利用付帯なのか、2025年から2026年にかけて変更があったのかは、この記事では確認できていません。表にも載せていません。該当するカードを持っている人は、各社の公式ページで直接確認してください。

いま、できること

1. 自分のカードが「どの条件」で効くのかを、発行会社ごとに確認する。「利用付帯」という4文字は同じでも、出国後の決済で条件を満たせるかは会社によって正反対です。他社のルールを当てはめないでください。

2. 出国前に、日本国内で条件を満たしておく。これがどの会社でも通る唯一の共通解です。三井住友カードは2025年10月16日出発分から出国後決済が使えず、ライフカードは告知が「日本出国前に」と明記、JALダイナースカードは2つの公式の記載が食い違っています。出国前に済ませておけば、この違いに巻き込まれません。

3. 何を決済すれば条件を満たすのかを、対象外リストから逆算する。ダイナースクラブの対象外には、定期券・回数券、ガソリン代、高速道路料金、空港駐車場、レンタカー、空港利用税、発券手数料、ラウンジ利用料、ビザ・ESTA申請料、ホテル宿泊費が並んでいます。三井住友カードも「ホテルの宿泊代金のみは対象になりません」としています。ホテル代だけ、空港の駐車場だけ、では条件を満たしません。そして対象外リストは会社ごとに中身が違います。アメックスのコーポレート・カードはタクシー代と電子マネーのチャージ代を対象外として名指ししていますが、三井住友カードはタクシー代もSuica・PASMOチャージも条件を満たす例として挙げ、ダイナースクラブもタクシー代金を対象としています。自分のカードの会社の対象外リストを読んでください。

4. 三井住友カードなら、まず「選べる無料保険」で旅行安心プランを選んでいるか確認する。プランを選んでいなければ、条件以前に補償の対象になりません。Oliveのポイント払いモードでの支払いも、補償対象にも利用条件にもなりません。

5. アメックス・プラチナで出国後に条件を満たすつもりなら、空白期間を理解しておく。定義②を使った場合の補償期間は購入時点からです。出国から購入までは補償されません。

6. 家族の分も対象にしたいなら、家族分の旅行代金も決済する。ライフカードは家族特約対象者を対象にするために家族分の決済が必要と注記しています。三井住友カードのVisa Infinite・プラチナも、家族特約のカードご利用条件が改定対象です。

7. 補償額そのものが下がっていないかを見る。条件が変わっただけのケース(三井住友カード、JALダイナースカード)と、条件も金額も変わったケース(ライフカードの救援者費用、ゴールド系の傷害死亡・賠償責任)があります。条件を満たしたあとの金額を、改定前の数字のまま記憶していないか確認してください。

8. 表に出ている金額が、そのまま受け取れる額とは限らない。この記事の表は各社が告知に載せている保険金額をそのまま並べたものです。実際には項目ごとに細かい上限や自己負担が付きます。たとえばアメックス コーポレートの各表には「携行品は、1個または1対について10万円が限度となります。なお、3,000円自己負担。」という注記があり、JALカードにも「1点・1対限度額10万円(乗車券などは合計5万円)」という同種の制限があります。本記事はこうした項目内の細則までは扱っていません。金額を当てにするなら、自分の券種の規定集を読んでください。

9. 足りない分は、カード付帯以外で埋める。カード付帯保険は補償額にも期間にも上限があります。付帯保険の条件を満たしたうえで、必要なら旅行保険を別に検討する、という順番が現実的です。カード付帯保険で選ぶ場合の考え方は海外旅行保険が付く年会費無料カードの選び方で整理しています。

出典と確認日

各社の告知ページは、取得後にtitleとh1が同じ告知を指していることを確認しています。補償額の表は変換後の本文ではなく生HTMLでセル結合(rowspan・colspan)の範囲を確認したうえで転記し、画像で提供されている表は画像を1枚ずつ取得して読んでいます(確認日2026-09-25)。

2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。

※本記事は2026年9月25日に各社の公式ページを確認して作成しています。補償内容・適用条件・対象カードは変更される場合があります。ご自身のカードの条件は、必ず発行会社の公式ページと会員規約でご確認ください。

関連カード

三井住友カード ゴールド(NL)詳細 →ライフカード詳細 →JAL CLUB-Aカード詳細 →ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード詳細 →

出典