PR本サイトはプロモーションを含みます
ホームカードレビュー › 本記事
カードレビュー

Amazon Mastercardの評判は?判断軸は「カード利用の2割がAmazonかどうか」の一点

更新日: 2026-08-13データ確認日: 2026-08-13執筆: CardLens編集部

年会費・還元率などの数値は発行会社の公式サイトで確認し、確認日を記載しています。詳しい検証の手順は編集方針(データの集め方と確認ルール)をご覧ください。

本記事はプロモーションを含みます。

Amazon Mastercardは年会費が永年無料です。だから「持っておいて損はない」で話が終わりがちですが、それでは選ぶ理由になりません。無料で1.0%以上を出すカードは他にもあります。

検討するときに答えを出すべき問いは1つです。「自分の年間カード利用のうち、Amazon.co.jpが何割を占めるか」。ここが2割を超えるかどうかで、他の無料カードに対する優劣が入れ替わります。この記事はその一点を軸に、公式の数字を分解していきます。

スペック

Amazon Mastercard

1.0%基本還元率
永年無料年会費(家族カード・ETCも無料。Amazon.co.jpはプライム2.0%/以外1.5%)
要確認発行スピード
公式サイトで詳細を見る出典: 三井住友カード「Amazon Mastercard」公式(2026-08-13確認)

発行は三井住友カード株式会社、国際ブランドはMastercardです。以下はすべて三井住友カードの公式申込ページで確認しました(確認日2026-08-13)。

項目 内容
本会員年会費 永年無料
家族カード年会費 無料(本会員1名あたり3枚まで)
ETCカード年会費 永年無料
貯まるポイント Amazonポイント(Amazon.co.jpで1ポイント=1円から)
申込資格 本会員は満18歳以上の方(高校生は除く)
総利用枠 10〜200万円
支払日 末日締め26日払い

家族会員は、生計を共にする配偶者・満18歳以上のお子さま(高校生を除く)・ご両親が対象です。本会員が学生の場合は配偶者に限られます。

カード名は申込時点のプライム登録状況で自動的に分かれ、プライム会員以外はAmazon Mastercard、プライム会員はAmazon Prime Mastercardのデザインで届きます。発行後は申し込みに使ったAmazonアカウントにカード情報が自動登録されます(家族会員は自分で登録が必要)。発行スピードは公式ページに明記がなかったため、この記事では数字を出しません。

還元率の全体像

「Amazonで得」で止めると、実際に使ったときに数字が合いません。利用先ごとに分けると次のようになります。

利用先 プライム会員 プライム会員以外
Amazon.co.jp(通常の買い物) 2.0% 1.5%
Amazon.co.jpのふるさと納税 1.0% 1.0%
Amazon Pay(他サイトでの決済) 1.0% 1.0%
Amazon.co.jp以外の一般の加盟店 1.0% 1.0%
コンビニ3社(セブン‐イレブン/ファミマ/ローソン) 1.5% 1.5%
セブン‐イレブン(Apple Payのタッチ決済) 最大7.0% 最大7.0%

公式は「Amazon.co.jpでのご利用分 Amazonプライム会員+2.0%」と書いていますが、同じページの例示が答えになっています。「Amazon.co.jpで1万円(税込)をご利用いただくと、プライムにご加入の方なら200ポイント、プライムにご加入でない方は150ポイント還元」。1万円で200ポイントなので合計2.0%です。基本1.0%に2%を足して3%になるわけではありません。

ポイントはAmazon.co.jpでの利用分が商品発送後にAmazonアカウントへ、それ以外の利用分は翌月15日までに加算されます。加算先が分かれるので、明細は両方を見る必要があります。なおAmazon Businessプライム会員のAmazon.co.jp利用分は1.5%です。

主力特典:セブン‐イレブンの「最大7%」を分解する

いちばん誤解されているのがここです。7%は1つの条件で出る数字ではなく、2段重ねです。

内訳 還元率 適用条件
コンビニ加算(ベース) 1.5% 全国のセブン‐イレブン・ファミリーマート・ローソン。200円(税込)ごとに加算。前月1日〜末日の対象コンビニ利用額を合算して集計
セブン‐イレブン上乗せ +5.5% セブン‐イレブンでApple PayのMastercardタッチ決済を使ったときのみ。たばこ購入分は上乗せの対象外
合計 最大7.0% 上の2つを同時に満たしたときだけ

つまり7%はセブン‐イレブン限定、かつApple Pay限定です。公式は「Mastercardタッチ決済は、Apple Payのみでご利用いただけます。Google PayおよびSamsung Walletではご利用いただけないため、通常の1.5%のポイント還元となります」と明記しています。Android中心の人には5.5%分がまるごと届きません。

セブン‐イレブンで月1万円(年12万円)使う場合で比べます。

支払い方法 還元率 年間のAmazonポイント
Apple Payでタッチ決済 7.0% 8,400ポイント
Google Pay/Samsung Wallet、カード現物 1.5% 1,800ポイント
+5.5% 6,600ポイント

200円ごとの加算なので、実際は端数の切り捨てぶんだけ下振れします。

除外条件も日常的に踏みやすいものが並んでいます。対象店舗が百貨店・駅ビル・ショッピングセンターなどの施設内にある場合やガソリンスタンド併設店舗などは加算対象外となる場合があり、カードを登録したバーコードなどのスマホ決済アプリの利用分と、対象店舗のネットショッピング・配達サービスも対象外です。駅ビル内の店舗を主に使っている人は先に確認してください。

年会費ゼロの損益分岐はどこにあるか

年会費が無料なので「元を取る」計算は不要ですが、代わりの分岐点があります。この1枚に集約したとき、他の無料カードより多くポイントが貯まるかです。

比較相手は、どこで使っても1.2%のリクルートカードにします。年間カード利用額をA、そのうちAmazon.co.jpが占める割合をrとすると、

この2つが等しくなるのはr = 20%。プライム会員以外(Amazon 1.5%)ならr = 40%です。利用額Aは式から消えるので、金額の大小に関係なく「割合」で決まります

年間カード利用額 プライム会員の逆転点(比率20%) プライム会員以外の逆転点(比率40%)
60万円(月5万円) Amazonで年12万円(月1万円) Amazonで年24万円(月2万円)
120万円(月10万円) Amazonで年24万円(月2万円) Amazonで年48万円(月4万円)
240万円(月20万円) Amazonで年48万円(月4万円) Amazonで年96万円(月8万円)

具体例を1つ。年間120万円をカードで払い、うちAmazonで年36万円(月3万円)使う人の場合です。

ケース Amazon分 それ以外 合計 リクルートカードとの差
プライム会員 36万円×2.0%=7,200 84万円×1.0%=8,400 15,600 +1,200
プライム会員以外 36万円×1.5%=5,400 84万円×1.0%=8,400 13,800 −600
リクルートカード 120万円×1.2%=14,400 14,400

同じ「Amazonで月3万円」でも、プライム会員かどうかで勝ち負けが入れ替わります。プライム会員でないなら、Amazon比率が4割に届かない限り、このカードを主力にする数字上の理由は薄いということです。還元率の見方そのものは還元率とは何かにまとめています。

よくある誤解を先に潰しておく

1. 「+2%」は基本1.0%への上乗せではない

前述のとおり、公式の例示で1万円=200ポイント、つまり合計2.0%です。3.0%にはなりません。

2. Amazon PayはAmazon.co.jpの利用に入らない

公式の注記は「Amazon Payでのご利用は、Amazon.co.jp以外でのご利用分のポイントに含まれます」。他サイトでAmazon Payを使っても1.0%です。

3. ふるさと納税は2025年10月1日から1%

2025年10月1日(水)以降、Amazon.co.jpでのふるさと納税の寄付注文は、プライム会員資格の有無にかかわらず1%が適用されます。金額が大きくなりやすい支出なので、2.0%で計算していると見込みが狂います。

4. 貯めたポイントが使えない支払いがある

AmazonポイントはAmazonギフト券・Amazonフレッシュ商品・Amazonコイン・定期おトク便・デジタルコンテンツ商品(Kindle本を除く)の支払いには使えません。またKindle本を除き、1-Clickでの注文ではポイントを使えません。日用品を定期おトク便でまとめている人は、出口が思ったより狭くなります。

5. ポイントが付かない支払いがある

キャッシング、リボ・分割払い手数料、年会費、一部保険料、国民年金保険料は対象外です。加えてEdyチャージ、JRモバイルSuica、JR西日本スマートICOCA、WAONチャージ、nanacoクレジットチャージ、モバイルPASMO/Apple PayのPASMOへのチャージ、三井住友カードが発行するプリペイドカードの購入・チャージなども対象外。公式は「一部ポイント対象となっていた取引がありますが、2025年11月1日(土)ご利用分より対象となりませんので、ご了承ください」とも案内しています。電子マネーチャージで稼ぐ使い方には向きません。

付帯保険とその他のコスト

海外旅行傷害保険は最高2,000万円ですが、公式は「事前に旅費などを当該カードでお支払いいただくことが前提となります」としています。自動付帯ではなく、カード利用条件付帯(いわゆる利用付帯)です。申込ページには「『三井住友カード 一般』と同様の保険が付帯されております」とあり、その補償額は次のとおりです。

補償内容 保険金額
傷害死亡・後遺障害 最高2,000万円
傷害治療費用 50万円
疾病治療費用 50万円
賠償責任 2,000万円
携行品損害(免責3,000円) 15万円
救援者費用 100万円

満たすべき利用条件は次の1〜2のいずれかで、満たした時点以降の旅行期間が責任期間になります。

  1. 日本出国前に、航空機・電車・船舶・タクシー・バスといった公共交通乗用具の利用代金をこのカードで決済した場合
  2. 日本出国前に、募集型企画旅行の旅行代金をこのカードで決済した場合

海外旅行傷害保険は、2025年10月16日(木)以降出発の旅行より適用条件が変更されています。また公式には「提携カードに付帯する保険の付帯条件や補償内容は、本案内ページと異なる場合がございます」という注記もあります。Amazon Mastercardは提携カードにあたるため、上の表はあくまで「三井住友カード 一般」基準の数字です。公式も「詳細につきましてはVJ保険デスクまでご連絡ください」と案内しているので、渡航前に問い合わせておくことをおすすめします。

治療費用が傷害・疾病それぞれ50万円という水準は、海外の医療費に対して厚いとは言えません。保険目的でカードを選ぶなら年会費無料で海外旅行保険が付くカードから探したほうが早いです。ショッピング補償は年間200万円までのお買物安心保険が付きます(一部、対象とならない商品・損害があります)。

コスト面は本会員・家族カード・ETCカードのすべてが無料で、持っているだけで出ていく費用はありません。ただし無料なのは年会費です。リボ払い・分割払いを選べば手数料が別途かかり(公式も「マイ・ペイすリボをご指定いただいた場合、毎月のお支払いはあらかじめご指定いただいた金額にリボ払い手数料を加えた金額です」と記載しています)、海外利用時の事務処理手数料や遅延損害金といったその他の手数料は、料率が申込ページに記載されていません。実際の料率は会員規約で確認してください。

◎ 良いところ

  • 本会員・家族カード(3枚まで)・ETCカードがすべて年会費無料
  • Amazon.co.jpがプライム会員2.0%、プライム会員以外でも1.5%
  • Amazon以外の一般の加盟店でも1.0%が付く
  • セブン‐イレブンでApple PayのMastercardタッチ決済を使うと最大7.0%
  • 発行後、申込時のAmazonアカウントにカード情報が自動登録される

△ 注意したいところ

  • 海外旅行傷害保険は自動付帯ではなくカード利用条件付帯。治療費用も各50万円
  • Amazonポイントは定期おトク便・Amazonギフト券・Amazonフレッシュの支払いに使えない
  • セブン‐イレブンの7%はApple Pay限定。Google Pay・Samsung Walletは1.5%どまり
  • Amazon.co.jpのふるさと納税は2025年10月1日以降、プライム会員でも1%
  • 電子マネーチャージの多くがポイント対象外。国際ブランドもMastercardのみ

向く人、向かない人

向いています 向いていません

他のカードと並べてみる

数値はいずれも各社が公表している基本還元率です。

カード 基本還元率 年会費(税込) ひとこと
Amazon Mastercard 1.0%(Amazon 2.0%/1.5%) 永年無料 Amazonとセブン‐イレブンに寄せた1枚
リクルートカード 1.2% 無料 どこで使っても1.2%。逆転点の基準になる
楽天カード 1.0% 無料 同じ「自社モールで上乗せ」型
三井住友カード(NL) 0.5%〜 無料 同じ三井住友カード発行。対象店舗で伸びる
dカード 1.0% 無料 dポイント経済圏の標準メイン

Amazon Mastercardと楽天カードは構造がよく似ています。どちらが上かではなく、自分のネット通販がどちらに寄っているかで決まるタイプです。両方使うなら1枚にまとめず、2枚目の組み合わせとして持つほうが取りこぼしが減ります。コンビニ全体での比較はコンビニで強いカードの比較にまとめています。

まとめ

年会費が永年無料で、家族カードもETCも無料。維持コストの面で不満は出にくい構成です。判断が割れるのは還元率のほうです。

去年のカード利用額と、そのうちAmazonでいくら使ったかを並べてみてください。Amazonが2割を超えていて、かつプライム会員なら、このカードに寄せる合理性があります。そこに届かないなら、無料だからといって主力にする理由は薄いです。

よくある質問

年会費は本当に無料ですか?家族カードやETCも無料ですか?

本会員の年会費は永年無料です。家族カードも無料で、本会員1名あたり3枚まで申し込めます。ETCカードの年会費も永年無料と公式に明記されています(確認日2026-08-13)。条件は改定されることがあるので、申し込み前に公式ページでご確認ください。

Amazonでの還元率は結局何%ですか?「+2%」は基本1.0%に足されるのですか?

足されません。公式の例示が「Amazon.co.jpで1万円(税込)をご利用いただくと、プライムにご加入の方なら200ポイント、プライムにご加入でない方は150ポイント還元」となっており、合計でプライム会員2.0%、プライム会員以外1.5%です。Amazon.co.jp以外での利用は1.0%です。

セブン‐イレブンで7%にするには何が必要ですか?

Apple PayのMastercardタッチ決済で支払うことが条件です。コンビニ3社共通の1.5%に、セブン‐イレブン限定の5.5%が上乗せされて最大7%になります。Google PayとSamsung Walletはこのタッチ決済に対応しておらず、通常の1.5%です。また5.5%の上乗せ分については、たばこ購入分にポイントが付きません。

貯まったAmazonポイントは何に使えますか?使えないものはありますか?

Amazon.co.jpで1ポイント=1円から使えます。ただしAmazonギフト券、Amazonフレッシュ商品、Amazonコイン、定期おトク便、デジタルコンテンツ商品(Kindle本を除く)の支払いには使えません。さらにKindle本を除き、1-Clickで注文した場合はポイントを使用できません。有効期限はAmazon側の規約で定められているため、Amazon.co.jpの公式案内でご確認ください。

旅行保険は自動付帯ですか?

自動付帯ではありません。公式は「事前に旅費などを当該カードでお支払いいただくことが前提となります」としており、カード利用条件付帯です。日本出国前に公共交通乗用具の利用代金、または募集型企画旅行の旅行代金をこのカードで決済すると、その時点以降の旅行期間が責任期間になります。補償は最高2,000万円で、傷害治療費用・疾病治療費用は各50万円。なお2025年10月16日(木)以降出発の旅行より適用条件が変更されています。

プライム会員でないと損ですか?

損というより、選ぶ理由が弱くなります。プライム会員以外はAmazon.co.jpが1.5%なので、リクルートカード1.2%を上回るにはAmazonが年間カード利用の4割を占める必要があります。プライム会員なら2割で逆転します。なおカードは申込時点のプライム登録状況を自動判定し、プライム会員にはAmazon Prime Mastercardのデザインで届きます。

2025年から2026年にかけて変わった点はありますか?

公式ページで確認できた変更は3つです(確認日2026-08-13)。①2025年10月1日以降、Amazon.co.jpでのふるさと納税の寄付注文はプライム会員資格の有無にかかわらず1%。②2025年10月16日以降出発の旅行より、海外旅行傷害保険の適用条件が変更。③2025年11月1日ご利用分より、一部ポイント対象だった取引が対象外に。いずれも金額の大きい支出に関わります。

最新の年会費や特典条件はAmazon Mastercardの詳細ページで、他のカードとの比較はカード一覧からご確認いただけます。カードの改悪・変更はカード改悪・変更ウォッチで追っています。

出典

この記事の最終確認日は2026-08-13です。個別の出典に確認日が付いているものは、その日に当編集部がそのページを確認しています。付いていないものは、本文中の確認日をご覧ください。

CardLens編集部

クレジットカードのデータと仕組みを解説しています。X: @cardlens_jp