PR本サイトはプロモーションを含みます
ホームカードレビュー › 本記事
カードレビュー

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの評判は?本体は還元率ではなく「36回まで分割手数料無料」

更新日: 2026-08-20データ確認日: 2026-08-20執筆: CardLens編集部

年会費・還元率などの数値は発行会社の公式サイトで確認し、確認日を記載しています。詳しい検証の手順は編集方針(データの集め方と確認ルール)をご覧ください。

本記事はプロモーションを含みます。

このカードを還元率で評価すると0.5%で、話はそこで終わります。それでも取り上げる理由は別のところにあります。ヤマダデンキ店内の対象商品が、最長36回まで分割払い手数料無料になるという一点です。

そして検討している人が本当に決めるべき問いも、そこに集約されます。「ヤマダデンキで、分割払いを使う金額の買い物をするか」。この記事はその一点を軸に組み立てます。エアコンも冷蔵庫も一括で払うつもりなら、このカードから得られるものはかなり小さくなります。

スペック

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード

0.5%基本還元率
初年度無料・年1回以上の利用で翌年も無料(未利用時2,200円)年会費(発行 クレディセゾン・アメリカン・エキスプレス)
FAST LABIで最短即日(ヤマダデンキ店内のみ利用可)発行スピード
公式サイトで詳細を見る出典: ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード(クレディセゾン)公式(2026-08-20確認)

正式名称は「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」、公式の略称は「ヤマダLABI AMCカード」です。発行はクレディセゾン、国際ブランドはアメリカン・エキスプレスの1択です。

項目 内容(2026-08-20時点の公式記載)
年会費(本会員) 初年度無料。2年目以降2,200円(税込)
年会費が無料になる条件 入会月を含む1年間に1回以上のショッピングまたはキャッシング利用
貯まるもの 永久不滅ポイント/ヤマダポイント/ANAマイル
永久不滅ポイントの付与単位 1カ月のクレジットショッピング利用総額1,000円(税込)ごとに1ポイント
ポイント有効期限 なし(永久不滅ポイント)
追加機能 ETCカード、電子マネー・タッチ決済
申込資格 18歳以上で連絡が可能、かつ同社の提携金融機関に決済口座を持つ人。専業主婦・学生も申込可
発行 FAST LABI(即時クレジット利用サービス)で最短即日。カードレス利用はヤマダデンキ店内のみ、後日カードを郵送

家族カードについては、公式の基本情報に記載がありません。必要な人は申し込み前に確認してください。

※正確な条件は必ずクレディセゾン公式ページでご確認ください(確認日2026-08-20)。

主力特典:ヤマダデンキ店内の分割払い手数料無料(最長36回)

公式が「特長5」として掲げているのがこれです。ヤマダデンキ店内の対象商品を3〜36回の分割払いにした場合、分割払い手数料が無料になります。1回払い・2回払い・ボーナス一括払いの手数料も無料です。

価値を測るには、無料にならなかった場合にいくら取られるかを見るのが早い。クレディセゾンはこのカード専用の返済シミュレーションを公開していて、そこに手数料率が載っています。

支払回数 100円あたりの分割払い手数料 実質年率
3回 1.71円 10.3%
6回 3.42円 11.7%
12回 6.84円 12.4%
24回 13.68円 12.7%
36回 20.52円 12.6%

この率を実際の買い物額に当てはめると、無料になる金額はこうなります。

買い物の金額 支払回数 対象外なら発生する手数料 対象商品なら
10万円 10回 5,700円 0円
15万円 12回 10,260円 0円
20万円 24回 27,360円 0円
30万円 36回 61,560円 0円
50万円 36回 102,600円 0円

10万円を10回払いにしたときの5,700円は、公式ページが載せている支払い例と同じ数字です。

ここで還元率と比べてみます。20万円の買い物で、還元率0.5%と1.0%の差は1,000円です。同じ20万円を24回払いにしたときの手数料無料は27,360円。桁が2つ違います。ヤマダデンキで分割払いを使うなら、還元率の話は誤差になるというのが、このカードの構造です。

ただし条件は狭い

無料になるのはヤマダデンキ店内の対象商品だけです。公式が明記している制約を並べます。

「ヤマダのネット通販でも同じように無金利になる」という読み方はできません。店舗に行って、対象商品かどうかをその場で確認するのが前提の特典です。FAST LABI(即時クレジット利用サービス)で決済した場合も対象になる、と公式の返済シミュレーションの注意事項に明記されています。

なお公式は、FAST LABIでの入会当日に限り、ヤマダデンキ店内の全商品が分割手数料無料になるキャンペーン(新規会員向け、期間2026年5月16日〜2027年3月31日)を告知しています。対象商品かどうかを問わないのは入会当日だけなので、大きな買い物を予定しているなら申込日と購入日を合わせる意味があります(確認日2026-08-20)。キャンペーンは変更・終了の可能性があるため、実行前に公式で最新の条件を確認してください。

年会費2,200円の損益分岐

年会費は初年度無料、2年目以降2,200円(税込)。ただし入会月を含む1年間に1回以上ショッピングまたはキャッシングを利用すれば無料です。

つまり、このカードで年会費を払う状況は1つしかありません。1年間まったく使わなかったときです。

年間の利用状況 年会費 実質コスト
1年間に1回でも利用 0円 ポイント分だけプラス
1年間まったく利用なし 2,200円 −2,200円

仮に年会費2,200円を還元率0.5%で取り返そうとすると、年44万円の利用が必要になります。これはこのカードの使い方としては非現実的です。年1回、数百円でも通すほうが手堅く、そのために持っておくカードだと割り切るほうが現実的です。

逆に言えば、財布に入れたまま1年放置すると2,200円が自動的に出ていきます。作ったら年1回の利用をカレンダーに入れておくのが実務的な対処です。年会費無料カードに未利用手数料をかける動きは他社にも広がっていて、CardLensでは2026年の改悪まとめで追っています。

よくある誤解を3つ訂正します

誤解1:「0.5%」はどの使い方でも0.5%ではない

公式は還元率0.5%と書いていますが、同じページに注記があります。「永久不滅ポイント0.5%の還元率は、永久不滅ポイント200ポイントをヤマダポイント1,000ポイント以上に交換した場合」。つまり0.5%はヤマダポイントに交換したときの数字です。

使い道 200ポイントの価値 200ポイント貯めるのに必要な利用額 実質還元率
ヤマダポイントに交換 1,000ポイント以上 20万円 0.5%
請求金額に充当 900円 20万円 0.45%
STOREE SAISONのアイテム 1ポイント最大5円相当 20万円 交換商品により1ポイント5円未満になる場合あり

請求充当は公式が「200ポイント(=900円分)単位」と明記しています。ヤマダで使わないなら0.45%まで下がる、と理解しておくのが正確です。

もう1つ、付与は1カ月の利用総額に対して1,000円ごとです。1回の買い物が1,000円未満でも月内で合算されるので、少額決済のたびに端数が消えるタイプではありません。ここは永久不滅ポイントの素直な長所です。ただし交換は200ポイント単位なので、年10万円の利用だと100ポイントで、その年には交換できません。有効期限がないので翌年に持ち越せる、という設計です。ポイントの基礎は還元率の記事にまとめています。

誤解2:ショッピングでANAマイルは貯まらない

名前に「ANAマイレージクラブカード」と入っていますが、公式が特長として書いているのは「フライトでANAマイルが貯まります」という一文です。ショッピングで直接貯まるのは永久不滅ポイントで、ANAマイルではありません。

このカードのANA機能は、マイルを稼ぐ道具ではなくANAマイレージクラブの会員証を1枚にまとめるものだと考えてください。買い物でマイルを貯めたい人は、ANA JCB一般カードANAカード一般カードのように、ショッピング利用がマイルに直結するカードのほうが目的に合います。

誤解3:既存のANAマイレージクラブ番号がそのまま使えるわけではない

見落としやすい注記です。公式にはこう書かれています。「本カードのお申し込みに伴い、ANAマイレージクラブお客様番号は新番号が発番されます」。すでにANAマイレージクラブ会員の人は、申込時に既存のお客様番号を記入した場合にマイルが自動合算されます。

つまり、申込書の記入を飛ばすと番号が二重になりかねません。すでにAMC会員なら、申し込み画面で必ずお客様番号を入れる。ここは作業として押さえておくところです。

付帯保険とその他の費用

公式の「特典と付帯サービス」欄に、旅行傷害保険の記載はありません。掲載されているのはカード不正利用補償(オンライン・プロテクション)で、これは心当たりのないインターネット上での不正利用による損害を補償するものです。旅行保険とは別物です。

保険が必要なら、公式が案内しているSuper Value Plus(月額300円からの任意加入サービス。カードによって申し込めないプランあり)を検討するか、旅行保険が付くカードを別に持つ形になります。海外に行くならこのカード1枚では足りません。無料で保険が付くカードは年会費無料で海外旅行保険が付くカードで比較しています。

費用項目 金額(2026-08-20時点)
ETCカード年会費 無料
ETCカード発送 申込後最短3日後に発送。セゾンカウンターでの即日発行は2026年8月31日でサービス終了
ETCカード再発行手数料 1,000円(税別)
支払い遅延時の回収事務手数料 420円(税込)。2026年8月4日請求分から

ETCカードの作り方全般はETCカードの作り方にまとめています。

2026年の重要な変更(先に確認してください)

このカードはクレディセゾン発行の個人カードなので、セゾン全体の変更がそのまま効きます。カード紹介ページには載っていない話なので、ここで押さえておいてください。

1. 支払い遅延時の「回収事務手数料420円」が新設されました。2026年8月4日請求分から、クレディセゾン発行の個人カード全種が対象です。うっかりの残高不足でも発生し、遅延損害金とは別に請求されます。実際に請求されるのは滞納した月の翌々月です。詳しくはセゾンカード、支払い遅延時に「回収事務手数料420円」を新設にまとめました。

2. カード利用でnanacoポイントが貯まるサービスが終了しました。ポイント付与の対象は2026年8月10日売上計上分まで、最終付与は2026年8月末です。nanaco経由で貯めていた人は貯め方の見直しが必要になります。詳しくはセゾン・UCカードで「nanacoポイント」が貯まるサービスが終了を参照してください。

支払日は毎月4日(土日祝は翌営業日)です。前日までに残高を用意するのが、420円を避けるための基本の対策になります。

分割以外に付いてくるもの

公式が挙げている特典のうち、実際に使う頻度が高そうなものを拾います。

映画を観る習慣があるなら、通常料金との差額のぶんだけ効いてきます(通常料金は劇場・時間帯・時期で変わるため、差額はその都度確認してください)。ここは地味に効く部分です。

◎ 良いところ

  • ヤマダデンキ店内の対象商品が最長36回まで分割払い手数料無料(20万円を24回にすると27,360円ぶん)
  • 年1回以上の利用で年会費無料。初年度も無料
  • 永久不滅ポイントは有効期限なし。200ポイント貯まるまで何年かかっても消えない
  • FAST LABIでカード到着前からヤマダデンキで使える
  • 毎週木曜日にTOHOシネマズが1,200円になるセゾンの木曜日が使える
  • ETCカードは年会費無料で追加できる

△ 注意したいところ

  • 基本還元率0.5%。請求充当に使うと0.45%まで下がる
  • ショッピングでANAマイルは貯まらない。マイルはフライト分のみ
  • 分割手数料無料はヤマダデンキ店内の対象商品限定。店舗外では分割払い自体が使えない
  • 公式の特典欄に旅行傷害保険の記載がなく、海外旅行では別のカードが必要
  • 1年間まったく使わないと2,200円がかかる
  • 国際ブランドがアメリカン・エキスプレスのみで、使えない加盟店がある

向く人・向かない人

向いています 向いていません

他のカードと並べてみる

数値はいずれも各社が公表している基本還元率です。

カード 基本還元率 年会費(税込) 立ち位置
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード 0.5% 条件付き無料(未利用時2,200円) ヤマダデンキの分割無金利が本体
エディオンカード 1%(エディオン店舗は最大5%) 1,078円 長期保証込みの家電量販店カード
ゴールドポイントカード・プラス 1%(ヨドバシ最大13%) 永年無料 ヨドバシ派の定番
楽天カード 1.0% 無料 日常決済のメイン向き
リクルートカード 1.2% 無料 基本還元率トップクラス
ANA JCB一般カード 0.5%(2マイルコースで実質1.0%) 初年度無料・翌年以降2,200円 買い物でマイルを貯めるならこちら

並べると立ち位置がはっきりします。還元率で選ぶ土俵に、このカードは乗っていません。乗っているのは「ヤマダデンキで大きな買い物を分割で払う」という土俵です。メインカードは別に持ち、これは家電を買うときの2枚目として構える形が合理的です。組み方は2枚目の組み合わせも参考になります。

なお、同じセゾンでポイントの仕組みだけを使いたいならセゾンカードインターナショナルという選択肢もあります。

まとめ

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードは、ヤマダデンキ店内の対象商品を最長36回まで分割手数料無料で買うためのカードです。還元率0.5%も、ANAマイレージクラブ一体型も、その周りに付いている要素にすぎません。

判断は次の順番でつきます。ヤマダデンキで10万円以上の買い物を分割で払う予定があるか。あるならほぼ即決でいいだけの金額差(10万円10回で5,700円、20万円24回で27,360円)が出ます。ないなら、年1回使って年会費を無料に保つ価値があるかを考える。それも怪しいなら、年2,200円を払い続ける理由はありません。

還元率でカードを選ぶ人にとっては候補に入らない一枚です。それでも、家電という金額の大きい買い物に、手数料ゼロで分割を通せるという価値は、0.5%の差では埋まりません。

よくある質問

年会費は本当に無料になりますか?

初年度は無料です。2年目以降は2,200円(税込)ですが、入会月を含む1年間に1回以上、ショッピングまたはキャッシングの利用があれば無料になります(確認日2026-08-20)。金額の下限は公式に記載がないため、少額でも「利用がある」状態を年1回作っておくのが安全です。まったく利用がなかった年だけ2,200円がかかります。最新の条件は公式ページでご確認ください。

分割払い手数料無料は、どの商品でも対象ですか?

いいえ。対象はヤマダデンキ店内の対象商品のみで、公式は「対象商品は店舗係員へお問い合わせください」としており、品目リストを公開していません。対象外の商品を分割払いにすると通常の手数料がかかります(100円あたり10回で5.70円、36回で20.52円)。またヤマダデンキ店舗以外では分割払いそのものが利用できません。購入前に必ずレジで確認してください(確認日2026-08-20)。

ショッピングでANAマイルは貯まりますか?

貯まりません。公式が記載しているのは「フライトでANAマイルが貯まります」で、買い物で貯まるのは永久不滅ポイントです。このカードのANA機能は、ANAマイレージクラブの会員証をクレジットカードと一体化するものと考えてください。買い物でマイルを貯めたい場合はANA JCB一般カードのようなカードのほうが目的に合います。

すでにANAマイレージクラブ会員ですが、番号はどうなりますか?

公式によると、本カードの申し込みに伴いANAマイレージクラブお客様番号は新番号が発番されます。すでに会員の人は、申し込み時に既存のお客様番号を記入した場合にマイルが自動合算されます。記入を忘れると番号が分かれてしまう可能性があるため、申込画面での入力を必ず確認してください(確認日2026-08-20)。

還元率0.5%は、どう使っても0.5%ですか?

いいえ。公式の注記では、0.5%は永久不滅ポイント200ポイントをヤマダポイント1,000ポイント以上に交換した場合の数字です。請求金額への充当は200ポイント=900円分なので0.45%相当になります。交換アイテムによっては1ポイントの価値が5円未満になる場合があるとも明記されています。ヤマダで使う前提かどうかで、実質の還元率は変わります。

旅行傷害保険は付いていますか?

公式ページの「特典と付帯サービス」欄に旅行傷害保険の記載はありません(確認日2026-08-20)。掲載されているのはカード不正利用補償(オンライン・プロテクション)で、インターネット上の不正利用による損害を補償するものです。旅行の保険が必要な場合は、公式が案内している任意加入のSuper Value Plus(月額300円から)か、保険が付く別のカードを検討してください。

カードが届く前に使えますか?

FAST LABI(即時クレジット利用サービス)を使えば、カードの到着前からヤマダデンキで買い物ができます。申し込みと利用にはアプリ「ヤマダデジタル会員」のダウンロードが必要で、カードレスで使えるのはヤマダデンキのみです。クレジットカード本体は後日郵送で届きます。FAST LABIで決済した分も、分割払い手数料無料の対象になります。

ETCカードは無料ですか?

セゾンのETCカードは年会費無料で追加できます。ウェブやアプリから申し込み後、最短3日後に発送されます。対象のセゾンカウンターでの即日発行もありましたが、公式によるとセゾンカウンターは2026年8月31日でサービス終了です。ただし紛失・破損による再発行には1,000円(税別)の手数料がかかります(一部対象外カードあり。確認日2026-08-20)。

最新の年会費や特典条件はヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの詳細ページで、他のカードとの比較はカード一覧から確認できます。カードの改悪・変更はカード改悪・変更ウォッチで追っています。

出典

この記事の最終確認日は2026-08-20です。個別の出典に確認日が付いているものは、その日に当編集部がそのページを確認しています。付いていないものは、本文中の確認日をご覧ください。

CardLens編集部

クレジットカードのデータと仕組みを解説しています。X: @cardlens_jp