改定日の2026年10月1日まで3週間弱です。しかも9月30日までに使った分は改定前の料率のままと公式が明記しているので、まだ動く余地があります。
何が変わるか
| 支払い方法 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| スキップ払い | 実質年率15.00%(月利1.25%) | 実質年率18.00%(月利1.50%) |
| 分割払い | 実質年率15.00% | 実質年率18.00% |
| リボ払い | 実質年率15.00% | 実質年率18.00% |
3つとも同じ幅(3.00ポイント)の引き上げです。東武マーケティングは理由を「経済環境の変化や金利動向を踏まえ」と説明しています(確認日2026-09-11)。告知は2026年4月1日付です。
なお分割払いは、公式の告知に回数別の料率が示されておらず、一律の実質年率として記載されています。支払回数ごとの料率や手数料額は、公式の料率表や利用代金明細でご確認ください。
適用は「利用日」が基準。9月30日までの利用分は改定前の料率
ここがこの改定のいちばん重要な性質です。公式の記載はこうです。
改定日以降の新規ご利用分から順次適用いたします。
※2026年9月30日(水)までの利用分は、改定前の手数料率となります。
基準は請求月ではなく利用日と読めます。2026年9月30日までに使った分は、支払いが10月以降にずれ込んでも改定前の15.00%、というのが公式の書きぶりです。すでに抱えている残高に後から18.00%がかかる形にはなっていません。
ただし公式は「遡及しない」という言葉を使っているわけではなく、あとから分割・あとからリボのように、利用後に支払い方法を変更した分をどちらの料率で扱うかは告知に書かれていません。境目にかかる残高がある場合は、東武マーケティング(公式サイト記載の問い合わせ先)に確認してください。
2026年はリボ手数料の引き上げが相次いでいますが、既存の残高にも新料率をかける会社と、かけない会社に分かれます。東武カードは公式の記載を読む限りかけない側です。この違いは家計への効き方がまったく違うので、自分のカードがどちらかを確認してください(下に一覧があります)。
ただし「自分のカードがいつからか」は分かりません
公式にこう書かれています。
システム処理の関係で、お持ちのカードにより適用される日付が異なります。
10月1日ちょうどとは限りません。公式は「順次適用」としており、カードごとの適用日は示されていません。9月30日までの利用分が旧料率であることは明記されているので、境目をまたぐ買い物は避けるのが安全です。
なお公式ページの分割払いの表は、2行とも見出しが「変更前」と表示されています(実質年率15.00%の行と18.00%の行が並び、下の行が「変更後」の誤記と読めます。確認日2026-09-11)。スキップ払い・リボ払いの表がいずれも「変更前15.00%→変更後18.00%」であること、本文が3つまとめての改定としていることから、分割払いも15.00%→18.00%と読むのが自然です。表記が直る可能性もあるので、正確な内容は公式でご確認ください。
いま何をするか
9月30日までに使うか、10月以降にするかで料率が変わります。分割やスキップ払いで買う予定があるなら、9月中に決済しておけば15.00%が適用されます。
とはいえ、手数料の差より元本のほうがずっと大きいのが分割・リボの実態です。3.00ポイントの差は、残高10万円が1年そのまま残ったと仮定して年3,000円(100,000円×3.00%)。実際は返済で残高が減るぶん、これより小さくなります。そもそも一括払いにすれば手数料はゼロです。仕組みはリボ払いとは何かにまとめています。
2026年のリボ・分割値上げ、確認できた8社との比較
| 発行会社 | リボ払い(実質年率) | 既存残高への適用 |
|---|---|---|
| 三菱UFJニコス | 18.00%→19.80% | あり |
| au PAYカード | 18.00%→19.80% | あり |
| JCB | 8.04〜15.00%→18.00% | なし(利用日基準) |
| エムアイカード | 15.00%→18.00% | なし(利用日基準) |
| 小田急OPクレジット(Visa/Mastercard) | 15.00%→19.80% | あり |
| ローソンPontaプラス | 18.00%→19.80% | あり |
| セゾン(ゴールド・アメックス年会費優遇型/ローズゴールド・アメックス) | 15.0%→18.0% | あり |
| 東武カード | 15.00%→18.00% | なし(利用日基準) |
当編集部が2026年9月11日時点で公式発表を確認できた範囲です。未発表・未確認の発行会社がある可能性はあります。セゾンは対象が上記2カードで、かつ現在のリボ料率が15.0%の契約者に限られます。小田急は旧料率を維持する手続き(受付は2026年10月29日まで)があります。各社とも対象カードや開始時期に条件があるので、詳細は各社の公式でご確認ください。
なおこの8社は「発表が早い順」ではありません。東武の告知は2026年4月1日付で、8社の中では早い時期の発表にあたります(他社の多くは7月以降)。当編集部が確認できた社数として8社、という意味です。各社の比較と対策は2026年、クレカのリボ・分割手数料が各社で一斉値上げにまとめています。
東武カードは2026年に切り替えも起きています
東武カードは2026年6月末日で従来の東武カードのサービスが終了し、新しい東武カードへ切り替わっています。公式が対象に挙げているのは東武カード・東京スカイツリー®東武カードPASMO・ハウスカードで、その家族カードと東武ETCカードも含まれます。券面の有効期限にかかわらず終了したとされ、PASMO機能・ETCカードの解約や、公共料金など継続支払いの登録変更が必要だと案内されています(確認日2026-09-11、公式)。残高がある場合は終了後も引き続き請求されるとも書かれています。心当たりがある場合は、手数料率の話より先にそちらを確認してください。
カードそのものの評価は東武カードのレビューに、2026年の改定全体はカード改悪・変更ウォッチで追えます。
※料率・条件・日付は変更される場合があります。最新は必ず東武カード公式のお知らせでご確認ください。