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改悪公開: 2026-09-24情報確認日: 2026-10-07

au PAY カード/au PAY ゴールドカード、外貨ショッピングの事務処理手数料を3.50%(税込3.85%)から4.09%(税込4.50%)へ引き上げ。基準は利用日ではなく「2026年11月20日以降に処理された売上」

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au PAY カード/au PAY ゴールドカードで、外貨でのショッピング利用にかかる事務処理手数料が上がります。告知は2026年7月22日付で、理由はこう書かれています。

このたび、au PAY カード/au PAY ゴールドカードにおきまして、昨今の経済環境の変化や継続的な物価上昇等を勘案した結果、手数料率の改定を実施いたします。

率は3.50%(税込3.85%)から4.09%(税込4.50%)へ。そして、この記事でいちばんお伝えしたいのは率そのものではなく、いつの決済から上がるのかの基準が「利用日」ではないことです。

先に結論

何がいくらになるか

事務処理手数料 改定前 改定後 差
税抜 3.50% 4.09% +0.59ポイント
税込 3.85% 4.50% +0.65ポイント

公式の表記は「3.50%(税込3.85%)」「4.09%(税込4.50%)」という税抜・税込の併記です。差(+0.59/+0.65ポイント)と倍率(税込で約1.17倍)は当編集部の計算で、公式は差も倍率も示していません。

税抜と税込を混ぜると数字が合わなくなります。「3.85%→4.50%」は税込どうしの比較、「3.50%→4.09%」は税抜どうしの比較です。

この事務処理手数料が何かについては、告知にこう書かれています。

本事務処理手数料は、外貨でのショッピング(※1)ご利用代金を円貨へ換算する際、国際ブランド(※2)が定める為替レートに加算する費用(※3)で、お客さまへのご請求(円貨換算後)に含まれております。

為替レートとは別に上乗せされる費用で、請求額(円貨換算後)にすでに含まれている、という位置づけです。明細上でこの費用がどう表示されるかについては、告知は説明していません。

基準は「売上処理日」です。利用日ではありません

ここが実害の集まるところです。告知の原文はこうです。

2026年11月20日以降に処理された売上より適用

そして公式自身が、同じページで次のように書いています。

売上が処理されるタイミングによっては、お客さまのクレジットカードご利用日と一致しない場合があります。

つまり、2026年11月19日までに海外で使った決済でも、その売上データが処理されるのが11月20日以降になれば、税込4.50%が適用され得るということです。逆に「11月20日より前に使えば必ず旧料率」とは、この文面からは言えません。売上処理のタイミングは加盟店や国際ブランドの経路によって変わり、会員側からは事前に確定できません。

11月の前後に海外旅行や外貨決済の予定があるなら、新しい率で予算を見ておくほうが安全です。

同じ告知の中でも、外貨だけ基準が違う

同じ2026年7月22日の告知には、リボ払い・分割払いの手数料率引き上げも含まれています。そちらの基準は「ご請求分」です。

改定項目 基準 時期
外貨 事務処理手数料 売上処理日 2026年11月20日以降に処理された売上
リボ払い(管理番号「5」) ご請求分 2027年1月ご請求分
リボ払い(管理番号「9」) ご請求分 2027年2月ご請求分
分割払い(管理番号「5」「9」とも) ご請求分 2027年1月ご請求分

この表には、親告知に付いている次の注記も一緒に読む必要があります。

2026年11月10日以前のご利用分も含め2027年1月以降のご請求分は全て改定後の手数料率となります。

管理番号「9」向けは「2026年11月15日以前のご利用分も含め2027年2月以降のご請求分は全て改定後の手数料率となります。」です。つまりリボ・分割は、改定前に使った分の残高にも新しい料率がかかります。「ご請求分基準」の実害はここです。外貨の「売上処理日基準」とは効き方が違います。

外貨の話を「2027年1月ご請求分から」と読み替えると誤りになります。リボ・分割の改定内容はau PAYカードのリボ・分割手数料引き上げでまとめています。

管理番号で変わるもの・変わらないもの

親告知には「お持ちのカードによって開始時期が異なります。カード裏面の『管理番号』をご確認ください。」という注記がありますが、これはリボ・分割の項目に付いた注記で、外貨の項目には付いていません。外貨の詳細ページは管理番号「5」向けと「9」向けの2種類がありますが、適用時期の文言は「2026年11月20日以降に処理された売上より適用」で同一です。

管理番号によって外貨の告知で異なるのは、当編集部が2ページを突き合わせたかぎり次の3点です(確認日2026-09-24)。

管理番号の確認方法は公式の管理番号のご確認方法に案内があります。

海外旅行だけの話ではありません

告知の注記にこう書かれています。

※1 日本語表記のインターネットサイトや通信販売等であっても外貨でのショッピングとなる場合がございますので、ご留意ください。

サイトの言語ではなく、決済が外貨建てかどうかで決まる、という趣旨です。日本語で表示される海外系のECサイト、海外のサブスクリプション、海外のアプリ内課金などは、円で金額が見えていても決済通貨が外貨であれば対象になり得ます。海外に行く予定がない人にも効く改定です。

自分の決済が外貨建てかどうかは、利用明細で現地通貨額と換算レートが表示されるかどうかがひとつの手がかりになります。

負担がどれくらい増えるか(当編集部の試算)

2026年の告知に計算例はありません。以下は、2024年の前回改定の告知に載っていた公式の計算例から計算方法(手数料額 = 円換算額×料率)を読み取って当てはめた、当編集部の試算です。公式が示した数字ではありません。表に出しているのは手数料の額だけで、請求総額ではありません。請求はこれに円換算額が加わります。

外貨決済の円換算額 手数料額(税込3.85%のとき) 手数料額(税込4.50%のとき) 差
1万円 385円 450円 +65円
10万円 3,850円 4,500円 +650円
50万円 19,250円 22,500円 +3,250円

率としては+0.65ポイント、倍率で約1.17倍です。1回の決済で見ると小さく見えますが、年間の外貨決済額に比例して効きます。

前回の改定からの推移

外貨の事務処理手数料が上がるのは今回が初めてではありません。2024年4月15日の告知にはこうあります。

このたび、弊社が発行するau PAY カード(Visa /Mastercard®)におきまして、海外取引に関するコストの増加にともない、外貨でのショッピングご利用にともなう事務処理手数料を1.55%(税込1.70%)から3.50%(税込3.85%)に改定します。

売上処理日 税抜 税込
〜2024年6月19日 1.55% 1.70%
2024年6月20日〜2026年11月19日 3.50% 3.85%
2026年11月20日〜 4.09% 4.50%

2024年の告知も「2024年6月20日以降に処理された売上より適用」で、利用日と一致しない場合がある旨の注記も同じでした。基準の立て方は前回から一貫しています。改定の説明の仕方という点では、公式が「ご利用日と一致しない場合があります」と自ら書いているのは、会員が誤解しにくいほうの書き方です。

なお、2024年の告知には公式の計算例が載っています。

外貨でのショッピングで100ドル(1ドル150円の為替レート換算:15,000円)をご利用いただいた場合、ご請求額は以下の通りになります。 【改定前】15,000円×1.55%(税込1.70%) → 15,232円(税込15,255円) 【改定後】15,000円×3.50%(税込3.85%) → 15,525円(税込15,577円)

この数字は2024年当時の改定(税込1.70%→3.85%)の例です。今回の4.50%の例ではないので、そのまま今回の負担として読まないでください。

カード会員規約について

手数料率の改定にともなうカード会員規約の改定日として、2026年10月30日(金)が案内されています。告知にはこうあります。

手数料率改定にともない、2026年10月30日(金)に改定いたします。 カード会員規約の変更内容については、2026年10月頃に弊社HPのお知らせにて掲載予定です。

この一文は管理番号「5」向けの外貨ページに記載されているもので、主語が省略されています。なお管理番号「9」向けのリボ・分割ページは同じ内容を「カード会員規約を2026年10月30日(金)に改定いたします」と助詞を変えて書いており、ページごとに文面が完全に同一ではありません。同じ告知群のリボ・分割の詳細ページには「カード会員規約は2026年10月30日(金)に改定いたします」と主語つきで書かれているため、改定対象がカード会員規約であることは読み取れます。ただし、外貨の詳細ページのうち管理番号「9」向けにはこの記載自体がありません。

規約の変更内容そのものは、2026年9月24日時点ではまだ公開されていません(公式の予定は2026年10月頃)。

告知が触れていないこと

「書かれていない」を「変わらない」と読み替えないための整理です。当編集部は2026年の告知3ページを全文検索して確認しています(確認日2026-09-24)。

告知が明示しているのは、対象がau PAY カード/au PAY ゴールドカードであること、対象が外貨でのショッピング利用の事務処理手数料であること、この2点です。告知はそれ以上の条件を書いていません。

名前の似た別制度と混同しないでください

同じ2026年7月22日に、「事務手数料」という名前の別の告知も出ています。こちらはカード裏面の管理番号1桁目が「5」の方(毎月4日引落し)に向けた告知で、対象はau PAY カード/au PAY ゴールドカード/au PAY あと払いの3つ。支払日までにカード利用代金の支払いが確認できなかった場合に請求される費用(この説明は公式FAQ「ご利用明細の事務手数料とは何ですか。」による)で、1件あたり495円(税込)、適用開始日は2026年8月4日(火)、初回請求日は2026年10月5日(月)です。管理番号「9」の方はこの告知の対象に含まれておらず、auフィナンシャルサービスの公式FAQは保証会社(三菱UFJニコス)のサイトを案内するだけで金額を示していません。ただし案内先の三菱UFJニコスのページには、同額の「1回あたり495円(税込)」が明記されています(確認日2026年10月7日)。同ページは請求例として「2025年4月10日(木)までにお支払分が間に合わなかった場合→2025年6月10日(火)に事務手数料をご請求いたします」を挙げているので、管理番号「9」側ではこの事務手数料が以前から運用されていると読めます。あわせて「複数のカードをお持ちの場合、お支払期日までにお支払いいただけなかったカード(ご契約)ごとに事務手数料をご請求いたします」「事務手数料はポイント付与の対象となりません」とも書かれています。名前は「事務手数料」と「外貨…事務処理手数料」で似ていますが、中身は無関係の別制度です。

いま、できること

  1. 2026年11月前後に外貨決済の予定があるなら、税込4.50%で見込んでおく。11月19日までの利用でも、売上処理が11月20日以降になれば新しい率が適用され得ます。
  2. 海外系のECやサブスクを使っているなら、決済通貨を確認する。日本語のサイトでも外貨建てなら対象です。
  3. 外貨決済の額が大きい人は、他社カードの外貨手数料と比べてみる。各社の水準は外貨手数料の値上げまとめで整理しています。
  4. カード裏面の管理番号を確認しておく。外貨手数料の適用日は管理番号で変わりませんが、問い合わせ先の電話番号が分かれます(「5」始まり:03-6692-5021、「9」始まり:03-6758-7388、受付時間9:00〜18:00 年中無休)。
  5. 2026年10月頃に公開予定とされているカード会員規約の変更内容を、公開後に確認する。

カードそのものの評価はau PAYカードのレビューとau PAY ゴールドカードのレビューで整理しています。

出典と確認日

料率の表は、markdown変換後の本文ではなく告知ページの生HTMLで表構造を確認したうえで転記しています。外貨の料率表にはセル結合(rowspan/colspan)が使われておらず、「改定前=3.50%(税込3.85%)」「改定後=4.09%(税込4.50%)」の対応が確定であることを確かめました(確認日2026-09-24)。

2026年のカード改悪・条件変更の全体像は2026年 クレジットカードの改悪・変更まとめに、施行日順の一覧はカード改悪・変更ウォッチにまとめています。

※本記事は2026年9月24日に公式ページの内容を確認して作成しています。手数料率・適用時期・対象は変更される場合があります。最新は必ずauフィナンシャルサービス公式の告知でご確認ください。

関連カード

au PAY カード詳細 →au PAY ゴールドカード詳細 →

出典