残っているのは1件、アップグレードポイントの提供終了だけです。告知の書き出しはこうなっています。
このたび、ANAプレミアムメンバーならびにスーパーフライヤーズ本会員のお客様にご提供しておりましたアップグレードポイントにつきまして、2026年度のご提供をもって終了させていただきますことをお知らせいたします。
発信は全日本空輸株式会社 ANAマイレージクラブ、告知日は2025年10月22日です。
先に結論。5件の基準日と、いまどの段階か
基準になる日付の「種類」が項目ごとに違います。ここを取り違えると自分に効くかどうかの判断がずれます。
| 改定 | 日付 | 何の日付か | 確認日2026-09-25時点 |
|---|---|---|---|
| 提携ポイント交換に1日の口数上限(合計1日2口=20,000マイル) | 2026年4月22日 | 交換申請分より | 施行済み |
| 沖縄離島路線専用の必要マイルチャート終了 | 2026年5月18日 | 搭乗分をもって終了 | 施行済み |
| 特典航空券の幼児・小児の年齢区分引き下げ | 2026年5月19日 | 搭乗分から | 施行済み |
| プレミアムメンバー等の国内線手荷物優待 +20kg→+1個 | (後述。公式が数字で示した記載を確認できていません) | 搭乗分 | 恒久ガイドはすでに「+1個」 |
| アップグレードポイントの提供終了 | 2026年度のご提供をもって | — | 未了。これから効く唯一の項目 |
「搭乗分」は予約日でも発券日でも決済日でもありません。いつ予約したかではなく、いつ飛ぶかで線が引かれます。提携ポイント交換の1日上限だけは基準が違い、マイルを交換に出した日=「交換申請分」です。
なお、ANAのスーパーフライヤーズカードを年間決済額300万円で2区分に分ける制度改定は、施行時期も内容もこの5件とは別の話です。そちらはANAスーパーフライヤーズカードのSFC PLUS/SFC LITE 2区分化(2028年4月1日開始予定)にまとめています。同じ改定の一部ではありません。
提携ポイント交換の1日上限。対象は楽天・Vポイント・nanacoの3つだけ
公式ページの見出しと本文の原文です。
1日あたりの交換口数上限について 2026年4月22日交換申請分よりルール2が追加となり、特定の提携ポイントへの交換は、合計で1日最大2口(20,000マイル)までになります。
ルール2の本文はこうです。
ルール2 1日当たりの交換上限 対象:特定の提携ポイント 以下に記載の提携ポイントは、1日に交換できる口数に上限があります。 *上記以外の提携ポイントは、1日に交換できる口数に上限はありません。
ここで押さえるべき点が2つあります。
1つめ。「提携ポイント交換全体に上限ができた」ではありません。公式が自分で「上記以外の提携ポイントは、1日に交換できる口数に上限はありません。」と書いています。上限が付いたのは特定の提携ポイントだけです。
2つめ。対象の提携ポイント名は、ページの本文テキストには書かれていません。ページに貼られた図版(rule02.jpg)の画像の中と、その画像のalt属性にしかありません。当編集部は画像を実際に開いて中身を読みました。画像内の表記は次のとおりです。
| 図版内の表記 | 内容 |
|---|---|
| バッジ | 4/22〜 |
| 見出し | 合計で1日最大2口まで |
| ロゴ3点のラベル | 楽天 / Vポイント / nanaco |
| 本文 | 上記の提携ポイントへの交換は、合計で1日最大2口(20,000マイル)までになります。 |
1口=10,000マイルなので、この3つを合わせて1日20,000マイルまでです。ポイントごとに2口ずつではありません。原文が「合計で」と書いています。楽天ポイントで2口交換したら、その日はVポイントにもnanacoにも交換できない、という読み方になります。
図版のラベルは「楽天」だけで、ロゴは楽天ポイント(R POINT)のものです。同じページの対象パートナー一覧には「楽天スーパーポイント」と電子マネー「楽天Edy」が別項目で載っていますが、図版が「楽天」としか書いていない以上、楽天Edyが対象に含まれるかどうかは公式の記載からは読み取れません。ここは断定を避けます。
Marriott Bonvoy、TOKYU POINT、メトロポイント、Suicaへのチャージ、JRキューポ、スターバックスカードなどは、この図版の3つに入っていません。原文どおり、これらに1日あたりの口数上限はありません。
従来からある「ルール1」と混ぜないでください
同じページには、もう1つ別のルールが並んでいます。
ルール1 年度内の累計交換数 対象:全ての提携ポイント(合算) 同一年度内(4月1日~翌年3月31日)の累計交換マイル数に応じて、交換率(レート)が変動します。
年度内の3口目が交換率50%になるのはこのルール1で、今回新設されたものではありません。今回追加されたのはルール2(1日の口数上限)のほうです。
なお公式の表記には注意が要ります。公式カードの原文は
3口目/累計30,000マイル/5,000ポイント相当/交換率50%
です。1口目・2口目は「10,000ポイント相当」「20,000ポイント相当」と累計値で書かれているのに、3口目の「5,000ポイント相当」だけはその口で得られる分です。累計30,000マイルを交換して合計5,000ポイントしかもらえない、という意味ではありません。書き方が口ごとに揃っていないので、自分で足し算して確かめてください。
そして、ソラチカカード・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード・ANA VISA Suicaカードの会員に対する例外は、ルール1に対する例外です。たとえばソラチカカードの注記は次のとおりです。
ANA To Me CARD PASMO JCB series(ソラチカカード)をお持ちのお客様は、年間の提携ポイントへの交換口数に関わらず、メトポ10,000ポイントに交換できます。
「年間の」「交換口数に関わらず」と書かれているとおり、これは年度累計の話であって、1日の上限の話ではありません。2つを混ぜて「ソラチカなら1日上限も関係ない」とは読めません。
沖縄離島路線専用の必要マイルチャートは2026年5月18日搭乗分で終了
まとめ告知ページの原文はこうです。
年月日(後)搭乗分より、ANA日本国内線特典航空券でご利用できる乗り継ぎ旅程を新しく設定いたします。 なお、年月日(前)搭乗分をもちまして、沖縄離島路線専用の必要マイルチャートを終了いたします。
読み間違いではありません。このページは、今回の改定の施行日を「年月日(前)」「年月日(後)」というプレースホルダの文字列のまま公開しています。詳しくは後述します。
日付は恒久ガイド側の必要マイルチャートページに書かれています。
2026年5月19日搭乗分からANA国内線特典航空券の各種取り扱いに変更点があります。詳しくはANAマイレージクラブ会員サービスの各種取り扱いをご確認ください。 2026年5月18日搭乗分までのANA国内線特典航空券は、有効期限内であっても2026年5月19日以降への予約変更・搭乗分としてご利用できません。払い戻しは第一区間のご予約便ご出発前までにANAウェブサイトにてお手続きください。
現在のチャート(直行・1区間)
| マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
|---|---|---|---|
| 0〜300マイル区間 | 6,000 | 6,500 | 9,000 |
| 301〜800マイル区間 | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
| 801〜1,000マイル区間 | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 1,001〜2,000マイル区間 | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
沖縄離島がどの区間に入るかは、同じページの「区間ごとの発着路線」に出ています。沖縄〜宮古・石垣は0〜300マイル区間、福岡〜沖縄・宮古・石垣は301〜800マイル区間、大阪〜石垣・宮古と名古屋〜沖縄・宮古は801〜1,000マイル区間、東京〜石垣・宮古と名古屋〜石垣は1,001〜2,000マイル区間です。
乗り継ぎ旅程(2区間)の「東京-沖縄・沖縄離島」は次のとおりです。
| 発着地 | 経由地 | 発着地 | L | R | H |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京 | 福岡 | 沖縄 | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 東京 | 沖縄 | 宮古 石垣 | 9,500 | 10,500 | 13,000 |
この項目は削るだけの改定ではありません。同じ告知の一文は「ANA日本国内線特典航空券でご利用できる乗り継ぎ旅程を新しく設定いたします。」となっていて、専用チャートの終了と、乗り継ぎ旅程の新設がセットで案内されています。どの旅程が新しく設定されたのか、改定前と比べて何が増えたのかは告知に一覧がないため、当編集部としては上の現行の表までを示すにとどめます。
「何マイル上がったか」は書けません
改定前の沖縄離島専用チャートの必要マイル数は、確認日2026-09-25時点のana.co.jp上に残っていません。必要マイルチャートページにも、ご利用条件ページにも、旧チャートのタブや旧値の記載はありません。
したがって当編集部は「○○マイルから○○マイルに上がった」とは書きません。一次情報で書けるのは、専用チャートが2026年5月18日搭乗分をもって終了し、以降は距離帯ベースの通常チャートに統合された、という事実と、上の現行チャートの数字までです。差額を示した数字を見かけたら、その出典がどこかを確認してください。
特典航空券の幼児・小児。変わったのは2歳の扱いだけ
まとめ告知ページの表です(生HTMLでセル結合がないことを確認済み)。
| 項目 | 改定前の搭乗分 | 改定後の搭乗分 |
|---|---|---|
| 幼児 | 0〜2歳*1 | 0〜1歳*1 |
| 小児 | 3〜11歳 | 2〜11歳 |
注記の原文です。
*1 同伴者のお膝の上にお座りいただく場合は無償です。 *座席が必要な幼児・小児は大人と同額のマイルで航空券が必要となります。 幼児のお子様も、航空券が必要です。特典利用者登録のうえ、大人(12歳以上)の同伴者と同時に予約・発券してください。
恒久ガイド(ANA国内線特典航空券 ご利用条件)側は、確認日時点ですでに新しい年齢区分で書き換わっています。見出しの原文は次のとおりです。
幼児(2歳未満のお子様) 小児(2歳以上12歳未満のお子様)
本文の原文です。
座席を必要としない幼児旅客は、大人1人につき1名まで、大人のひざの上にお乗りいただくことで無料にてご利用できます。 座席を使用する幼児旅客は、特典航空券をご利用の場合、大人と同じマイル数が必要です。 小児旅客が特典航空券をご利用の場合、大人と同じマイル数が必要です。
「家族旅行が一律に高くなる」ではありません
影響を受けるのは2歳の子どもだけです。0歳・1歳は幼児のまま、3歳以上は小児のままです。そのうえで、同じ2歳でも家庭によって向きが違います。
| これまでの乗せ方 | 改定後 | 必要マイルへの影響 |
|---|---|---|
| 2歳児を大人の膝の上に乗せていた | 2歳は小児になり、膝の上は不可 | 座席が必要になり、大人と同額のマイルがかかる |
| 2歳児にも座席を取っていた | 座席を使う点は同じ | 公式は改定前の必要マイル数を書いていません(下記) |
はっきり負担が増えると言えるのは上の行だけです。下の行については、告知の一般注記に「*座席が必要な幼児・小児は大人と同額のマイルで航空券が必要となります。」とあります。ただし生HTMLで確認すると、この注記は表の外(注記リスト)に置かれていて、改定前の列にも改定後の列にも紐づいていません。ANAは改定前に座席を使っていた幼児の必要マイル数を、どこにも書いていません。したがって「変わらない」と断定はできません。心当たりがある人は、予約画面で改定前後の必要マイル数を自分で見比べてください。
膝の上だった2歳児に座席が必要になったケースの金額を、公式チャートで示すと次のようになります。東京〜沖縄の直行(801〜1,000マイル区間)の場合です。
| L(ロー) | R(レギュラー) | H(ハイ) | |
|---|---|---|---|
| 片道(2歳児1人分) | 8,000 | 9,500 | 12,000 |
| 往復(2歳児1人分) | 16,000 | 19,000 | 24,000 |
沖縄〜宮古・石垣(0〜300マイル区間)なら片道L6,000/R6,500/H9,000です。これは膝の上だった2歳児に座席が必要になった場合の追加分であって、すべての家族旅行に一律に乗る数字ではありません。
年齢の基準と予約方法にも条件が付いています。
第一区間のご搭乗日の年齢が対象です。 座席を使用する幼児旅客は、ANAウェブサイトからの予約ができません。ANA国内線予約センターにてお申し込みください。 満5歳以下の小児には、付添人(満12歳以上)同乗が必要です。 2歳以上12歳未満の小児のみのご予約は、ANAウェブサイトでお取り扱いできません。ANA国内線予約・案内センターにお問い合わせください。
国内線の手荷物優待。「+20kg」から「+1個」へ
まとめ告知ページの表です。
| 改定前の搭乗分 | 改定後の搭乗分 |
|---|---|
| 無料手荷物許容量+20kg | 無料手荷物許容量+1個 |
対象者は、告知の表に並んだアイコンを生HTMLの並び順で確認したかぎり、Diamond本人・Platinum本人・スーパーフライヤーズカードの本会員および家族会員です。この表にブロンズのアイコンはありません。恒久ガイド側も国内線ブロックはPlatinum本人・Diamond本人・SFC本会員/家族会員で、ブロンズが加わるのは国際線ブロックです。ブロンズは国内線のこの優待には入りません。
恒久ガイドの国内線ブロックの原文です。
国内線 ANAグループ運航便にご搭乗の場合※ ご搭乗クラスの無料手荷物許容量を+1個無料でお預かりいたします。 ファーストクラス(プレミアムクラス) 無料手荷物許容量は各運賃規則に則ります。 エコノミークラス 無料手荷物許容量は各運賃規則に則ります。 *コードシェア便、他社運航便が含まれるご旅程には、ご利用になれない場合があります。
「+20kg」はなくなっていません
同じページの別のブロックには、いまも+20kgが残っています。
スター アライアンス加盟航空会社便にご搭乗の場合 個数制の場合 ご搭乗クラスの無料手荷物許容量を+1個無料でお預かりいたします。 重量制の場合 ご搭乗クラスの無料手荷物許容量を+20kg無料でお預かりいたします。
スター アライアンス コネクティングパートナー運航便にも同じ記載があります。+20kgが+1個に置き換わったのは、国内線のANAグループ運航便の分です。「+20kgは廃止された」と読むと、重量制の航空会社に乗るときに損をします。
誰が得して、誰が損をするか。向きは条件で逆になります
国内線の無料手荷物許容量の「土台」を先に置きます。原文です。
重量 プレミアムクラス 1個あたり32kgまで無料 エコノミークラス 1個あたり23kgまで無料
個数 プレミアムクラス ~3個まで エコノミークラス ~2個まで *ご購入いただく運賃により異なります。
(「~3個まで」「~2個まで」は公式ページの表記そのままです。先頭に数字は入っていません。)
優待でもらえるのは「もう1個」であって、「1個あたりの上限が+20kgになる」ではありません。1個あたりの重量上限(プレミアム32kg、エコノミー23kg)は、この優待では動きません。
超過手荷物料金は次のとおりです。
無料手荷物許容量を超える場合、一人あたりの総重量100kg(1個あたり最大45kg)の範囲内であれば、「超過手荷物料金」をいただきお預かりします。
| 重量(1個1路線あたり) | 23〜32kg以下 | 32超〜45kg |
|---|---|---|
| 国内全路線(一部路線除く) | 1,100円 | 5,500円 |
| 一部路線 | 500円 | 4,400円 |
個数は「許容量以上1個あたり5,500円」、サイズは「許容量以上292cm以下5,500円」で、いずれも1個1路線あたりです。1,100円・500円は重量超過の料金であって、個数超過の料金ではありません。5,500円という同じ金額が「重量32超〜45kg」「個数超過」「サイズ超過」の3か所に出てくるので、どの5,500円かを取り違えないでください。
この3つを突き合わせると、次の整理になります(以下は当編集部が公式の3つの記載を突き合わせた導出です。公式が一文でこう書いているわけではありません)。
| こういう預け方をする人 | +1個の優待が効くか | 結果 |
|---|---|---|
| エコノミーで25kgのスーツケースを1個 | 効かない | 1個あたり23kgを超えるので重量超過。国内全路線1,100円(一部路線500円)がかかる |
| エコノミーで3個目を預ける | 効く | 本来は個数超過で1個あたり5,500円のところが無料になる |
| プレミアムで4個目を預ける | 効く | 同じく個数超過5,500円が無料になる |
| スター アライアンス加盟社便・コネクティングパートナー便で重量制の航空会社 | 該当なし | いまも+20kgのまま |
この表の「3個目」「4個目」は、無料で預けられるのがエコノミー2個・プレミアム3個という前提で書いています。公式は個数に「*ご購入いただく運賃により異なります。」、恒久ガイドは「無料手荷物許容量は各運賃規則に則ります。」と付けており、土台の個数は運賃で変わります。自分の運賃で何個までが無料かを先に確認してください。
重い荷物を1個にまとめる人には不利に働きうる変更で、複数個に分けて預ける人には分かりやすい利点です。荷物を1個に詰め込む習慣のある人は、23kgを超えそうなら2個に分けたほうが安く済む、という向きに変わりました。
なお、同行者がいる場合の扱いも原文で示されています。
複数名の同行者が同一便で搭乗する場合は、ご搭乗者の無料預入手荷物許容量を合算して手荷物をお預けされるお客様へ適用することができます。
特典航空券での無料手荷物許容量は、ご利用条件ページに「1個(23kgまで)を無料でお預けいただけます。」と書かれています。
この項目の施行日について
正直に書きます。ほかの4件と違い、この「+20kg→+1個」が何日の搭乗分から切り替わったのかを数字で明示した公式の記載を、当編集部は確認できていません。まとめ告知ページの表は前述のとおり日付がプレースホルダのままで、恒久ガイド側は日付を書かずにすでに「+1個」の内容になっています。2026年5月19日搭乗分からの一連の改定に含まれると当編集部は整理していますが、これは推定です。確定した数字が必要な場合はANAに直接ご確認ください。
アップグレードポイントの提供終了。これだけが未了です
ここからが、まだ効いていない唯一の項目です。
このたび、ANAプレミアムメンバーならびにスーパーフライヤーズ本会員のお客様にご提供しておりましたアップグレードポイントにつきまして、2026年度のご提供をもって終了させていただきますことをお知らせいたします。
対象はANAプレミアムメンバーとスーパーフライヤーズ本会員です。SFCの家族会員はこの一文には入っていません。
ダイヤモンド会員限定のサービスについては、日付が明記されています。
なお、下記サービスにつきましては、本アップグレードポイントのご提供終了に伴い2027年3月31日をもちまして終了になります。 ・ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー限定のアップグレードポイントによる座席アップグレードサービス
そして、その代わりのマイルです。
サービス終了後、2027年度「ダイヤモンドサービス」メンバーになられるお客様には、これまでのご愛顧への感謝の気持ちといたしまして、50,000マイルをプレゼントいたします。 2027年4月1日時点で「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様に、マイル口座グループ(グループ4:航空関連サービス・期間限定マイル)にて2027年4月頃に積算予定です。
この50,000マイルは通常のマイルではありません。原文が「グループ4:航空関連サービス・期間限定マイル」と指定しています。対象は2027年4月1日時点でダイヤモンド会員の人で、積算は2027年4月頃の予定です。
「最後はいつまで使えるのか」は導出になります
公式が書いているのは「2026年度のご提供をもって終了」までで、アップグレードポイント全体について「2027年3月31日で終わり」と1文で書いてはいません。日付が明記されているのは、上のダイヤモンド限定サービスのほうです。
ただし、アップグレードポイントの有効期限は公式に次のように定められています。
有効期限 各年度内、4月1日~翌年3月31日(日本時間) ご搭乗・ご利用分まで
未使用のアップグレードポイントを翌年4月1日以降に持ち越すことはできません。
この2つを「2026年度のご提供をもって終了」と合わせると、2026年度に付与されたアップグレードポイントを使えるのは2027年3月31日ご搭乗・ご利用分まで、という計算になります。これは当編集部による導出です。持ち越しができない以上、使い切るつもりなら2026年度中に予定を入れておく、という準備の話になります。
終了後に残るもの・時期が決まっていないもの
現在アップグレードポイントでご利用いただいております下記のサービスは、アップグレードポイントサービス終了後も引き続きマイルでのご利用が可能です。 ・座席クラスのアップグレード ・ラウンジのご利用
アップグレードポイントのみでご利用いただける一部のラウンジサービスについては、今後マイルでのご利用が可能になります。 利用開始時期につきましては、決まり次第ラウンジ・空港ページにてご案内いたします。
ラウンジの一部については、開始時期は「決まり次第」で、まだ示されていません。
マイルでのアップグレードには、運賃の条件が付きます
代替として案内されているのがマイルでのアップグレードです。告知の原文です。
これまでアップグレードポイントは、座席のアップグレードへのご利用を主目的としご提供しておりましたが、従来の「ANA国際線アップグレード特典」に加え2026年5月19日ご搭乗分より国内線でもマイルでのアップグレード特典*1がご利用いただけるようになります。
ただし、ANA国内線アップグレード特典のご利用条件には条件が書かれています。
必要マイル数 1区間 4,000マイルから アップグレードをお申し込みいただく路線は、アップグレード対象運賃(エコノミークラス)をご購入いただく必要があります。
アップグレード対象運賃(エコノミークラス)を買っていることが前提です。対象外の運賃では使えません。あわせて対象便にも限定があり、ご利用条件は「ANA便名でご予約されたANAグループ運航便(ANA・ANAウイングス)が対象です。」と書いています。必要マイルは「1区間 4,000マイルから」で、申し込みは搭乗の27日前からとまとめ告知ページに記載されています。アップグレードポイントとマイルでは前提条件が違うので、「マイルに一本化されて同じように使える」とは書けません。
同じページには、表記の変更についての告知も出ています。
2026年5月19日以降のご搭乗分から、国内線の予約検索画面での表記を従来の「プレミアムクラス」・「普通席」から、「ファーストクラス(プレミアムクラス)」・「エコノミークラス」へ変更いたしました。なお、当表記変更に伴うサービスの変更はありません。
告知が触れていないこと
書かれていないことを「変わらない」と読み替えないための整理です。
1. まとめ告知ページは、今回の5件の施行日を数字で書いていません。該当箇所の日付が「年月日(前)」「年月日(後)」という文字列のまま公開されています。確認日2026-09-25時点で「年月日(前)」が8か所、「年月日(後)」が27か所、合計35か所です(前後の付かない「年月日」も別に6か所あります)。末尾スラッシュ形とindex.html形の2通りで取得して同じ結果だったので、CDNキャッシュの取り違えではありません。ただし、このページに日付がまったくないわけではありません。各節の更新日(2025年5月20日、2026年1月27日など)や国際線側の施行日(2025年6月24日など)は数字で入っています。「2026年5月19日」も「7.その他」のサブカードでのログインに関する注意書きに1か所だけ出てきますが、今回の5件それぞれの施行日として示されたものではありません。この告知の該当箇所だけを見て日付を書くことはできません。本記事の日付は、いずれも恒久ガイド側の記載から取っています。
2. 改定前の沖縄離島専用チャートの数字は、公式サイトに残っていません。旧チャートのタブも旧値の記載も見当たらないため、「何マイル上がったか」は一次情報では示せません。
3. アップグレードポイント全体の最終利用日は、1文では明記されていません。明記されているのはダイヤモンド限定サービスの2027年3月31日終了のほうです。前述のとおり、全体の最終日は有効期限ルールとの組み合わせによる導出です。
4. 楽天Edyが1日上限の対象かどうかは、図版も本文も答えていません。図版のラベルは「楽天」だけです。同じページの対象パートナー一覧では「楽天スーパーポイント」と電子マネー「楽天Edy」が別項目になっていますが、図版がどちらを指すのかは書かれていません。
5. 手荷物優待「+1個」への切り替えが何日搭乗分からなのかも、数字では書かれていません。前述のとおりです。
6. ラウンジの一部サービスがいつマイルで使えるようになるかは、「決まり次第」のままです。いま、できること
1. アップグレードポイントを持っているなら、2026年度中の使い道を先に決める。持ち越しはできません。座席アップグレードにもラウンジにも使えます。もう一つ、ANA SKY コインへの交換もあります。公式「アップグレードポイントとは」の「アップグレードポイントでご利用いただけるサービス」は3つ目として「アップグレードポイントからANA SKY コインへの交換/アップグレードポイントを1ポイントからANA SKY コインへ交換できます。」を挙げています。1ポイントから交換できるので、端数を残したくない場合はこれが使えます。ただし終了の告知が「終了後も引き続きマイルで利用可能」として挙げているのは、座席アップグレードとラウンジの2つだけで、SKY コイン交換には触れていません。
2. 2歳の子どもと飛ぶ予定があるなら、座席の要否を確認する。膝の上に乗せる前提の見積もりは、2026年5月19日搭乗分から成り立ちません。東京〜沖縄の直行なら片道L8,000/R9,500/H12,000マイルが追加で要ります。座席を使う幼児・小児の予約はANAウェブサイトでは完結しないので、予約センターへの連絡も時間に入れてください。
3. 楽天ポイント・Vポイント・nanacoへの交換をまとめてやるつもりなら、日を分ける。3つ合計で1日2口(20,000マイル)までです。それ以外の提携ポイントに1日の上限はありません。
4. プレミアムメンバー/SFCで国内線に乗るなら、荷物の分け方を見直す。1個あたりの重量上限は優待では動きません。エコノミーで23kgを超える1個より、2個に分けたほうが超過料金を避けられます。
5. 沖縄離島に特典航空券で行くなら、現在のチャートで計算し直す。専用チャートはもうありません。沖縄〜宮古・石垣は0〜300マイル区間です。
ANAカードそのものの比較はANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)などANAカードのレビュー、上位カードはANA VISAワイドゴールドカードのレビューとANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのレビューで整理しています。
出典と確認日
すべてana.co.jpの一次情報です。第三者メディア・SNSは参照していません。各ページは取得後に<title>とcanonicalの一致を1件ずつ確認しています。
- ANA公式「ANAマイレージクラブ会員サービスの各種取り扱い」 — 5件の改定の概要、幼児・小児の新旧表、手荷物優待の新旧表、対象者アイコン、アップグレード申込の27日前。日付がプレースホルダのままである点もこのページで確認。確認日2026-09-25。
- ANA公式「アップグレードポイントのサービス終了について」(2025年10月22日) — 終了の告知本文、対象者、ダイヤモンド限定サービスの2027年3月31日終了、50,000マイルのグループ4指定。確認日2026-09-25。
- ANA公式「アップグレードポイントとは」 — 有効期限(各年度4月1日〜翌年3月31日ご搭乗・ご利用分まで)と持ち越し不可。確認日2026-09-25。
- ANA公式「提携ポイント交換に際してのご案内とご注意」 — ルール2の追加(2026年4月22日交換申請分)、合計1日最大2口、上限対象外の記載、ルール1、ソラチカ等の例外。確認日2026-09-25。
- ANA公式 図版 rule02.jpg — 画像を開いて確認。上限対象の3つ(楽天/Vポイント/nanaco)は本文テキストには存在せず、この画像の中と画像のalt属性にのみ記載。確認日2026-09-25。
- ANA公式「ANA国内線特典航空券 ご利用条件」 — 幼児(2歳未満)・小児(2歳以上12歳未満)の新定義、膝の上の扱い、座席を使う場合のマイル、予約方法の制限、特典航空券の無料手荷物1個(23kgまで)。確認日2026-09-25。
- ANA公式「ANA国内線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート」 — 2026年5月19日搭乗分からの変更と5月18日搭乗分までの扱い、現行の必要マイルチャート(生HTMLでrowspan/colspanがないことを確認)、区間ごとの発着路線、乗り継ぎ旅程の表。確認日2026-09-25。
- ANA公式「ANA国内線アップグレード特典 ご利用条件」 — 必要マイル「1区間 4,000マイルから」、アップグレード対象運賃(エコノミークラス)購入が条件、クラス表記変更の告知。確認日2026-09-25。
- ANA公式「ラウンジ・空港」(プレミアムメンバーサービス 手荷物許容量のご優待) — 国内線ANAグループ運航便の+1個、スター アライアンス加盟社便・コネクティングパートナー便の+1個/+20kg、対象者(生HTMLのimg alt順で確認)、利用方法。確認日2026-09-25。
- ANA公式 図版 fig_05_w3c.png — 画像を開いて確認。「無料手荷物許容量 +1個」。alt属性は空でした。確認日2026-09-25。
- ANA公式 図版 fig_06_260312.jpg — 画像を開いて確認。国内線ファーストクラス(プレミアムクラス)の図。「2〜3個」「1個あたり32kg(70ポンド)3〜4個まで」。確認日2026-09-25。
- ANA公式 図版 fig_08_260511.jpg — 画像を開いて確認。国内線エコノミークラスの図。「1〜2個まで」「1個あたり23kg(50ポンド)2-3個まで」。確認日2026-09-25。
- ANA公式 図版 fig_10.png — 画像を開いて確認。サイズ図「A+B+C≦158cm」。確認日2026-09-25。
- ANA公式「無料でお預かりする重さ・サイズ・個数(国内線)」 — 1個あたりの重量上限(プレミアム32kg/エコノミー23kg)、個数(〜3個まで/〜2個まで)、3辺158cm以内、超過手荷物料金表(colspanの掛かり方を生HTMLで確認)、同行者の合算。確認日2026-09-25。
- ANA公式「ご予約」(プレミアムメンバーサービス 座席クラスのアップグレード) — アップグレードポイントによる座席アップグレードの位置づけ。確認日2026-09-25。
料率・金額の表は、markdown変換後の本文ではなく生HTMLでセル結合(rowspan/colspan)の範囲を確認したうえで転記しています。提携ポイントの対象3種と手荷物の図版は、HTMLを検索しても本文テキストには出てこないため、画像を1枚ずつ開いて中身を読んでいます(上の一覧に1枚ずつ記載)。
2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。
※本記事は2026年9月25日に公式ページの内容を確認して作成しています。マイル数・手荷物許容量・料金・サービス内容は変更される場合があります。最新は必ずANA公式の告知でご確認ください。