2026年のリボ手数料引き上げに、小田急が加わりました。しかも上げ幅が他社より大きく、期限つきの選択肢があるため、リボ残高がある人は9月中に一度確認する価値があります。
何が変わるか
| 項目 | 改定前 | 改定後 | 適用開始 |
|---|---|---|---|
| リボ払い(実質年率) | 15.00% | 19.80% | 2027年2月ご請求分から |
| 分割払い(実質年率) | 12.25〜15.00% | 16.25〜19.75% | 2027年1月ご請求分(2026年11月16日ご利用分)から |
対象はOPクレジット(Visa/Mastercard)の会員です。公式の案内は対象を「OPクレジット(Visa/Mastercard)会員さま」と明記しており、JCBブランドなど他券種はこの案内の対象として挙げられていません(自分のカードのブランドは券面でご確認ください)。小田急は理由を「金融情勢の変化や物価の上昇を踏まえ」と説明しています(確認日2026-09-05)。あわせて2026年10月30日から会員規約が改定されます。
「あとde分割」は2026年11月16日のご変更分から改定後の料率が適用されます。
分割払いの料率は全回数で引き上げ
公式が公表している全回数の料率です(確認日2026-09-05)。「100円あたりの手数料」は、利用金額を100で割った数を掛けると手数料の総額が出る数字です(10万円なら1,000倍、30万円なら3,000倍)。
| お支払回数 | 実質年率(改定前→改定後) | 100円あたりの手数料(改定前→改定後) |
|---|---|---|
| 3回 | 12.25% → 16.25% | 2.04円 → 2.73円 |
| 5回 | 13.50% → 18.00% | 3.40円 → 4.55円 |
| 6回 | 13.75% → 18.50% | 4.08円 → 5.46円 |
| 10回 | 14.50% → 19.50% | 6.80円 → 9.10円 |
| 12回 | 14.75% → 19.50% | 8.16円 → 10.92円 |
| 15回 | 15.00% → 19.75% | 10.20円 → 13.65円 |
| 18回 | 15.00% → 19.75% | 12.24円 → 16.38円 |
| 20回 | 15.00% → 19.75% | 13.60円 → 18.20円 |
| 24回 | 15.00% → 19.75% | 16.32円 → 21.84円 |
公式はボーナス併用分割払いの場合は上記の料率とは異なる場合があると注記しています。
金額で見ると差がはっきりします。30万円を24回払いにした場合、100円あたりの手数料で計算すると手数料の総額は48,960円→65,520円。同じ買い物で16,560円多く払うことになります。
一番重いのは「今ある残高にも新料率がかかる」こと
公式にこう明記されています。
改定前にご利用されたリボルビング払いご利用残高に対しても、改定後の手数料率(19.80%)が適用されます。
すでに使い終わった買い物の残高にも、後から19.80%がかかります。これから使うかどうかの話ではありません。
上げ幅は4.80ポイントです。残高が変わらないと仮定した単純計算では、残高10万円で年4,800円、30万円で年14,400円手数料が増える計算になります。実際は返済とともに残高が減るのでこれより小さくなりますが、規模感としてはこの水準です。
旧料率のまま払う手続きがあります(受付は10月29日まで)
ここが小田急の特徴です。他社の遡及型の改定では「早く返すしかない」ことが多いのですが、公式はリボ払いのご利用残高を改定前の15.00%のまま支払い続ける手続きを用意しています(公式の案内でも、この手続きは「改定前のご利用分のリボルビング払いご利用残高について」の項目に置かれています)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受付期間 | 2026年7月1日(水)〜2026年10月29日(木) |
| 手続き方法 | 特設デスクへ電話(本人会員から連絡) |
| 特設デスク | 0120-133011(9:00〜17:00、無休・年末年始を除く) |
ただし引き換えがあります。公式の記載はこうです。
お手続き後は、新たに分割払い、リボルビング払い、ボーナス払い等をご利用になれません。
今の残高は15.00%のままにできるが、以後このカードで分割・リボ・ボーナス払いは使えなくなる。これが条件です。
判断はシンプルに整理できます。まとまった残高があり、今後このカードで分割やリボを使う予定がないなら、手続きする価値があります。逆に残高が少額で、10月29日までに完済できる見込みがあるなら、繰上返済のほうが手間も少なく済みます。分割払いを今後も使いたいなら手続きは向きません。
いずれにせよ、受付は2026年10月29日で締め切られます。リボの新料率が始まる2027年2月請求分より3か月以上前に判断が必要です。リボ払いの仕組みそのものはリボ払いとは何かで解説しています。
明細書の発行手数料も同時に上がります
同じ2026年11月に、紙のご利用明細書の発行手数料が1通140円→330円(税込)に改定されます。こちらも対象はOPクレジット(Visa/Mastercard)です。詳細は小田急OPクレジット、紙の明細書手数料を140円→330円ににまとめました。
2026年のリボ値上げ、これで5社目
小田急は、2026年にリボ手数料の引き上げを発表した発行会社として、当メディアが確認している範囲では5社目です。三菱UFJニコスとau PAYカードが18.00%→19.80%(1.80ポイント)なのに対し、小田急は15.00%→19.80%で4.80ポイントと上げ幅が大きいのが特徴です(JCBとエムアイカードは改定後18.00%)。
| 発行会社 | リボ払い(実質年率) | 既存残高への遡及 |
|---|---|---|
| 三菱UFJニコス | 18.00%→19.80% | あり |
| au PAYカード | 18.00%→19.80% | あり |
| JCB | 8.04〜15.00%→18.00% | なし(利用日基準) |
| エムアイカード | 15.00%→18.00% | なし(利用日基準) |
| 小田急OPクレジット | 15.00%→19.80% | あり(旧料率維持の手続きあり) |
各社の詳しい比較と対策は2026年、クレカのリボ・分割手数料が各社で一斉値上げにまとめています。カードそのものの評価はOPクレジットのレビュー、2026年の改定全体はカード改悪・変更ウォッチで追えます。
※料率・条件・受付期間は変更される場合があります。最新は必ず小田急カード公式のご案内でご確認ください。手続きの可否や個別の残高については特設デスクにご確認ください。