三菱UFJニコスが2026年9月14日に出した告知です。見出しと本文を引用します。
公共料金などのお支払いにおける「ポイントプログラム(グローバルポイント・わいわいプレゼントなど)」の基本ポイント付与率引き下げに関するお知らせ
このたび、三菱UFJニコスが発行するクレジットカード(対象カードは こちら (360KB))につきまして、公共料金などのお支払い(対象のご利用先は こちら (152KB))におけるポイントプログラム(グローバルポイント・わいわいプレゼントなど)の基本ポイント付与率を引き下げいたします。
固定費をカードに寄せている人にとっては、付与が5分の1になる改定です。
対象になる支払い
告知が挙げている「対象のご利用先」はこの3区分です。
公共料金(電気・ガス・水道)
税金
保険料・通信費
通信費が入っている点に注意してください。携帯やインターネットの料金をこのカードで払っている人も対象です。個別の事業者名はPDF(152KB)にまとめられていますが、このPDFは閲覧制限がかかっており本文を引用できませんでした。自分の支払先が入っているかは、告知ページからPDFを開いて確認してください。告知には次の注記もあります。
なお、対象のご利用先は、予告なく変更する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
新旧とタイミング。カードのロゴマークで2つに分かれる
告知の表はロゴマークごとに行がまとまっており、ロゴマークによって改定時期が違います。結合セルを展開すると、こうなります。
NICOSカードのマーク(※JAカードは除く) — 2026年12月28日(月)ご請求分から
| 対象のポイントプログラム | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| わいわいプレゼント | ご利用金額合計1,000円ごとに1ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに1ポイント |
| ゴールドポイントプログラム | ご利用金額合計1,000円ごとに1.2ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに1.2ポイント |
| VIASOポイントプログラム | ご利用金額合計1,000円ごとに5ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに5ポイント |
MDCマーク(旧MUFGカード/旧DCカード) — 2027年1月12日(火)ご請求分から
| 対象のポイントプログラム | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| グローバルポイント | ご利用金額合計1,000円ごとに1ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに1ポイント |
| グローバルポイント(コーポレート) | ご利用金額合計1,000円ごとに1ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに1ポイント |
| VIASOポイントプログラム | ご利用金額合計1,000円ごとに5ポイント | ご利用金額合計5,000円ごとに5ポイント |
| 三菱UFJカードスマートポイントプログラム | ご利用金額合計1,000円ごとに4ポイント | ご利用金額合計4,000円ごとに4ポイント |
先に来るのはNICOSマークのほうです。2026年12月28日ご請求分からなので、この記事の公開時点で3か月弱しかありません。
そして三菱UFJカードスマートポイントプログラムだけは「4,000円ごと」で、5,000円ではありません。ここだけ引き下げ幅が5分の1ではなく4分の1です。この行には「※JAカードは除く」という注記は掛かっていません(その注記はNICOSカードのロゴマーク欄に付いています)。
三菱UFJカード(年会費無料)で見ると、0.5%相当→0.1%相当
当サイトが掲載している三菱UFJカードはグローバルポイントで、MDCマーク側です。したがって2027年1月12日ご請求分からになります。
グローバルポイントは1ポイント=5円相当として使える出口があります(グローバルポイント Walletへのチャージ。確認日2026年9月2日)。この5円換算で計算すると、
| 1,000円あたり | 還元率相当 | |
|---|---|---|
| 改定前 | 1ポイント = 5円相当 | 0.5% |
| 改定後 | 0.2ポイント = 1円相当 | 0.1% |
毎月の公共料金・通信費・保険料を合計3万円このカードで払っている人なら、年間で1,800円相当から360円相当へという計算になります。
ただし1ポイントの価値は交換先で変わります。キャッシュバックに交換すると1ポイント=4円になるため、その出口なら0.4%→0.08%相当です。上の表は5円換算の数字で、公式が「還元率」として示している数値ではありません。
告知が触れていないこと
- 対象カードの一覧がPDFの中だけにあります。告知本文は「三菱UFJニコスが発行するクレジットカード」としか書いておらず、券種名は本文に出てきません。PDF(360KB)も閲覧制限があり、本文を引用できませんでした。
- 提携カードがどう扱われるかが本文から読めません。三菱UFJニコスは他社ブランドの提携カードを多数発行しています。自分のカードがこの会社の発行かどうかは、カード裏面や会員規約の発行会社名で確認することになります。
- 「公共料金など」の「など」の範囲が本文にありません。3区分の例示とPDFだけで、区分の定義は示されていません。
- 基本ポイント以外の優遇が維持されるかどうかに触れていません。告知は「基本ポイント付与率」の引き下げとだけ書いています。
- 改定にあわせてポイントプログラムの利用規約・規程も改定されます(告知の2番目の項目)。
同じ時期に動く他社と並べる
公共料金・税金のカード払いは、2024年から引き下げが続いている領域です。今回の三菱UFJニコスは当サイトが追っている中でいちばん下げ幅が大きい部類に入ります。
| 会社 | 公共料金・税金の扱い | 時期 |
|---|---|---|
| 三菱UFJニコス | 1,000円1pt→5,000円1pt(スマートポイントは4,000円1pt) | NICOS 2026年12月28日請求分/MDC 2027年1月12日請求分 |
| ENEOSカード P/S | 税金・公金が付与対象外に | 2027年1月〜(詳しく) |
| dカード | 1.0%→0.5%(対象事業者) | 2026年2月1日〜(詳しく) |
| PayPayカード | 基本付与率1.0%→0.5% | 2026年6月2日〜(詳しく) |
| 東急カード | 200円2P→1P(実質半減) | 2026年4月1日〜(詳しく) |
主要12枚を横並びで検証した結果は公共料金・税金のクレジットカード払い比較にまとめています。三菱UFJカードはこの改定で「維持組」から外れました。
どうすればいいか
- まず自分のカードのロゴマークを見てください。NICOSマークなら2026年12月28日ご請求分から、MDCマークなら2027年1月12日ご請求分からです。
- 固定費をこのカードに寄せている人は、その分だけ他のカードに移すのが素直な対応になります。公共料金で率を維持している会社がどこかは上のリンク先で比較しています。
- カードそのものの評価は三菱UFJカードのレビューで整理しています。対象店舗での優遇はこの改定の対象ではないため、優遇店の使い方が主目的なら影響は限定的です。
なお対象のご利用先は予告なく変更される場合があると告知自身が注記しています。当サイトでも公式告知を継続して確認し、変更があればこの記事を更新します。