紙の明細を郵送で受け取っている人向けの値上げです。約2.36倍と幅が大きく、しかも「WEB明細に切り替えれば安心」と思っていると止まらないケースがあります。
何が変わるか
| 項目 | 2026年10月10日請求分まで | 2026年11月10日請求分から |
|---|---|---|
| 紙のご利用明細書 | 1通140円(税込) | 1通330円(税込) |
| WEB明細 | 無料 | 無料 |
対象はOPクレジット(Visa/Mastercard)の会員です。公式は改定を2026年11月10日(火)請求分(2026年9月16日〜10月15日ご利用分)よりとしています。理由は「ご利用明細書発行にかかわる費用の増加に伴い」と説明されています(確認日2026-09-09)。
手数料は1通あたりです。仮に毎月1通発行されるとすると、改定後の負担は年3,960円(330円×12か月)、改定によって増える分は年2,280円(190円×12か月)という計算になります。明細書が発行されない月があればそのぶん少なくなります。
無料にする手続きと、その締め切り
公式はWEB明細サービス「WEB明細チェック」への切り替え(無料)を案内しています。登録は三菱UFJニコスの会員サイト「My Digital Connect」から行います。未登録の場合は、まずMy Digital Connectに登録(無料)したうえで、WEB明細チェックへ切り替えます。
締め切りは月単位です。以下はOPクレジット(Visa/Mastercard)についての記載で、JCBブランドには別の期日(毎月19日)が案内されています。
毎月18日までに紙のご利用明細書の発行停止手続きを完了していただきますと、翌月のご請求分から発行を停止いたします。
このルールから逆算すると、11月10日請求分から手数料がかかるのを避けるには、2026年10月18日までに手続きを完了しておく必要があるという計算になります。締め切りは「申し込んだ日」ではなく「手続きの完了」が基準です。
なお公式は、登録画面で「登録する」が選択されていない場合には紙のご利用明細書が郵送されると注意しています。登録作業の途中で選択を飛ばすと切り替わりません。
見落としやすい落とし穴:支払口座が未設定だと止まりません
ここが一番重要です。公式の注意書きにこうあります。
カードご利用代金のお支払い口座が未設定の場合、WEB明細のご登録をされてもご利用明細書を郵送(有料)でお届けします。お支払い口座をご設定のうえ、WEB明細チェックへのご登録をお願いいたします。
WEB明細に登録しただけでは足りず、支払口座の設定が先に必要だと公式が明記しています。口座振替を設定していない人は、この順番を間違えると手数料が発生し続けます。
小田急は別途「コンビニエンス払込票」発行手数料の案内も出しており、口座振替への切り替えを求めています。口座未設定のまま使っている場合は、明細書とあわせて見直す対象です。
手数料がかからないケース
公式が挙げている免除条件は次のとおりです(OPクレジット(Visa/Mastercard)の場合。確認日2026-09-09)。
- ゴールド券種の方
- ご利用代金のお支払い時に満75歳以上の場合
- 入会後6カ月間のご請求の場合
- 明細にキャッシングサービスまたはカードローンによるご利用代金が含まれる場合
- 上記のほか、当社が発行手数料の支払いを要しないものとして別途認める場合
読みやすさのために並べ替えていますが、公式ページでは下の2項目が「ご利用明細に下記に係るご利用内容が含まれる場合」という項目の入れ子として掲載されています。原文の構成は公式ページでご確認ください。
これは「改定の対象外」ではなく発行手数料が免除される例外という位置づけです。公式の表記は「ゴールド券種の方」なので、ゴールド券種であればこの発行手数料はかかりません。ご自身のカードがゴールド券種にあたるかは券面や会員サイトでご確認ください。年会費とのバランスを考える材料のひとつにはなります。
JCBブランドは別ルートで、すでに165円
同じOPクレジットでも、JCBブランドとJALカード OPクレジットは別の扱いです。こちらは2025年1月10日請求分(2024年11月16日〜12月15日ご利用分)から、1通88円(税込)→165円(税込)に改定済みで、今回の330円への改定の対象ではありません(確認日2026-09-09)。手続きも三菱UFJニコスではなくJCBの「MyJCB」から、WEB明細サービス「MyJチェック」に登録する形です。発行停止の締め切りは毎月19日で、免除条件の中身もVisa/Mastercard側とは異なります。自分のカードのブランドを確認してから動いてください。
リボ・分割の手数料率も上がります(適用は2027年1月・2月請求分から)
同じOPクレジット(Visa/Mastercard)で、リボ払いの実質年率が15.00%→19.80%、分割払いも全回数で引き上げられます。適用開始は分割払いが2027年1月ご請求分(2026年11月16日ご利用分)から、リボ払いが2027年2月ご請求分からで、明細書の改定よりあとです(確認日2026-09-09)。既存のリボ残高にも新料率が適用されますが、旧料率(15.00%)のまま払う手続きが2026年10月29日まで受け付けられています。ただし公式は「お手続き後は、新たに分割払い、リボルビング払い、ボーナス払い等をご利用になれません」としているので、無条件に得な選択肢ではありません。詳細は小田急OPクレジット、リボ手数料を15.00%→19.80%ににまとめました。
明細書とリボで、締め切りが10月18日と10月29日と近い時期に並びます。どちらもリボ残高や口座設定の有無で対応が変わるので、10月に入る前に一度まとめて確認しておくのが安全です。
明細書の有料化は各社に広がっています
紙の明細を有料にする動きは2026年の大きな流れです。オリコが2026年10月以降の発行分から220円→385円(詳細)、ローソンPontaプラスが2026年11月10日支払い分から220円→330円(詳細)と続いています。三菱UFJニコスが発行するJALカード4種は、明細書が無料になる条件が「満75歳以上」から「1946年9月30日以前生まれ」に置き換わります(2026年11月10日請求分から。発行手数料220円→330円は2026年6月10日請求分から施行済み)(詳細)。同じ三菱UFJニコスの案内なので、毎月18日の締め切りと支払口座の登録が先に要る点も共通です。
カードそのものの評価はOPクレジットのレビューに、2026年の改定全体はカード改悪・変更ウォッチと【独自集計】2026年のクレジットカード改悪を数えて分かったことにまとめています。
※手数料・条件は変更される場合があります。最新は必ず小田急カード公式のご案内でご確認ください。