ライフカードは、多くのカードに付帯していた保険を大きく縮小しました。告知の改定日は2026年3月31日で、表の列見出しは「2026年3月30日以前に日本国内の住居を出発の場合」「2026年3月31日以降に日本国内の住居を出発の場合」です。基準は出国日でも決済日でもなく、日本国内の住居を出発した日になっています。旅行保険を目的にライフカードを持っている人・学生専用ライフカードの人は、補償の前提が変わっている点に注意が必要です。
何が変わったか
| 項目 | 変更内容 |
|---|---|
| 海外旅行傷害保険 | 自動付帯→利用付帯。告知は「日本出国前に海外旅行に関する所定の料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた場合」と明記しています。あわせて補償額を減額(ゴールド系の例:傷害死亡・後遺障害 最高1億円→5,000万円、賠償責任 1億円→5,000万円、救援者費用 300万円→100万円) |
| 国内旅行傷害保険(ゴールド系13券種) | 廃止ではなく改定です。自動付帯→利用付帯になり、傷害死亡・後遺障害 最高1億円→5,000万円、入院保険日額 10,000円→5,000円、通院保険日額 4,000円→3,000円(いずれも本会員。フランチャイズ7日間。手術保険金は据え置き) |
| 国内旅行傷害保険(非ゴールド30券種) | 廃止(傷害死亡 最高1,000万円・傷害後遺障害 1,000万円がなくなります) |
| 学生専用ライフカードの海外旅行傷害保険 | 全廃止(改定後の適用条件欄は「-」) |
| シートベルト保険 | 廃止(死亡・重度後遺障害 各200万円) |
訂正:公開当初、この表で国内旅行傷害保険を「一部カードで廃止(ゴールド系13種が対象)」としていましたが、これは誤りでした。ゴールド系13券種は改定(自動付帯→利用付帯と減額)、廃止は非ゴールド30券種のほうです。告知を読み直して2026-09-24に修正しました。
減額だけではありません
改定後の海外旅行傷害保険には、航空機出航遅延/欠航/搭乗不能費用・航空機乗継遅延費用・航空機寄託手荷物遅延費用・航空機寄託手荷物紛失費用の4項目(いずれも3万円限度)が新設されています。改定前はどれも付いていませんでした。ただし家族特約対象者の遅延系は改定後も「-」のままで、家族分を対象にするには家族分の旅行代金も対象カードで決済する必要がある、と注記されています。
対象券種数の基準
告知の見出しはいずれも「主な改定対象カード」「主な廃止対象カード」です。当編集部が告知に掲載されている券種を数えた実数は、海外の改定対象①が31券種、対象②(ゴールド系)が13券種で合わせて44券種、国内の廃止対象が30券種。いずれも掲載されている分の数であって、全件ではありません。学生専用カードには券種リストが載っていないため、学生カードの券種数は書けません。
※正確な対象カード・条件は必ずライフカード公式のお知らせでご確認ください(確認日2026-09-24)。
影響を受けるのはこんな人
- 旅行保険目的でライフカード(ゴールド含む)を持っていた人:自動付帯ではなくなったため、旅行代金をカードで決済しないと海外旅行保険が使えません。補償額も下がっています。
- 学生専用ライフカードで海外に行く人:海外旅行傷害保険がなくなったため、別途の備えが必要です。
- 非ゴールドのライフカードで国内旅行に行く人:国内旅行傷害保険そのものがなくなっています。
どうすればいいか
海外旅行保険を当てにしていた場合は、日本出国前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をライフカードで決済して条件を満たすか、補償が手厚い別カード・旅行保険の単体加入を検討してください。
ここで注意したいのは、ライフカードの告知は「日本出国前に」と書いていて、出国後の現地決済でよいという記載がないことです。会社によっては出国後の決済でも条件を満たせますが、その感覚をライフカードに持ち込まないでください。公共交通乗用具の定義も航空法・鉄道事業法・海上運送法にもとづく航空機・電車・船舶などで、他社のようなタクシー・バスの明示はありません。
各社の条件の違いは海外旅行保険 自動付帯→利用付帯 まとめに、カード付帯保険で選ぶ場合の考え方は海外旅行保険が付く年会費無料カードの選び方で整理しています。付帯保険は「使うときに初めて効く」ものだけに、旅行前に一度、手元のカードの補償条件を確認しておくのが安全です。