告知の本文は、この一文から始まります。
以下のサービスにつきましては、2026年10月請求分よりショッピングマイルの積算対象外となる利用分に追加します。
発信は2026年7月31日、株式会社ジャルカードです。追加された項目は表にたった1行、「TOICA チャージ」だけでした。
先に結論
これは「これから始まる改定」ではなく、すでに始まっている改定です。JALカードの恒久ページ「ショッピングマイルの積算対象とならないご利用分」に付いている注記は、開始時期をこう書いています。
2026年8月16日ご利用分から対象外となります。
【2026年10月21日追記】この注記は、現在の恒久ページからは確認できなくなっています。引用した一文は2026年9月24日の取得時点ではページ上にありましたが、2026年10月21日に取り直したところ、同ページに「2026年8月16日」の記載がありませんでした。TOICAクレジットチャージが積算対象外であること自体は同ページに今も記載があります。開始日だけが、公式ページからは追えない状態です。改定が取り消されたわけではなく、適用済みの日付の注記が整理されたものと見ていますが、断定はできないので、この記事の8月16日は当時の公式表記の記録としてお読みください。
つまり基準はご利用分で、線が引かれたのは2026年8月16日です。この記事を出している2026年9月24日の時点で、すでに約40日が経っています。TOICAへのクレジットチャージにJALカードを使っていた人は、8月16日以降の分についてはショッピングマイルが積算されない扱いになっています。
告知の表に載っている対象カードは3ブランドです。JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL アメリカン・エキスプレス®・カード。JALカード全体の話ではありません。
日付が2つあるのは矛盾ではありません
告知は「2026年10月請求分より」、恒久ページの注記は「2026年8月16日ご利用分から」。数字が2つ出てくるので混乱しやすいところですが、これは同じ一点を別の基準で言っているだけです。
JALカードの「ご請求・ご利用可能枠について」には、JAL・Mastercard、JAL・Visaカード、JAL・JCBカード、JALカード TOKYU POINT ClubQ、JALカード OPクレジット、JALダイナースカード、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの締め日と振替日がこう書かれています。
ご利用日 前月16日〜当月15日のご利用分
振替日 翌月10日
この計算にあてはめると、2026年8月16日〜9月15日のご利用分が振替日「翌月10日」、すなわち「2026年10月請求分」になります。告知の言う10月請求分の中身は、8月16日から始まる利用分そのものです。
ここまでとは別に、引き落とし日そのものはずれます
上の計算は「どの請求サイクルに乗るか」の話で、実際の引き落とし日は別の要因で動きます。同ページは振替日にこの注記を付けています。
金融機関休業日の場合は、翌営業日に振替となります。
2026年10月10日は土曜日にあたるため、実際の引き落としは翌営業日にずれます。同ページはご利用日についてもこう書いています。
加盟店から各カード会社へ送られる売上票/払戻票の到着日により、請求/払い戻しが翌月以降にずれることがあります。
個々の利用が必ずこの締めに乗るとは公式も書いていません。
| 表記 | どこに書かれているか | 何を指しているか |
|---|---|---|
| 2026年10月請求分より | 告知ページの本文 | 振替日「翌月10日」で口座振替される分(2026年10月10日は土曜のため翌営業日) |
| 2026年8月16日ご利用分から | 恒久ページの注記 | 実際に線が引かれたご利用日 |
実質の開始は「ご利用分」基準の2026年8月16日です。売上処理日基準でも、口座振替分基準でもありません。恒久ページの原文が「ご利用分から」と明記しています。読者が明細のかたちで最初に目にするのは、2026年10月10日を振替日とする「10月請求分」です。
何が変わったか
告知ページの表は、ヘッダ1行とデータ1行だけの単純な表です(当編集部が生HTMLでrowspan/colspanの有無まで確認しています。確認日2026-09-24)。
| 項目 | 改定前 | 改定後(2026年8月16日ご利用分〜) |
|---|---|---|
| TOICA チャージ | 積算対象外となる利用分の一覧に記載なし | 一覧に追加 |
公式の言い方は「積算対象外となる利用分に追加します」です。もともと対象外一覧に載っていなかった項目が、そこに加わった、という改定です。
告知の表の「対象カード」欄は次のとおりです。
| 内容 | 対象カード(告知の表の記載) |
|---|---|
| TOICA チャージ | JAL・Visaカード / JAL・Mastercard / JAL アメリカン・エキスプレス®・カード |
恒久ページ側では、この項目は2つのブロックに入っています。ブロック見出しが「JAL・Mastercard/JAL・Visaカード/JALカード TOKYU POINT ClubQ」のブロックにはこうあります。
TOICA クレジットチャージご利用分*4
そして注記4の本文が、
2026年8月16日ご利用分から対象外となります。
もう1つはブロック見出し「JAL アメリカン・エキスプレス®・カード」で、
TOICA クレジットチャージご利用分*3
注記3の本文も同じです。
2026年8月16日ご利用分から対象外となります。
注記番号が4と3で違うのは、ブロックごとに注記が1から振り直されているためで、内容は同一です。番号だけを見て別の期日だと読まないでください。
誰に効くか
効くのはTOICAへのクレジットチャージにJALカードを使っていた人です。告知に書かれているのはショッピングマイルの積算対象外一覧への追加だけで、チャージできる金額や手数料の話は出てきません。
告知の表に並んでいるのはTOICA チャージの1項目だけで、他の利用分についてこの告知は何も追加していません。TOICAチャージを使っていなければ、この告知から読み取れる変更はありません。
チャージ系の利用分をポイント・マイルの対象から外す動きは、ここ1年で各社に広がっています。CardLensでもエポスカードのチャージ系ポイント付与終了、ジャックスのチャージ利用分ポイント対象外を追っています。今回のJALカードも、同じ流れの中の1件です。
告知が触れていないこと
ここがいちばん誤読の出るところなので、「書かれていないこと」を「変わらない」と読み替えないよう、事実のまま並べます。
Suicaについて、今回の告知は一度も触れていません。告知ページの本文に「Suica」の語は1回も出てきません(当編集部が本文を検索して確認。出現回数0)。JALカードSuicaは告知の対象カード表にも載っていません。したがって「JALカードSuicaのSuicaチャージは今回も変わらない」とは書けません。公式が変わらないと明示したわけではないからです。
なお、JALカードSuicaのSuicaチャージも恒久ページの積算対象外一覧に載っています。ただしこちらには、TOICAに付いている「2026年8月16日ご利用分から対象外となります。」のような日付注記がありません。いつ対象外になったのかを恒久ページは書いておらず、当編集部にも特定できません。今回の告知が追加したのはTOICAだけなので、Suicaの扱いが今回変わったわけではない、というところまでが公式情報から言えることです。同ページの注記はこうです。
「SuicaクレジットチャージおよびモバイルSuicaご利用分(チャージ、定期券・Suicaグリーン券など)」「Apple PayのSuicaクレジットチャージご利用分」「Google ウォレットのSuicaクレジットチャージご利用分」は、JRE POINTを積算いたします。
これは今回のTOICAの話とは別枠です。混ぜて読まないでください。JALカードSuicaそのものの評価はJALカードSuicaのレビューで整理しています。
JAL・JCBカード、JALカード OPクレジット、JALダイナースカード、JALカードSuicaについては、告知の表にもTOICAの記載がありません。恒久ページでも、これらに対応するブロックにTOICAの項目は入っていません。ただし公式が「対象外です」と明言しているわけではなく、記載がない、という事実があるだけです。該当する人は、自分のカードの提携カード会社のブロックを直接確認してください。
JALカード TOKYU POINT ClubQ の扱いは、公式の書き方が一致していません。告知の表の「対象カード」欄には載っていません(3ブランドのみ)。一方で、恒久ページでTOICAの項目が入るブロックの見出しは「JAL・Mastercard/JAL・Visaカード/JALカード TOKYU POINT ClubQ」で、ClubQを含みます。さらに、過去の同種の告知では対象カード欄にClubQのVisa/Mastercardを明示的に列挙していましたが、今回は列挙がありません。対象とも対象外とも断定できません。ClubQを持っていてTOICAチャージを使っているなら、請求元の三菱UFJニコス(「ご請求・ご利用可能枠について」に「JALカード TOKYU POINT ClubQ会員の方は、三菱UFJニコス(株)から請求します。」と記載)に直接問い合わせてください。
「TOICAクレジットチャージ」が具体的にどの手段を指すのかは、公式に書かれていません。JALカード側の表記は「TOICA チャージ」「TOICA クレジットチャージご利用分」だけで、カード型とモバイルの区別も、経路の指定もありません。参考までに、JR東海のTOICA公式はカード型TOICAについてこう書いています。
チャージは現金のみのお取扱いとなります。クレジットカードやオレンジカードではチャージすることができません。
また、JR東海のモバイルICサービスは「モバイルTOICA」ではなく「ICOCA(TOICAモデル)」で、同ページにはこうあります。
※ ICOCA(TOICAモデル)はJR西日本が発行します。
そしてJALカードの恒久ページには「モバイルICOCAクレジットチャージご利用分」がTOICAとは別の項目として以前から載っています。以上から、JALの言う「TOICAクレジットチャージ」が何を指すかは公式情報だけでは特定できません。当編集部は手段の説明や手順の図解を書きません。分かっているのは「TOICAへのクレジットチャージが積算対象外の一覧に加わった」という事実までです。
告知はチャージそのものの可否には触れていません。書かれているのはショッピングマイルの積算対象外一覧への追加だけです。
この告知に更新表記はありません。同種の別告知には「update」の日付表記が付いているものがありますが、今回のページにはありません(確認日2026-09-24)。また、告知ページにPDFへのリンクはありません。
押さえておきたい但し書き
恒久ページの冒頭には、この一文が置かれています。
積算対象とならないご利用分は、予告なく変更・追加させていただく場合があります。
今回のTOICAも、この形で追加されました。いま対象外一覧に載っていない項目が将来も載らない保証はない、と公式自身が書いている、ということです。チャージでマイルを稼ぐ設計をしているなら、この一文は前提として置いておくべきものです。
中立に見ておきたい点
今回の告知は、範囲としては狭い改定です。追加されたのは1項目1行、対象として表に並んでいるのも3ブランドで、他のチャージ項目が同時に追加されたわけではありません。年会費や還元率について、この告知は何も書いていません。
改善と呼べる要素はこの告知にはありませんが、公式の情報整理という点では、提携カード会社ごとにブロックが分かれた恒久ページが用意されていて、自分のカードの対象外一覧をその場で確認できるようになっています。告知の末尾も、そちらを見るよう案内しています。
各提携カード毎のショッピングマイルの積算対象外となる利用分については、以下のページからご確認ください。
いま、できること
1. 自分のカードのブランドを確認する。告知の表に載っているのはJAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの3ブランドです。カードの券面と、毎月の請求元がどこかを見てください。
2. 8月16日以降のTOICAチャージ分を明細とマイル積算で突き合わせる。すでに適用済みの期間です。2026年8月16日〜9月15日のご利用分は、振替日「翌月10日」の2026年10月請求分に乗ります(2026年10月10日は土曜のため引き落としは翌営業日)。
3. 恒久ページで自分の提携カード会社のブロックを直接読む。告知の表は3ブランドしか書いていませんが、対象外一覧の本体はショッピングマイルの積算対象とならないご利用分です。自分のカードのブロックに何が並んでいるかは、ここでしか分かりません。
4. JALカード TOKYU POINT ClubQ 保有者は問い合わせる。告知の表と恒久ページのブロック見出しで書き方が一致していません。推測で判断せず、発行元に確認してください。
JALカードそのものの評価はJALカードのレビュー、上位カードはJAL CLUB-Aカードのレビュー、学生向けはJALカードnaviのレビューで整理しています。
出典と確認日
- JALカード「ショッピングマイルの積算対象外となる利用分の追加について(チャージご利用分)」(2026年7月31日・株式会社ジャルカード)。本文の「2026年10月請求分より」、表の「TOICA チャージ」と対象カード3ブランド、末尾の案内文、PDFリンクが無いこと、本文に「Suica」の語が無いことを確認。確認日2026-09-24。
- JALカード「ショッピングマイルの積算対象とならないご利用分」。提携カード会社別5ブロックのうちTOICAの項目があるのは「JAL・Mastercard/JAL・Visaカード/JALカード TOKYU POINT ClubQ」と「JAL アメリカン・エキスプレス®・カード」の2ブロックのみであること、注記の本文が「2026年8月16日ご利用分から対象外となります。」であること、冒頭の但し書き、Suica関連項目とJRE POINTの注記、「モバイルICOCAクレジットチャージご利用分」が別項目であることを確認。確認日2026-09-24。
- JALカード「ショッピングマイル積算対象外となる利用分の追加について(一部の電子マネー・プリペイドカードへのチャージ)」。過去の同種告知では対象カード欄に「JALカード TOKYU POINT ClubQ Visaカード」「JALカード TOKYU POINT ClubQ Mastercard」が明示的に列挙されていることを確認(今回の2607jsmには列挙がない)。確認日2026-09-24。
- JALカード「ご請求・ご利用可能枠について」。締め日「前月16日〜当月15日のご利用分」、振替日「翌月10日」、振替日の注記「金融機関休業日の場合は、翌営業日に振替となります。」、ご利用日の注記「加盟店から各カード会社へ送られる売上票/払戻票の到着日により、請求/払い戻しが翌月以降にずれることがあります。」、ClubQの請求元が三菱UFJニコス(株)であることを確認。確認日2026-09-24。
- JR東海「チャージ | TOICA」。カード型TOICAのチャージが現金のみである旨の記載を確認。確認日2026-09-24。
- JR東海「ICOCA(TOICAモデル)for iOS | TOICA」。JR東海のモバイルIC対応がICOCA(TOICAモデル)であり、発行がJR西日本である旨を確認。確認日2026-09-24。
各ページは2026-09-24に取得し、<title>と<h1>が同じ告知を指していることを1ページずつ照合しています。告知ページの表は生HTMLで結合セル(rowspan/colspan)が無いことを確認したうえで転記しました。恒久ページの注記番号は<ol>の並び順と本文の*nを突き合わせて確定しています。
2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。
※本記事は2026年9月24日に公式ページの内容を確認して作成しています。積算対象外となる利用分は予告なく変更・追加される場合があります。最新はJALカード公式の告知と積算対象とならないご利用分でご確認ください。