アメリカン・エキスプレスは、多くのカードに付帯していた携行品損害保険(旅行中の荷物の破損・盗難などを補償)の提供を終了しました。告知の原文はこうです。
2026年6月30日(火)までに旅行期間(※)が開始されるご旅行をもって「携行品損害保険」の補償サービスを終了いたします。
ただし「携行品損害保険」の補償対象期間は「日本を出国した」翌日から90日後の午後12時(24時)を限度とします。
※「旅行期間」:海外旅行を目的にご住居(日本国内)を出発されたときから、ご住居にお戻りになるまでの間で、かつ、日本を出国する前日の午前0時から日本に入国した翌日の午後12時(24時)までの間を指します。
区切りは旅行期間が始まる日で、決済日でも請求日でもありません。
対象は告知の表に載っている19券種
改定前が利用付帯だった17券種- アメックス・グリーン、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、ゴールド・プリファード
- スカイ・トラベラー/スカイ・トラベラー・プレミア
- ヒルトン・オナーズ(通常・プレミアム)、Marriott Bonvoy(通常・プレミアム)
- ANAアメックス(通常・ゴールド)、ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
- デルタ スカイマイル(通常・ゴールド)、ペルソナSTACIA、ビジネス・グリーン/ビジネス・ゴールド
- ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード
いずれも改定後は付帯なしです。
訂正:公開当初、この記事は「携行品損害保険を継続するカード」にANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを挙げていましたが、誤りでした。同カードは告知の改定対象表に「自動付帯→付帯なし」として載っています。継続ではなく終了です。告知の表を生HTMLで読み直して2026-09-24に修正しました。
この表は結合セルだらけで、変換後の本文だけを読むと「自動付帯」がどの行に掛かっているかを取り違えます。当編集部は生HTMLでセル結合の範囲(利用付帯=12行、自動付帯=2行、利用付帯=5行、付帯なし=19行)を確認したうえで転記しています(確認日2026-09-24)。今回の訂正も、この読み直しで見つかったものです。
告知が触れていないこと
プラチナ・カードとビジネス・プラチナ・カードは、この告知の改定対象表(19券種)に載っていません。告知は表に載っていないカードについて何も書いていないため、継続と確認できたわけではありません。該当するカードを持っている人は、自分のカードの補償明細で「携行品損害」の欄を確認してください。
なお、携行品損害保険以外の項目についてはFAQに記載があります。
携行品損害保険以外の海外旅行傷害保険の補償内容に変更はありますか?
携行品損害保険以外の補償内容に変更はございません。
締め切りをまたぐ場合
FAQに、例外がないことが明記されています。
すでに予約済の旅行で出発日が7月1日以降の場合、例外的に補償されることはありますか?
申し訳ございませんが、例外的に補償されるケースはございません。
利用付帯カードについては、出発が2026年6月30日以前でも決済が2026年7月1日以降になる場合は対象にならない、出発が6月30日以前で現地到着後の決済が6月30日以前なら対象になる、という答えもFAQに出ています。
どうすればいいか
携行品の補償を重視するなら、手荷物の破損・盗難をカバーする別の手段(携行品補償のあるカードや、旅行保険の単体加入、クレジットカード付帯とは別の携行品特約など)を確認しておくと安心です。補償は「使うときに初めて効く」ものだけに、終了に気づかないまま旅行に出る人が出やすい変更です。
アメックスの2026年の改定はこれだけではありません。プラチナ・カード(個人プロパー)は2026年10月1日出発分から自動付帯が全廃され、コーポレート・カードは2026年8月1日出国分から改定されています。各社の条件の違いを含めた全体像は海外旅行保険 自動付帯→利用付帯 まとめに、プラチナ・カードの改定はアメックス、海外旅行傷害保険の自動付帯を全廃にまとめています。